先山と洲本駅と洲本八狸とフェリー


- GPS
- 07:14
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 850m
- 下り
- 868m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り、深日港に着いたら小雨。気温は高めながら山の中は涼しかったです。標高はないから木陰と風のおかげでしょうか。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船
-神戸三宮駅 -06:37 阪急神戸線 三宮BT(ミント神戸)-洲本IC 07:05-08:08 西日本JRバス・かけはし5号 1960円 帰り) 洲本港-深日港 16:25-17:20 深日洲本ライナー (春〜秋の土日祝運行) 1500円 深日港駅- 17:27- 南海多奈川線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。洲本ICからの登路は、取りつきの藪がやや濃く、落葉が厚く積もった区間は長いですが、道自体はまだしっかりしています。 |
その他周辺情報 | 洲本温泉。関西人なら誰もが知ってるホテルニューアワジ〜♪があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
分県登山ガイド兵庫県の山・先山に行ってきました。国生み神話ではイザナギ、イザナミによって日本で最初に作られたとされることからその名前があります。つまり日本最古の山です。…すると日本で最も新しい山はどこでしょうね。昭和新山とかでしょうか。
単独で狙うには一日の旅程としては物足りない低山なのですが、期間限定のフェリー深日洲本ライナーに乗って大阪湾を横断、大阪府西南端の岬町に帰ってくるのが目的です。公共交通機関を使って大阪湾をぐるり一周することになります。その他にも小目的としていろいろと見て廻りたいものが。
まずは山の方から。洲本ICからの登山道はマイナーらしく途中までは誰とも会いませんでした。境内近くになると急に人が増えます。法事らしい服装のグループもいましたが北側の細道から車で登って来られたのでしょうか。低山ながら境内からの眺望は抜群でした。下内膳へ下山しましたがこちらの登山道の方がメジャーらしくハイカーらしい人と多くすれ違いました。境内と併せて10人あまりと言ったところ。
降路の途中で寄り道して岩戸神社へ。落葉を掃除している方がいらっしゃったので挨拶して通り抜けようとしたところそこが終点で神社でした。磐座と小さな祠程度のがあるだけで拍子抜けした様子に見えたのか、近くにもっと大きな磐座のある岩上神社というのがある、と教えてくださいました。ここから北へ車で30分ほど淡路市とのことで今日は到底立ち寄れないのですが今度淡路島縦断にチャレンジすることがあれば立ち寄りたいと思います。巨岩信仰は国内だけでも各所にあると思われますが、天岩戸伝説と結びつけられると貫禄が増しますね。ちなみに私の出身地島根県には黄泉平坂があります。何それ怖い。
下山後、洲本市街を通って洲本城址のある三熊山へ。途中、洲本八狸 (すもとやだぬき) の石像をいくつか巡りました。その名の通り8体あるらしいのですがネットで調べても略図にしか行き当たらないため正確な位置が余所者には判らず、それならばレコに位置情報を残してやろう、と決めました。これが今日の小目的その1です。案内板の体裁や石像の画風? (フィギュア用語で言ったら原型師でしょうか) や伝承など統一感がないのがかえって自然発生した伝承のリアリティがあってよいです。
さてその洲本城址で珍しい登り石垣というものを見物するのが小目的その2。ただ西登り石垣は遠くからちらっと見えるだけでした。修復中で登山道を迂回させられたのですが、その修復中だったのが東登り石垣だったのでしょうか。こちらも登路では誰にも会いませんでしたが天守閣近くにはそこそこ人がいました。計10人くらい。こちらも近くに駐車場があり車で近くまで上がって来られます。
残りの洲本八狸像を巡ったり足湯に浸かったりしながら、淡路交通旧本社へ。昔は淡路島にも鉄道が走っていて、ここはその一方の末端洲本駅でした。もう一端は福良で、今の島内バス路線の長田線と縦貫線を継ぎ合わせたような経路を走っていたようです。これが小目的その3。
旧カネボウ洲本工場の赤れんが造りの建物を再利用したレストラン御食国の瀬戸内フィッシュバーガーで昼食。オープンテラスもありますが、この場合屋内の方が値打ちがあります。天井が高くて開放感のある造りでした。この前の舞鶴から赤れんがづいてます。そして旧工場群の中央に位置する市民広場にはドラゴンクエスト記念碑が。洲本市は生みの親とされる堀井雄二さんの生地だそうで。狸像の位置をGoogle MAPで調べている時に偶然見つけ、かつてプレイヤーだった私は見ておかねばと思っていました。小目的その4でした。
洲本港から深日洲本ライナーに乗船して友ヶ島水道対岸の大阪府深日港へ。公式サイトで見る限り予約でいっぱいになることはなさそうだったので予約なしで行ったのですが、乗船率は6~7割といったところ。サイクリストの人が多いようでしたが普通に観光目的っぽい家族や夫婦もいました。結構需要がありそうです。明石海峡大橋ができてから淡路島への連絡船はすっかり廃れてしまいましたが、たとえば和泉地域から淡路島に行くのに神戸経由でぐるっと廻っていくのはそれしかないとは言え、地図上に経路をイメージすると馬鹿馬鹿しい気分ですしね。今はまだ「定期航路の復活に向けた取組み」という位置づけで期間も曜日も限定ですが定着してくれるといいな、と思います。
南海でなんばまで出て、そこから地下鉄御堂筋線に乗るとせっかくのGPSが途切れてしまうので、あえて梅田まで歩いて帰りました。雨が結構降り始めていましたが。
今日は先山とそれ以外の目的全部を果たせたので満足でした。山の中は木陰と風で標高がなくとも結構涼しかったのですが、下界はもうダメですね。梅雨入りもまだなのに。暑さと言えば、深日洲本ライナーでは海風で涼めるかと期待していたら、小さい船だったので航行中はデッキに出られずこれは残念でした。冷房はよく効いていたので汗冷えしそうでしたが。将来的に大型客船を投入できるくらい需要が拡大すればいいのですね。淡路島縦断…は挑戦できるかどうか自信がないですが、まだ沼島とふるさと兵庫100山の常隆寺山には来たいと思っているので、今後少しづつでも拡大してくれているといいですね。
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