はじめての生駒山~信貴山からの夏期縦走行軍
- GPS
- 07:32
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 869m
- 下り
- 1,005m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 7:32
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
●生駒山上遊園から近鉄生駒駅までの下りは、近鉄生駒ケーブル 片道500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●信貴山朝護孫子寺から信貴山山頂までは、石の階段の参道です。山頂からの下りは、しばらくは舗装されていますが、高安山への分岐からは山道となります。特に問題のない山道で、分岐などには案内表示があります。 ●生駒山縦走歩道に合流してからは、よく整備されています。分岐には案内表示があり、主要な地点までの距離表示もあります。信貴生駒スカイラインに沿っているところは、ガードレールの脇の狭いところを進まないところも結構あります。思いのほか、アップダウンが繰り返されるため、暑い中では距離の割には疲労しました。 ●なるかわ園地からは、生駒山縦走歩道から離れて生駒山山頂まで進んでいます。暗峠からは、若干急傾斜ですが、特に問題ありません。案内表示も充実しています。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
「初めての金剛山」に続く、大阪遠征シリーズ第2弾の「初めての生駒山」です。
せっかく生駒山に行くのなら、信貴山にも行きたいと相棒のkumakumoに提案すると、なんと信貴山に行ってみたかったらしい。私にとっては、信貴山と言えば戦国時代の松永久秀の茶釜「平蜘蛛」との爆死である。kumakumoにとっては、信貴山朝護孫子寺の寅と絵巻物の「信貴山縁起」らしい。
寅はお寺の境内にあったので見ることができたが、宝物殿などには余り興味のないので、絵巻物は見ないで信貴山の山頂に。そこで、絵巻物の内容を知り、興味を持ったもの、もう一度お寺まで戻る気にはなれず、そのまま生駒山を目指すこととなりました。
信貴山朝護孫子寺まで、無理をせずにバスに乗ったりしたものの、暑い中での生駒山までの道中は、ひたすら行のようなものでした。それでも、所々から大阪方面の眺めや、暗峠の風情に癒やされて、なんとか生駒山山頂にたどり着きました。
山頂付近は大好きな鉄塔がいっぱいでしたが、余りにも多くて少し食傷気味でした。しょぼいのではないかと予想していた生駒山上遊園地は思いのほか立派で、多くの家族連れで賑わっていましたが、山歩きの格好をしていたのは我々だけでちょっと浮き気味でした。三角点も乗り物のSL列車の線路の中で、触れることができず残念でした。
最後は、乗ってみたかった近鉄生駒ケーブルにも乗ることができたので、満足な1日となりました。次に生駒山を訪れるのなら、端から端まで縦走をしてみたいと思いましたが、縦走路は生駒山山頂などを通っていないので、ちょっと微妙な感じです。
三年前、機会があればぜひ信貴山へ行きたいと思っていた。そこに
は、鉢や米俵が山を飛び交うシュールな国宝の絵巻が収められてい
るのだ。その名も「信貴山縁起絵巻」
しかしながら信貴山、朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)は張り子の大
寅で有名。気がつけば二年前が寅年。正月には人が混み合うと予測
され、以来、保留になっていた。
それが今回、ひょんなことから信貴山~生駒山を縦走することに。
信貴山縁起絵巻は全三巻。三つの奇想天外なお話が躍動的なタッチ
で描かれているという。今回は霊宝館には立ち寄らなかったが、機
会があればぜひ見てみたいものだ。
紅葉の頃に訪れるとなおよかろう。長生きはせねば。
唐突に現れる山紫陽花や道に散らばる合歓の花に励まされながらも、
三週間ぶりの山行は酷暑と相まって行軍さながら。
「生駒山頂に着いたらアイスを食べるぞ」と心に決め、行進曲など
を口ずさみながら歩みを進めるが、暗峠を過ぎた辺りから足が両足
ともつってしまう。一度つるとつり癖がつくのか、ふくらはぎ、内
腿と容赦ない。生駒山山頂は見えているものの、到着は日暮れにな
るかと思われた。ただただアイスを目標に進むしかない。
そのうちに、いきなり鉄塔街が現れ、山上遊園で大盛りソフトクリー
ムも食べて、なんとかケーブルで下山。脚がつりさえしなければ、
体力的には無理のない斜面だったが……。
なんとも残念無念な初生駒。
(おまけ)
信貴山縁起絵巻の一巻に、飛倉の巻(山崎長者の巻)がある。今回訪
ねた空鉢護法堂が縁。命蓮という法師が龍王の教えを請い、山の上
で修行するにあたって、山から麓の長者の元に空の鉢を法力によっ
て飛ばし施しを得ていたが、あるとき長者は無精にも、鉢を家の倉
に閉じ込めて施錠してしまう。すると、鉢は倉ごと担いで命蓮の元
へ飛んでいった。倉を返してもらうべく長者が命蓮の元へ行けば
「倉は無理だが中身の米俵はすべてお返ししよう」と。法師の指図
通り長者が米俵を鉢の上に載せると、残りの米俵も続いて次々と長
者の家に飛んでいった。
このように奇想天外なお話が生き生きと描かれている、それが信貴
山縁起の絵巻物。さぞかし愉快に違いない。
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