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Yamareco

記録ID: 7496306
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

初冬の五竜岳・鹿島槍ヶ岳

2024年11月16日(土) ~ 2024年11月17日(日)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
17:26
距離
30.9km
登り
3,201m
下り
3,182m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:53
休憩
0:28
合計
9:21
距離 14.5km 登り 2,539m 下り 869m
6:30
2
スタート地点
8:02
8:03
10
8:21
8:22
54
9:16
9:16
18
9:34
9:34
30
10:05
10:05
39
10:44
10:44
58
11:42
11:43
5
11:47
11:48
7
11:55
12:14
52
13:06
90
14:36
14:37
21
14:58
15:00
56
2日目
山行
7:13
休憩
0:36
合計
7:49
距離 16.4km 登り 663m 下り 2,313m
5:18
5:25
91
6:56
6:57
30
7:26
7:27
37
8:03
8:04
5
8:09
8:34
11
8:46
8:47
14
9:00
9:01
22
9:23
9:23
65
10:28
10:31
48
11:19
11:19
43
12:56
天候 晴れ時々にわか雨
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
エイブル白馬五竜登山者駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
日陰には雪が残る。森林限界以上は風の影響で足を取られる深い吹き溜まりも。
その他周辺情報 今回は大町温泉郷はずれの上原の湯へ。コンパクトな市民浴場だがお湯は源泉かけ流しとのことで500円なので周辺では安い。
一瞬勝ったと思った。
2024年11月16日 08:14撮影
11/16 8:14
一瞬勝ったと思った。
大遠見あたりから時々雨も。大いにテンションダウン
2024年11月16日 10:33撮影
11/16 10:33
大遠見あたりから時々雨も。大いにテンションダウン
登山道には所々雪も
2024年11月16日 10:47撮影
11/16 10:47
登山道には所々雪も
行いが良かったらしく
2024年11月16日 11:14撮影
11/16 11:14
行いが良かったらしく
とりあえず素晴らしい景色を見せて貰ったが、これから天気が崩れるそうなので、進むかどうか悩む。
2024年11月16日 11:45撮影
11/16 11:45
とりあえず素晴らしい景色を見せて貰ったが、これから天気が崩れるそうなので、進むかどうか悩む。
幻日が出た。普通は天気が下り坂のサインなので、迷う。
2024年11月16日 11:55撮影
11/16 11:55
幻日が出た。普通は天気が下り坂のサインなので、迷う。
泊装備で山頂に来てしまったが、あそこまでいくんか…
2024年11月16日 13:07撮影
11/16 13:07
泊装備で山頂に来てしまったが、あそこまでいくんか…
鹿島槍に向けて歩きだしてしまったので行くしかない
2024年11月16日 13:47撮影
11/16 13:47
鹿島槍に向けて歩きだしてしまったので行くしかない
でも歩くとそれでも近づいてくるものだ。
2024年11月16日 14:39撮影
11/16 14:39
でも歩くとそれでも近づいてくるものだ。
五竜を振り替える
2024年11月16日 14:39撮影
11/16 14:39
五竜を振り替える
つくづく凄いところに建たってるキレット小屋
2024年11月16日 15:53撮影
11/16 15:53
つくづく凄いところに建たってるキレット小屋
まったくその通り。小屋の陰を借りてツェルト泊した。
2024年11月16日 16:01撮影
11/16 16:01
まったくその通り。小屋の陰を借りてツェルト泊した。
翌日は暗いうちから動き出して、陰鬱なキレットを越えた。写真はここから。吊尾根分岐。
2024年11月17日 06:21撮影
11/17 6:21
翌日は暗いうちから動き出して、陰鬱なキレットを越えた。写真はここから。吊尾根分岐。
山頂はちょっと積雪があった。視界はない
2024年11月17日 06:52撮影
11/17 6:52
山頂はちょっと積雪があった。視界はない
冷池の近くにある冷池ではない池
2024年11月17日 07:53撮影
11/17 7:53
冷池の近くにある冷池ではない池
冷池山荘の展望台から見る鹿島槍。山頂は雲のなかだった。山肌はすっかり枯れ葉色
2024年11月17日 08:10撮影
11/17 8:10
冷池山荘の展望台から見る鹿島槍。山頂は雲のなかだった。山肌はすっかり枯れ葉色
あと12キロは辛い
2024年11月17日 08:45撮影
11/17 8:45
あと12キロは辛い
赤岩尾根をわしわし降りて、ようやく川底が見えてきた
2024年11月17日 10:19撮影
11/17 10:19
赤岩尾根をわしわし降りて、ようやく川底が見えてきた
トンネルのある堰堤
2024年11月17日 10:29撮影
11/17 10:29
トンネルのある堰堤
お疲れさまでした、と言いたいがタクシーけちりたい貧民は駅まで歩くのだ
2024年11月17日 11:18撮影
11/17 11:18
お疲れさまでした、と言いたいがタクシーけちりたい貧民は駅まで歩くのだ
鹿島槍スポーツビレッジから。さっきまであそこにいたのだ
2024年11月17日 12:05撮影
11/17 12:05
鹿島槍スポーツビレッジから。さっきまであそこにいたのだ
駅に着いたら12時台の電車が出発してしまい、3時台まで待つことに。
2024年11月17日 15:22撮影
11/17 15:22
駅に着いたら12時台の電車が出発してしまい、3時台まで待つことに。

感想

本当は先週に槍、穂高エリアで泊装備を背負ったバリエーションをやりたいと思っていたが、天気予報に騙されてキャンセルしてしまったら見事に晴れるという憂き目にあった。

今週は天気予報は思わしくなく、上高地は閉ざされてしまった。しかし先週の空振りも悲しくて山に行かないと気が済まない気分になっていたので、五竜から鹿島の縦走をしてみることにした。一般ルートながら八峰キレットは難所だし、雪も少しは乗っているし五竜のゴンドラも山小屋も営業していないとなればそれなりに充実した登山になるだろう。

前十字靭帯を断裂して再建してから205日になるので、膝の強度試験にも良さそう。

意気揚々と歩きだしたものの、久しぶりの3時起きで白馬五竜スキー場をフルハイクはけっこう辛く、しかもお天気もぐずついてすっかり意気消沈してバテてしまい、もう帰ろうか、などと思い始める。

それでも五竜の山頂くらいは踏まなくては、と根性で登り続けると、白岳手前からは雲海の上に出てウソのように好天になった。

しかし予報は相変わらずこれからの天候悪化を告げていて、確かに日輪、幻日も出てきた。

五竜の山頂だけ踏んで帰ろうか、と空身であるきだしたが、結局100メートル歩いたらこれじゃダメだと思って引き返してザックを担いでしまった。

果たして五竜の山頂を越してから空は暗くなってきて、体力の限界まで歩いてキレット小屋へ。見上げると鹿島槍の北峰に人影が見えた。自分もそうだがなかなか物好きもいるものだ。ご飯を軽く食べてシュラフに潜り込んでツェルトをかぶると雨があたってきて明日への不安が高まる。

翌朝は風は強いが雨は降っていなくて有難い。果たして起きてみるとかぶっていたツェルトも大半剥がれてしまっていて顔の部分しかおおわれていなかったが、ゴアテックスのシュラフカバーのお陰で浸水もない。なんとかなるもんだ。

闇の八峰キレットをヘッドランプで越えていく。大キレットなどと比べると難易度はそこまでではないが、暗いし風は強いし岩が濡れていてなかなか緊張する。

鹿島槍の吊尾根に出て朝を迎えたが、全く視界もなく、時折小雨に。北峰は割愛して先を急ぐ。鹿島槍の吊尾根は以前一度冬に来た時の印象の通りわりと険しく、雪の吹き溜まりもあってちょっと手こずりながら南峰へ。

南峰に着くも展望ゼロなのでそそくさと降りる。所々雪は有るものの、先行のステップもあり、気温も高くて凍結していないので結局アイゼン・チェーンスパイク・ピッケルはウェイトトレーニングになっただけだった。

赤岩尾根をスタスタ下り昼前には大谷原に着いたが、五竜の登山口までタクシーで帰れば恐ろしい金額になること請け合いなので、鹿島槍スポーツビレッジを越えて中綱湖の簗場駅まで足を伸ばして電車で帰った。これで更に行程が伸びて足裏は限界に。膝もさすがに少し痛んできたが、健全時にもあった程度のもので大きな問題はない。とりあえず、これからの冬山やスキーのシーズンに向けて膝の強度試験はクリアしたと言える。

ところで山の上では白い冬毛になった雷鳥がまだ黒い山肌をウロウロしていたが、冬はいつやって来るのだろうか…

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