布引山(鹿島槍ヶ岳は諦めた人)扇沢から
- GPS
- 08:57
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 2,071m
- 下り
- 1,907m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:45
天候 | 初日、午後から大雨 2日目、快晴。風は強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓崩れかけヤバい。 |
その他周辺情報 | 薬師の湯に寄りました。 |
写真
感想
運動不足がたたり、最近肩こりがひどくてなんかこう肩甲骨周りが死後硬直を起こしている昨今。まとめて運動出来る方法はないものか。
そうだ、山へいこう。
嫁さんは実家で預かっていただいており好機、逃すまじ。
扇沢から鹿島槍を目指して入山。種池山荘まで基本的に危ない場所は少ないのだが、山荘すぐしたの雪渓トラバースだけは少し肝を冷やした10m程度だが、滑ろうものなら止まるところはなく奈落へ。先人の足跡を恐る恐る踏んで歩く。
種池山荘で一息。爺ヶ岳もまだ踏んでなかったのでついてに回収。
冷池山荘に正午前に到着。雲行き怪し。予報では15時頃から崩れてくるようだったけれども、さすがにヒマ過ぎるのでとりあえず布引山まで行ってみることに。布引山山頂でおにぎり頬張りながら鹿島槍を見てるとガスがモクモク。そうこうしているうちに雨粒がパラパラ。これはいかん。逃げ足は速いのです。おかげさまで速くなりました、大雪渓で滑落した経験が活きてます。14時くらいに小屋に戻って受付を済ませて昼寝。どえりゃあ雨音で目が覚めたら外は雨霧で真っ白、えらいこっちゃ。
談話室で関東からいらしたオジサマ軍団に混ぜてもらう。当時の大学の山岳部のお話などいろいろ貴重なお話を聞かせていただいた。35kgを背負って北アルプスを巡ったと。フィジカルお化け!(褒め言葉)。
翌日、オジサマ方は薄暗いうちから静かに鹿島槍へ出発。自分はたっぷり朝寝坊して帰路へ。肩がほぐれたのと爺ヶ岳がとれたので良しとしたつもりだったけど。振り返ると昨日とは打って変わって澄んだ鹿島槍が。ぐぬぬ…少し後悔。だけど下山が遅くなるので、次回の楽しみだと自分を慰めて後にした。
爺ヶ岳の復路で立山連峰、劔岳が美しい。
種池山荘で再び休憩。栃木から来られたというソロのオジサマと雑談。その方は針ノ木に去年登られたとのことでその時の様子を教えていただいた。9月には雪渓が消えていたとのことなので、雪渓トラウマの私は9月に登ろうと心に決めた。
種池山荘からの下山。先の雪渓トラバースが、前日の大雨で往路よりだいぶ崩れていた。前日歩いた足跡の下は流れ込んだ雨水で下層が溶かされて雪庇のようになっていた。かなり薄氷になっており踏み抜きそうだが…他にコースはなし。やむをえず雪庇の上の足跡を慎重に歩く。一冬越えた雪渓は思いのほか頑丈で、踏み抜くことなく渡り切れた。
もう1週間もすれば完全に崩れきって、逆に安全に渡れそうな様子だった。来週週末に来られる人たちは多分大丈夫だろうが。ちょっと自分はタイミングが悪かった。
あとの下山について特に憂いはなく、ストックをやや長めに伸ばして4足歩行で降りていった。途中の富士見坂では、往路では見えなかったが、復路では空がよく済んで富士山が見えた。
無事扇沢まで下山。体はベタベタで、もう温泉のことしか頭にない。温泉ゾンビは大町温泉郷にある薬師の湯に吸い込まれていきました。
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