十観山 頂上で熊を目撃
- GPS
- 02:26
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 377m
- 下り
- 376m
コースタイム
- 山行
- 1:48
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 2:26
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
頂上で熊を目撃 その他特に危険な箇所はなし |
写真
感想
青木三山の一つ十観山へ、来週のテン泊登山の調整をかねての山行です。弟はこれで青木三山登頂完了です。
スタートは横手キャンプ場です。キャンプ場の利用者はいるかなと、キャンプ場方面を見たのですが、テントが一張もありませんでした。よく見るとキャンプ場の入口にクローズの文字が。キャンプブームも去ってしまったか、などと少し寂しく思っていたのですが・・・。
今回は弟の登山靴ゴローのフィッティングも兼ねているので短いコースの選択です。登山口のトイレには熊目撃の張り紙がありました。大体の登山口にはあるものと、その時は気軽に受け止めていたのですが・・・。
しばらくは林道を歩きます。林が切り開かれて植林中の場所から登山道が始まります。ここから頂上まで1キロとの案内板がありました。全行程が2.4キロなので林道だけで1.4キロ歩いたことになります。もう行程の半分以上来ているわけです。
その後、頂上まであと500メートルの案内板が出てくるのですが、そこまで結構な距離があったように感じました。考えてみると、登山の最初の30分はきつく感じて、そのうち体が馬鹿になるのか慣れるのか、ワケが分からなくなり、時に辛さを感じながらも頂上に到達するという行程となります。そのキツイ区間が、この500メートルだったということですね。自分にとって行程が短いからといって楽な登山なんかありません。
頂上で休んでいる時、弟の後方5メートル位を熊が横切ろうとしているのに気が付きました。熊はこちらに気がついていないのか、ゆっくりノソノソと歩いていたため、しっかり熊と認識することができました。
弟に熊がいると伝え、弟が熊を確認するために立ち上がったところ、ものすごい速さで逃げていきました。臆病な熊だったのですが、我々が先に気がついて良かったと思いました。もし熊が我々に気が付かずこちらに来てしまったら、どうなってしまったのか。
それから熊の逃げ足の速さです。我々に気がつくと、あっという間に消えてしまいました。しかし、もし、こちらにあの勢いで熊が向かってきたとしたら、何もできなかったように思えます。
ただ、自分はかなり落ち着いていました。弟に熊がいると伝えながら熊スプレーを出していました。熊がゆっくり歩いていて、なんだかユーモラスに見えたのと熊スプレーを持っていたことで気持ちに余裕を持つことができたのかもしれません。熊スプレー大切ですね。
弟はこの出来事により、熊スプレー購入の決意を固めたようです。
帰宅後、弟から〈熊の目撃情報があったため横手キャンプ場が閉鎖されている〉という記事が送られてきました。熊が原因でクローズされていたのですね。無事に返ってくることができて幸いでした。
ただ、自分としては自然の中で自然の状態の熊を見ることができた喜びを感じずにはいられないのです。
コメント
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まさか十観山で、そんな凄い体験をされているとは思いませんでした。ご無事で何よりです。
また、お話し聞かせてください。
oshuchanさんにラインを送信した後の出来事でした。
自分でも薄暗い林の中で物音たてずに歩いている黒い熊に良く気がついたものだと思いました。
もしかしたら、ご一緒した時にも我々が気がつかないだけで、同じようなことがあったかもしれませんね。
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