シダクラ沢~遭難事故
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- GPS
- 04:41
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 836m
- 下り
- 839m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
こないだのメンツで軍刀利沢でも行こうと計画してたものの雨だよ?寒いっしよ?増水ヤバそうじゃない?とことごとく皆から振られ
あーやっぱ集団行動面倒だなと思いながらも確かに連日の雨で色々危険はあるなと思い一人で通い慣れたシダクラ沢へ
駐車場着いてけっこう雨が強い...
ちょっと悩んだけど行くことに
遡行は水量は多いけど問題なし
ただ尾根に出るまでは何処も泥濘んでいて何度も滑落しそうになりかける
無事に尾根に出て遡行終了
サス沢山を通り過ぎて階段のところで女性がうつ伏せで倒れている...ピクリとも動かない...
声をかけるとやや反応があるものの意識障害で言ってることがわからずこれはヤバいと110番
低体温症で危険な状態だったため自分の服とか雨具も全て女性に掛けてレスキューを待つ
低体温症からか転倒したときに頭を打ってるからか意識が回復せず下手に動かすことが出来ないのでとにかく励ます
嘔吐してるようなので気道確保しつつ女性をさらに励ます
しばらくすると警官隊が声をあげて上がってきたのでこちらも大声で場所を知らせる
毛布やレジャーシートで更に女性を保温しつつ警官の一人と必死に女性の名前を呼んで何度も呼吸が止まりそうなので何度も大声で女性を励ます
ようやく消防のレスキューが到着してバトンタッチ
あとで警官にレスキューをやられてる?と言われたので
昔やっていた事があると伝えると
あーやっぱりですか素人の動きでは無かったので笑
本当にありがとうございましたと言われる
今年亡くなってしまった元警視庁の山岳救助隊副隊長である金氏について尋ねると昔何度か同じ配置で可愛がって貰いましたと...侮るな東京の山を読んでお会いしたかったと話が出来て良かったです
消防の方からもあなたのファーストエイドがあったから女性を繋げることが出来ましたと感謝される
何より女性のバックに観光雑誌が入っていてただ楽しみに来ただけなのになと思いながら色々な感情がこみ上がる...
女性は防災ヘリで運ばれたようでとにかく無事であって欲しい
今日は早くに出発したのと雨でも遡行したから要救を早い段階で見つけることが出来ました
何気ない選択がこうつながると思うと一つ一つの選択って本当に大切だなと思い一応記憶としてここにとどめます
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