甲斐駒ヶ岳
- GPS
- 07:07
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,191m
- 下り
- 1,141m
コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 7:03
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
父の遺した山行記録によると、
1979年10月 42才
1988年8月 51 才 息子と!
1991年8月 54才
1994年7月 57才
4回も来ている甲斐駒ヶ岳。51才の時は、中学生だった私と一緒に登頂している。今でも当時のことは覚えていて、直登コースを頑張って登った後、あの白い砂浜のような山頂が印象的だった。当時の写真を見返してみると、中学生の時に履いていたニューバランスのスニーカーで、よくあの直登コースを登ったなぁと笑える。あれから37年も経過、そして今回のチャレンジになる。
前日の仙丈ヶ岳後、そのまま長衛小屋のテント場で寝て、朝の4:30前の少し暗いうちからスタート。中学生の時とは逆回りで、仙水峠へ向けて歩き始める。
薄暗い中、仙水峠まで行ったところで朝日を浴びる。中学生の時は、小雨の中にレインコートを着て、ずっと終わらない坂を下がったところにあった仙水峠。そこで、人生初のオコジョを見た。今日は、朝日の中をゴロゴロの岩を渡り歩き到着。なんとなくこの岩の雰囲気は覚えている。
そこから急登の連続。途中、休みながら北岳や鳳凰三山を見て登る。昨日登った仙丈ヶ岳が大きく見えるころに、駒津峰に到着。そこから、ゴツゴツした稜線を歩き、六万石の岐路へ。今回も中学生の時に登った、直登コースを選択。
全身で力を使い、注意しながら登る。それにしても、父はよくここを普通のスニーカーで登らせたなと思う。おそらく、ズルズルと滑りながら登ったに違いない。
だんだんと白い砂が増えて来て、白い照り返しで眩しくなって来た頃に山頂に到着。37年ぶりの登頂。アルバムにあった2人で並んで写っていた神社を久々にお参り。
山頂からの景色は素晴らしく、北岳から富士山、八ヶ岳や北アルプスも見えた。少し雲が発生し始めていたので、白い砂の道を通って早々に摩利支天へ。夢中でvlogの撮影を楽しんでいたが、バスの時間もあるので下り始める。
駒津峰から、双児山へ向けて進む。ここの登り返しが辛い。山頂で最後の甲斐駒ヶ岳の姿を見ようと振り返ってみると、もう摩利支天は雲に覆われていた。
ここからなかなか終わらない森の中の下り坂。コースは違えど、37年前の長かった仙水峠への下りを思い出す。スピードを上げても、次から次に道が出て来ての長い道のりだった。
そして、無事に北沢峠に戻り、すぐにテントを撤収してバスに乗り込む。
久々のアルプス、37年ぶりの登頂と、感慨深い山行だった。甲斐駒ヶ岳は、やはり達成感がある山だった。
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