どろんこ祭りの中央アルプススカイラインジャパン(SKYLINE 38k)
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- GPS
- 06:39
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 2,584m
- 下り
- 2,601m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 6:39
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆動画(一番大変だった宮田高原からの下りのみup) https://youtu.be/2wTmRiJLH08 ※編集等してない垂れ流し動画なのでご了承ください。 ◆スタート〜簫ノ笛山 ・山道に入ってから比較的すぐの地点でどう頑張っても靴が水没する渡渉地点あり。 ・簫ノ笛山までの登りは、かなり直登気味でロープ頼りになったり、手をついて登るぐらいの斜度の所もあり。 ・雨の影響で一部スリッピーで登りづらい箇所もあったけど、コース全体で見れば優しい部類だった。 ◆簫ノ笛山〜池山林道終点(第一エイド) ・多少スリッピーな所もあったけど、急な下りはほぼなく、濡れてもまだ走れる範囲の路面状況。(たまに転んでる人はいたけど・・・) ◆池山林道終点〜森と水のアウトドア広場(第二エイド) ・小石がゴロゴロしてるので、捻挫には注意が必要だけど、林道は気持ちよく走れる箇所 ・若干登りもあるけど、微々たるもの。 ◆森と水のアウトドア広場〜宮田高原トレイル入口 ・基本下り基調のロード。車の通りはほぼなかった。 ◆宮田高原トレイル入口〜宮田高原(第三エイド) ・基本つづら折りで登らせてくれるので道の急さは簫ノ笛山への登りに比べたら天国のような斜度。ただし、距離が長く感じた。 ・路面状況は最初こそ全く雨の影響を感じないぐらいの良い道だったけど、宮田高原に近付くほど悪化していき、後半はずっとビシャビシャ泥水を飛ばしながら走るレベルだった。 ◆宮田高原〜駒ヶ根ファームス(ゴール) ・宮田高原からほんのちょっぴり登ってから、本格的に下り始める。 ・この下りが自分の山人生で一番のどろんこスリッピー祭りだった。粘土質の土で滑るのは勿論のこと、足をとられたり、靴に泥が付着して靴が重くなったりと大変だった。 ・あまりのスリッピー具合に、本線を素直に降りれず脇を歩く箇所もあったし、周りの木や草を頼りに降りたり、お尻をついて滑り落ちたりと、とにかく普通に歩くことすら苦労する道が多かった。 ・宮田高原からの下りのトレイルを抜けてからは、クロスカントリーのコースのような感じのトレイルとロードで特別危険な箇所はなし。 |
その他周辺情報 | ・こまくさの湯(https://maps.app.goo.gl/o45hJzf812nqXYpS6) ・ガロ(https://maps.app.goo.gl/v8i3JXGnt33Q3hZJ6) |
写真
美味しかったし、非常にボリューミーで良き!
感想
中央アルプススカイラインジャパン(38k)に参加。
「雨が降ったらとんでもないことになるから覚悟しといた方がいい」とレースを知る知り合い全員に脅しをかけられていたので、覚悟を持って臨んだが、正直覚悟が足りなかった〜・・・。
予想のはるか上を行くスリッピーさで、スーパー泥んこ祭り。
もはやヒトという種としての大きな特徴である直立二足歩行では、下るのに困難な場所もあって、「四足歩行」や「ケツで滑る」という奥の手まで使う始末。
そんなハードなレースだったけど、個人的には「また出ても良いかな」って思えるぐらい楽しかった!
◆前日
受付を済ませてから奥武蔵ロングトレイルで一緒だったMさんとUさんと合流。
90kの方にお仲間さん(東京のトレイルチーム、「竜太練」の人達)が何人か出るということでスタートのお見送りまで、ぶらぶら散策やら写真撮影を楽しむ。
途中サロモンのレンタルシューズのブースで二人とも「明日はどろんこ祭りだし、靴借りちゃお〜」なんて言って借りてたけど、マジで正解だったと思う。
(このレースを通して自分の靴はとんでもなく黒くなった笑)
借りた靴だと靴擦れとかマメが怖いからやだなぁなんて思って自分は借りなかったけど、今度また同じような状況になりそうだったら自分も借りてみようかなぁ。
90kのお知り合いさんたちともちょっとお話させてもらったけど、みんないい方達だったから、機会があったら竜太連のイベントにも参加してみたい。
(何人か入賞してたしやっぱり実力も半端ない・・・)
そうこうしてるうちに、あっという間に90kのスタート時刻になって、ロングレースっぽい、ゆるっとした始まりを見送ってこの日は解散。
◆スタート〜簫ノ笛山
スタート会場に入ったのは6時前あたり、まだスタートゲートを作ってる最中で、選手もまばら。
スタートまで1時間切ってるとは思えないぐらいの人の集まり具合。
ゲートが完成したら恒例の撮影会を済ませ、6時10分からのブリーフィング待ち。
ブリーフィングでは、運営側から注意事項のお知らせの後、招待選手の紹介があったけど、運営がコールしてもほとんどの招待選手らはまだ会場に来てなかったようで姿を現さず。
みんな悠長すぎない?笑
(スタート10分前ぐらいでようやくみんな集まってきて、改めて招待選手の紹介があった)
天気は朝は曇りor小雨予報だったのに、蓋を開けてみれば朝からしっかり雨。
みんな雨に打たれるスタートゲートに全然並ばず、運営側に「そろそろ並んでください〜」って言われるほど笑
スタート時、レインは着てる人と着てない人は半々ぐらいで、暑がりな自分は着ない選択。(ロードを走ってトレイルに入るころには大体みんな周りは脱いでたかも?)
笙の笛山へのトレイル入口までのロードは、友人の「最初は渋滞を避けるためにぶっ飛ばせ!山道入ったらシングルトラックで抜けないし休めるから」という助言通り飛ばし気味でスタート。
「キロ4分半〜5ぐらいでいいかな〜?」なんて思ってたけど、渋滞避けのためにも周りについてってたらキロ4切るぐらいなペースで、自分にとってはかなりオーバーペース気味の入り。
いや、みんなはえぇ・・・
山道に入って勾配が上がってきたところで、ポールを出して完全に歩きに徹底。
「これで少し休めるなぁ」と最初は思ってたけれど、ほぼ直登+なかなかの斜度な上に、周りがかなりのハイペースで進むため、心拍は昇竜拳のようにうなぎ上り。
いやいや、休めるって聞いてたんですけど〜?笑
これはやばいということで、辛さを紛らわすため周りの人とのお喋り作戦にシフト。「UTMF100mileのためのポイント稼ぎ」に山梨からやってきた方やら、「次は御嶽で初めて100kに挑戦するんですよ」という愛知からきた方、「ゴールデンナショナルトレイルシリーズのレースが好き」という神戸からきた方・・・などなど。
そんな方々とお喋りしてたら気付かないうちに前半のボスの簫ノ笛山を過ぎていた。
やはりお喋りの力は強し。
それにしても、県外の人ばかりで、地元の人全然いないんか!?
◆簫ノ笛山〜森と水のアウトドア広場(第二エイド)
簫ノ笛山からの下りは途中から追いついてきた、ペースの早そうなトレイン(集団)に便乗。
最初は4人で下ってたけど、途中で一人、また一人と躓いたり転んだりで気付けば一人旅。厳しいレースだ・・・。
その後も自分は特に大きなアクシデントもなく第一エイドの池山林道終点に到着。
エイドではコーラ+バナナを摂取。こんな天気の中頑張ってくれてるボランティアの人たちに感謝を伝えて体が冷えないようにさくっと後にする。
エイドを出てすぐ話好きそうなお兄さんを見つけて、林道をしばしお喋りラン。
こちらのお兄さんも愛知から。次のレースは御嶽の100kって言ってた。
さっきの人もそうだったけど、愛知県民からすると長野のレースって近場って感じで出やすいのかな〜?
林道を終えてちょっとテクニカルな下りになった所で「下りは遅いからお先に行って〜」とのことでお兄さんとはお別れ。
その後第二エイドまではゆっくりではあったけど基本走る。
第二エイドでもコーラ+バナナをまず摂取。美味しそうなおにぎりがあったのでおやつ用に貰う。綺麗なトイレに立ち寄って出発。
◆森と水のアウトドア広場(第二エイド)〜宮田高原(第三エイド)
宮田高原トレイル入口まではほぼほぼ下りのロード。
途中標識に気付かず、50mぐらい坂を下ってしまうというプチロストをしてしまったが、誘導のお姉さんに呼び戻され、かすり傷で済む(ありがとうお姉さん!)
公式の発表にはなかったけど、宮田高原トレイル入口で水と麦茶(?)を貰えたので、ありがたく頂戴する。ありがたや〜。
(水は手持ちに1.5L持って行ったけど、今回のレースはほとんど飲まなかった)
誘導で立ってたお兄さんの「ここの登りは1つ目に比べたらずっと楽だから〜」という言葉を拠り所にして登り始めたけど、最初の取りつきは思ったより斜度がある気がして「これが楽ってほんとかぁ・・・?」なんて思ってた。
ちょっといったらかなり楽になった。お兄さん、疑ってごめん。
宮田高原への登りの斜度は確かに緩くて、頑張れば走れそうな感じだったけど、登れば登るほどドロッドロな道も出てきて足を取られて走るに走れないって感じになってきた。
雨もだいぶ強まってきて、高原手前の林道は、もはや沢状態で靴を浸水せず歩くのは不可能に。
ここら辺を歩く頃には、「もうどうにでもなれー!」って気持ちで水たまりとか泥んこなサーフェスなんてお構いなしに進み始めてた。
第三エイドの宮田高原に到着すると、あらまぁなんて素敵な銀世界(ガスガス)。
これはこれで良かったけど、ガスガスの中でさえ、ここら一帯景色の良さそうな雰囲気がプンプンしてたから、今度はちゃんと晴れてる時にきたいな。
エイドではおススメの豆腐をいただく。
「申し訳ないけど、お醤油はないのよね〜」なんて言ってたけど、そのまま食べても十分美味しかった。ご馳走様です!
(ちなみにこちらの豆腐、「宮田とうふ」(https://maps.app.goo.gl/L7t9ERagHAMdX3jA6)という地元ではかなり有名なお豆腐屋さんのもの。コチラにきたら是非食べて見て欲しい)
◆宮田高原〜ゴール
エイドを出発して、真っ白な景色の中を少し登ってから本格的な下りへ。
下り初めは「あれ?そんなにどろんこ祭りじゃない?」なんて思ってたけど、甘かった・・・。
雨の中の山もそれなりに歩いたことがあるけど、人生の中で一番のスーパー泥んこ祭りだった。
それはもう、もしこれがレースとかじゃなくて、ソロの山登りだったら挫けちゃいそうなぐらい。
(見難いとは思うけどこの区間だけ動画もupしたので興味があれば、コース状況の所のリンクからどうぞ)
そんな楽しい(泣きたくなるような?)下りが終わった後は、これまでとは打って変わって心安らぐクロスカントリーのような道でゴールまで。
38kのレースとは思えないぐらい全身泥んこでFinish。
かなりアドベンチャーなレースで距離以上に疲れちゃったけど、なかなか普段できない体験ができてとても楽しい山遊びだった。
毎度毎度、雨で泥んこ祭りは勘弁だけど、たまにはこんなレースも楽しくていいなと思ったのでした。
走られた皆様、ボランティアの方々、その他レースに関わっていただいた方々、ありがとうございました〜
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