第46座 いざ燧ヶ岳から尾瀬!尾瀬沼欲張りコース
![情報量の目安: A](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
- GPS
- 07:23
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 1,424m
- 下り
- 1,225m
コースタイム
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 7:54
天候 | くもり早朝小雨。朝から昼に連れて晴時々くもり。 気温は11℃スタート。日中20から24℃。 ドライナミックメッシュとロンT、ジョガーパンツで少し寒いが、日が照ってきて暑くなった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
会津駒ヶ岳と比べると荒れまくりの登山道。人気の山だし尾瀬だしで、ほったらかしというより人が通り過ぎて状況が悪いのかも。 燧ヶ岳登り下りは歩きにくい急登。ほぼ崖なところもあり熊沢田代からの雪渓登りがとても怖い。ツボ足で登れるけど落ちたら重症間違いなしの距離(数百メートルあると思う。雪渓だけで2合くらい進んだ気が)なので、チェーンスパイクがおすすめ。すれ違うときとかほんと危ないし、一部雪で倒れてきた枝が道を塞いでる。 尾瀬は平坦で広々だが、陽がさすと地獄のような暑さ。日陰は涼しいが、ベンチはどこも直射日光ばかり。 尾瀬沼へは登りで三キロくらいあり、尾瀬沼山荘側は起伏がそれなりにあり、枝葉が道を邪魔するので歩きにくい。ただし燧ヶ岳と尾瀬沼の写真を撮るならこちらを歩くしかない。 尾瀬沼からバス停までも2キロくらい緩やかな坂でみなさんゼーゼーしている。帰り道がこれだとなかなか辛い。 |
その他周辺情報 | 御池の売店には登山グッズも並んでいる。土日限定でカレーメニューも売っていた(11:00-15:00)。 帰りは道の駅たじまでキノコそばと焼鳥を食べた。 |
写真
感想
深田久弥氏の『日本百名山』では、登山口付近の檜枝岐は山奥深い僻地として紹介されている。道はとてもきれいで広いので、集落を抜けるとき以外は快適に運転できる。しかし、やはり山の奥の奥にあるここは特殊な文化があるようだ。
どうせここまで来たのだからと、前日早く寝て日の出前に燧ヶ岳を登った。誰もいない登山道を少し飛ばして歩く。
雨がすこし降ったが天気はもってくれた。見渡すと山奥深い風景に囲まれていた。
尾瀬側にすこし下ると陽が出てきてくれた。途端に空気が暑苦しく蒸し蒸ししてきたが、この季節は風が吹くととても涼しい。
急いで稼いだ時間を使って尾瀬を歩く。それにしても広い。
残念ながら水芭蕉のシーズンは終わっており、わずかに花をつけたままのものもあった。チンゲン菜のような葉は白菜より大きく育つものもあるようだ。水芭蕉ってもっとしっとりした花だと思っていたが、ここまで大きいとなんか怖い。
要所に山小屋とベンチがあるので休憩場所には事欠かない。たくさんの人が休憩しながらそれぞれの時間を過ごしていた。
広々とした空間は霧ヶ峰を歩いたときのようだった。
尾瀬沼には緩やかな登りを数キロ歩き、池の周りは歩きやすいわけでもないので体力を削られる。いくつかの開けた場所で尾瀬沼と燧ヶ岳を眺める。ここは立ち止まるたびに風の音、鳥の鳴き声が鳴り止まない場所だ。ケコケコとカエルの鳴き声も聞こえてきた。
沼山峠までは湿地を数キロ歩き森の緩やかな登りを数キロ歩く。帰りにバスもありがたいが、燧ヶ岳にはトイレがないので、沼山峠から準備運動として歩いて燧ヶ岳を登りきって帰るルートのほうが良い気がしてきた。
尾瀬にはここにしかない風景がある。御池のレストランには尾瀬のできた経緯が展示されていたが、長年かけてできた風景だからとても味わい深い。
しかし、数万年、数千年の時を超えてできた風景の一部を「今」見ているでしかない。
自然というものは「守る」ものではなくて、邪魔をせず「見守る」ほうが「自然」なのではないかとふと考えた。
笑わせてもらいました(笑)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する