針ノ木岳〜爺ヶ岳縦走(小屋泊1泊2日)
- GPS
- 14:28
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,461m
- 下り
- 2,600m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 9:30
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 5:56
天候 | 1日目(8/9):快晴 2日目(8/10):晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
迷う箇所はなし |
写真
装備
備考 | 雪渓で軽アイゼン使用、ヘルメットは持参したが非使用 |
---|
感想
台風の影響でぶっちゃけ予報がよくわからないので短めのルートにしてみた。
当初計画では針ノ木小屋に泊まって2日目に稜線ルートを歩く予定だったが、
・針ノ木小屋に着いたのが9時半とまだ早かった
・素晴らしく快晴(最重要)
・翌日の予報が怪しい
・本命の稜線ルートは絶対晴れてるときに歩きたい
ということで初日に新越山荘まで歩くことに。
○1日目
日の出前は空気が湿った感じの曇りで、これ計画断念して帰宅しようかとか
考えつつ大町のコンビニでスマホで天気予報をチェックしていたものの、
5時ごろ明るくなってくると雲間からすっきりとした夏の青空が覗き俄然やる気に。
扇沢〜大沢小屋〜雪渓までは緑が美しいルート。
1時間半ほどで雪渓の下に出る。
雪渓は雪が締まっていて軽アイゼン(6本歯)がよく刺さり歩きやすい。
涼しい風が吹き下ろしてくるのでこの区間は汗もかかずに歩けた。
登りはどうということもないが、急なところもあるので下りだと少し怖いかも。
雪渓歩きは1時間弱ほど。
雪渓より上は、涸れた沢筋を抜けてザレの急斜面をつづら折りで登る。
山と高原地図だと水場マークがあるがこれは沢の水のことかな?
わかりやすく水場表示されているようなところはなかった。
針ノ木小屋に着くと南〜西の視界が開けて北アルプス南部の名峰が一望できた。
槍・奥穂・前穂が対称に整った形に見えて特に美しい。
当初予定では蓮華岳ピストンして針ノ木小屋に泊まる予定だったが、
こうまで晴れると今日のうちに縦走するしか?でも小屋予約してるし
明日晴れるなら蓮華岳行けないのがもったいないし。。。
などと迷ったが結局この日中に縦走することに。
小屋の人に天気予報聞いての「データ放送では明日雨になってる」
との言が決め手だった。
ただし「データ放送のはあまり当たらないけど(笑)」とも(^^;
針ノ木岳山頂は360度展望。快晴の下、大パノラマを堪能できた。
特に黒部湖を前景に置く立山連峰が圧巻。
黒部湖の観光船も見える。湖畔ルート歩いたなぁ。
あと黒部湖と高瀬ダム湖を同時に見えるところは初めてかも。
裏銀座まだ行ってないし。
小スバリは岩稜ルートでストック片付けた方が良さげ。
スバリ岳下りはガレザレ混合の急坂でとても歩きにくいが長くはない。
振り返るとスバリ岳が城塞のような偉容で聳え立ちとても印象的。
針ノ木〜スバリ岳〜赤沢岳〜鳴沢岳はずっと森林限界上で、
劔・立山の絶好の展望ルート。
当然日光を遮るものはなく午後の強烈な日差しに焼かれ続ける。
時折、谷から吹き上げる涼しい風に癒やされる。
平坦な箇所はあんまり記憶にない。が、この絶景を楽しめるなら異存はない。
ところどころ片側切れ落ちたヤセ尾根もある。北アルプスだな〜。
鳴沢岳直下の下りは岩場が続くのでまたストック片付ける方が良さげ。
docomoの電波は、針ノ木、スバリ岳は快適に入った。
針ノ木小屋は入らない。新越山荘は外なら入る。
新越山荘は、大きくはないが綺麗な小屋。
30人ほど泊まっていたが布団一人一枚で快適だった。
○2日目
朝から快晴。やはりデータ放送の天気予報は当たらないのか?
岩小屋沢岳までの登りはゆるやか。少し登るとすぐに視界が開ける。
朝の静寂の中、日が当たりゆっくりと姿を表しつつある剱・立山は
荘厳とも言える存在感を誇っていたが、写真ではそれを表現できなかった。。。
登っている途中に見えるのは2623mピークで、岩小屋沢岳山頂は少し奥になる。
岩小屋沢岳〜種池山荘はほぼ下り。
斜面はゆるやかで、ガレも少なく前日のような緊張する箇所もなく悠々歩ける。
種池山荘近くまで降りてくるとお花畑がある。
種池山荘〜爺ヶ岳も快適な稜線歩き。
爺ヶ岳は3回目だけど今回も素晴らしい展望に恵まれた。
ただし1日目よりは雲が出ていて、槍穂高も霞んでかろうじて見える程度。
2日目は10時頃にはもう雲が上がってきていたので、本命の縦走ルートを1日目にしてやはり正解だったと思いました。
針ノ木岳〜岩小屋沢岳は、北アルプスらしいガレ場・ヤセ尾根・絶景続く稜線ルートで素晴らしいです。歩いていたときは登り下りが結構連続していた印象なんだけど、自分で撮った写真みると登り下りは記憶ほどでもないような。。。暑さのせいでしんどかっただけ??
好天の下、大好物の稜線ルートを2日間十分堪能できて良かったです。
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