羊蹄山
- GPS
- 09:47
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,767m
- 下り
- 1,767m
コースタイム
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 9:47
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
羊蹄山には3年前に比羅夫コース&真狩コースで登った。2日前にあのトムラウシでツアー登山客8人が死亡する事故が起きた。あの悪天候で日高に行く予定を急遽ニセコ、羊蹄に変えたものだった。前日のニセコアンヌプリは好天に恵まれたが羊蹄山はガスの中を登り下山は雨だった。従って1周した山頂も全く風景が見えずただ登っただけだった。今日は快晴京極ふきだし公園の駐車場に車を止め歩き出した。京極は羊蹄山の湧水が噴き出す処で1日8万トン6.5℃の水は名水とされている。
ここからの車道歩き3劼詫省なのだが喜茂別からの周回を考えると止むを得ない。京極登山口には駐車場もあり普通はここから登りだす。駐車場には車が1台あった。ジャガイモ畑で切り開かれ羊蹄山の全景が一望でき期待が高まった。いざと出発したが登山届を書いたときにストックを忘れて来たことに気が付いて取りに戻って15分のロス。同行者は先に行ってしまい何時まで経っても追い付かない。今日も暑く余り飛ばすと体力が持たないのでセーブしながら歩き三合目(770m)で漸く追い付いた。
京極コースは合目表示がきっちりとしているので自分の現在位置が分かりやすい。しかし標高差1,480mを登るのでその間隔は標高差200m近くあり、かえって距離を感じさせられた。四合目表示だけは見落としたのか見つからなかった。五合目からはきつくて合目ごとに休憩を取り水分を補給した。七合目(1,500m)辺りまで来ると森林限界を越え直射日光が背を炙り暑い! 八合目あたりで登山道にエゾヤチネズミを見つけた。岩の隅に屈まる様に身を隠していたが子供のようで小さい。九合目あたりからガレ場に出て砂地で歩き難くなった。やっとの思いで外輪山に達すると初めて見る火口の眺めに疲れも吹っ飛んだ。休んでいると喜茂別コースを登ってきたという男性が追い越して行った。羊蹄山頂はすぐそこだが外輪山を1周してから登頂するので10m先にある真狩岳(1,893m)の1等三角点「真狩岳」は道から外れることになるので、挨拶をしに立ち寄ってから周回に入った。
羊蹄山には2百数十種の高山植物が咲き乱れるそうだ。今日もウメバチソウ、ハイオトギリ、イワギキョウ、ハクサンチドリなど咲き誇り素晴らしかった。半月湖からの比羅夫コースを登る人が一番多いようで反対方向からはどんどん人が来る。彼らが通る北山(1,844m)を避けて小噴火口の南を通り小屋跡へ出た。小屋跡の手前のお花畑は色とりどりで最高に素晴らしかった。
真狩下山口まで来ると羊蹄山避難小屋が見えた。標高1,670m位の処にありご来光を見るには此処に泊るといいだろう。夏場は管理人が居て有料らしい。西の方向にはニセコ連峰が横たわるが雲が多く判然としない。他の山も良く見えないのに羊蹄山だけこんなに晴れているのが不思議なくらいだ。外輪山の南側は岩峰が続き最高点に到った。さっきの喜茂別コースの男性が休憩していたので追い越して先に進んだ。帰りも同じコースらしい。日本百名山の羊蹄山(1,898m)はやはり登山者が多く、内地の山ほどではないにしろ百名山人気は大したものだ。
羊蹄山山頂標識は山頂直下にあり、最後の山頂風景を焼き付け下山に掛った。山頂部にもガレ場はなく草付きの登山道となると女性3人組が登ってきた。喜茂別コースには合目表示がなく果てしなく下る感じがする。歩いても、歩いても下界が近づかない。登山靴の中で指が悲鳴を上げている。足が痛くなりうんざりしてきた。いつもなら余り休憩を取らないが今日は頻繁に休憩を取りゆっくり下った。下り始めて2時間漸く林道に到った。しかし標高545mでまだ200m下らなければならない。砂防ダム建設時の作業道でヘアピンカーブを繰り返して道が付いているが登山道は沢の横を直線的に下って行ける。林道を2度横断すると道が広くなりやがてゲートに達すると、ここが喜茂別登山口で登山ポストも設置されていた。車が2台、この2台の主とは皆出合ったことになる。
此処で登山が終わればいいのだが京極ふきだし公園まで6.7劼亮崙司發が待っている。道道97号線を北上するが直線道路と云うのは風景が変わらず車なら単調でスピードが出やすいが歩行者には辛いだけ。右手に顕著な山容が見えて来た。尻別岳(1,107m)だ。ルスツリゾートの橇負山(そりおいやま)と続いている。炎天下歩くこと1時間14分漸くふきだし公園に戻ってきた。車に乗って遥か後方を歩いていた畑中さんを途中で拾い京極温泉へと直行した。
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