白山 追憶の山
- GPS
- 12:57
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 2,694m
- 下り
- 2,686m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 7:36
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:17
天候 | 14日 夕方までガス その後やや晴れ間見える 15日 朝から快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
チブリ尾根〜油坂間と七倉ヶ辻〜釈迦岳間はやや崩落した箇所がありますが、注意して進めば問題ないレベル。 全体を通してコース・標識共に明瞭です。 |
写真
感想
7月末の計画に参加できず、盆休みに再チャレンジすることになった白山。
長男殿と二人でチャレンジする予定が、長男殿は前日に足を捻挫して、当日朝になっても彼のガッツが戻ることはなく、残念ながら単独行に・・・。
長男殿と行くのであれば、単純に砂防新道で登って観光新道で降りる定番コースになっていたでしょうが、一人で行くならそれはない。折角室堂の予約も取ってあることだし、行ったことのない別山〜白山釈迦岳周回のロングコースへと足を伸ばしてみることにしました。
長男殿のやる気を確かめるべく普通の時間に起きたため、一ノ瀬出発が10時とやや遅めになってしまいました。この時は大して心配はしなかったのですが・・・。
登り始めてすぐは気づかなかったのですが、しばらくしていつもと違うことに気づく。そう、いつも程足が出ない(笑)。
どうも昨日のゴルフの疲れが残っていたようです。
まぁそれでも最初の飛ばし過ぎがなくてちょうどいいくらいに思っていたら、今度はひどい靴擦れに悩まされることになりました。何度か使って調子良い時もあった靴なんですが、今回はとびっきり酷かったです。
読み知っていたブナの巨木が連なる森に癒されながらも、ガスで展望は効かずひたすら我慢の登り。
稜線に上がった後、石室にザックをデポして別山までピストン。この頃より漸く岐阜側にやや雲の切れ目が見え、白川湖などもみえるが白山方面は相変わらず強烈なガスの中。
出発が10時と遅く、それに加えゴルフの疲れと靴擦れ、それに地図を忘れたことによる先行きの不明瞭さに、「今日中に室堂に着けるか」という不安が常に頭の中を行き来する道中でした。下りの方がまだ靴擦れが痛くなかったので、別山から先はそこそこのペースで進めるように。
もし時間的に室堂に辿り着けなければ南竜か・・・という思いがよぎった時間帯もあったのですが、着いてみれば16時半でなんとか行けそうな時間帯であったため、最後の登りかえしを頑張ります。ただ、この時点でハイドレが終了。あとは気合のみ。
少しずつガスの晴れる中を靴擦れの足を引きずって見慣れた室堂に18時前に到着。何度もきてるけど初めての宿泊。少しずつ色づく空を眺めながら一杯目の缶ビールを開けて食堂に行くと、いつのまにかガスは晴れ、ついさっきまで苦しんで苦しんで登った別山の姿が窓越しに。食事もそっちのけで思わず見入ってしまい、涙しそうになりました。
その後は夕焼けと雲海を前に撮影大会。そしてその後は我慢できずに寝床で少し横に。消灯時間少し前に起き出して星空観察。
南竜に着くまでに出会ったのは2組3人のみの静かな山行でした。
2日目は周囲のざわめきで目を覚ます。時は3時45分ごろ。
支度をして暫し星を眺め、少し早いなと思いつつ頂上へ。
就寝前よりさらに晴れ上がった空は満天の星空。神主さんの有難いお話を拝聴しながら御来光、万歳三唱、感激。
室堂に戻り、朝食後出発。昨日の夕食もそうだが、久しぶりに米を大量に食った。お陰で二日目の方が初日より調子が良くなる。
二日目も絶好の天気。靴擦れは相変わらず痛いが、下り主体のため初日程では無く、歩みはそこそこ快調。七倉ノ辻を過ぎ一旦大きく下ってからの釈迦岳への登り返しが少しいやらしい。
ちょうど日差しが暑くなる頃に樹林帯に逃げ込むことができ、その後は一度通ったルートで気持ちは楽。この日も大汝峰以降ですれ違った人は4組8人と静かな山行でありました。
タイトルにある「追憶」について、少し触れておきます。
日記に書いたように、今回の登山は少し特別でしたが、登ってみて少し自分なりにすっきりした感があります。
「こうしたら忘れへんやろ」と、少し意地悪そうな笑みを浮かながらも、その実寂しがりやの父の顔が思い浮かぶようです。
この度はご愁傷様でした。心からお悔やみ申し上げます。
山にも行かれるようになったようで安心しました。
(山行に限らず)やはり少しくらい苦労があったほうが、思い出になるぞと
お父さんからのメッセージでしょうかね。。。
さて、話は変わりますが同コースを南竜テン泊で行きたいな〜と前から考えていたのですが、やっぱり反時計回りがお勧めでしょうか?
gomapal2さん、お心遣いの言葉、大変感謝申し上げます。
まだ、なんとも気持ちの整理はつきませんし、ふと思いにふけってしまうことも多々あります。でもまぁこんな感じなんでしょう、と無理せずにと思ってます。
だから山へ行くのはある種のリフレッシュでもあったりします。
さて、ご質問の南竜テン泊の周回ですが、やはり反時計回りでしょう。時計回りですと初日にどうやっても2580までは登る必要があります。初日・二日目のバランスを取ろうと思うとやはり反時計回りです。
ただ、結論を申し上げるとどちらも面白いんでないかと思います。私はいつかワンデイ周回にチャレンジしてみたいです。
返信ありがとうございます。
そうですね南竜泊ならバランスが良いのは反時計でしょうね〜。
ただ、大汝の避難小屋を利用するとかってのも朝良い景色を見れそうで妄想してしまいます。
ワンデイ周回いいですね!!yonetchさんについて行ける体力があれば是非ご一緒したいところです(^^;
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