ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 70311
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

真名井北稜〜川苔山〜赤杭尾根

2010年07月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:06
距離
14.3km
登り
1,170m
下り
1,156m

コースタイム

上日向真名井橋-7:21真名井北稜登山口-7:44尾根40号鉄塔-10:07赤杭尾根に合流-10:43川苔山11:24-12:40赤杭山12:52-13:23真名井林道-14:27真名井北稜登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
川井-上日向BSから真名井橋を渡り林道に入った所に駐車
コース状況/
危険箇所等
今日の山行目的は真名井北稜を通って川苔山に登ることである。

主な地名の読み方
真名井北稜(まないほくりょう)、上日向(かみひなた)、赤杭または赤久奈(あかぐな)、川乗山または川苔山(かわのりやま)、日向沢ノ峰(ひなたざわのうら;;;みねと読まない)、長尾丸山(なごうのまる、ながおまるやま)、長沢背稜(ながさわはいりょう)


登りは真名井沢の北側の尾根である真名井北稜を登り、降りは真名井沢の南側の尾根である赤杭尾根を下り、赤杭山から真名井林道に降りて帰るルートで登ってきた。
* 登りも下りも尾根を通る道で水場は無し。
* 真名井北稜のルートは地図には載ってない、真名井沢の北側にある尾根である。

青梅街道の川井から上成木川井線を通り、上日向BSから少し登った左側にある真名井橋を渡り林道に入ると真名井北稜登山口がある。登山口といっても東電の39号鉄塔へ登る入口の道標がある所である。

◇登山口〜真名井北稜
真名井北稜の登山口は東電の39号鉄塔への道標がある所でここから登り、尾根に乗る。 尾根に乗ると40号鉄塔があり、そこから尾根沿いに踏み跡がしっかりある道を登っていく。
真名井北稜を3分の2ほど登った1002mの尾根ピークを越えた所から急坂の尾根となり踏み跡も不明確となるがとにかく尾根を登っていけば行けるのでかまわず尾根、尾根と高い所を目指し登っていくと1168m尾根ピークとなりそこからは緩やかな登りの細尾根登りとなる。太陽の日差しがジリジリだが、細尾根は木で覆われ木陰になっており南側下の真名井沢から爽やかな風が尾根に吹き上げてきて非常に涼しい。
真名井北稜からは左側に常に赤杭尾根が見え、しばらくこの尾根を気持ちよく歩いていくと真名井沢が終わり、赤杭尾根と合流し、川苔山へ登る登山道となる。
登山口からここまで道標は無し。(東電の鉄塔案内の黄色い杭は途中まである)

◇赤杭尾根分岐〜川苔山

赤杭尾根と合流したところからは川苔山に続く広いしっかりとした登山道となり道標も分岐点に設置されており安心して登れるが、登山道は日陰がなく強い太陽の日差しを浴びながら登ることとなる。(私は太陽の紫外線に弱く、日焼けすると皮膚が赤くなり痛くなる。今日はまさか晴れるとは思っていなかったので日焼け止めを持ってこなかった)
川苔山山頂1363mは西側の展望が非常に良く、長沢背稜の山々を見渡せ、奥には雲取山が見える。
山頂でチョット早い昼食を済ませ真名井北稜-赤杭尾根の分岐まで降りる。

◇赤杭尾根
赤杭尾根も尾根沿いに降りて行くだけだが、急な尾根になるとS字に巻いた道となっており急な坂道はほとんどなく楽に降りていける。降りていくとなんと登山道から林道(尾根道が林道?)となりチョット驚く。。。。しばらく降りていくと直進は進入禁止でロープが張られており「古里→」と書かれた道標に従い右の山道へ入りしばらく歩くと赤杭山923m山頂。

◇赤杭山〜真名井林道
赤杭山山頂から登山道をそのまま下りていくと古里駅に降りてしまうので、ここからは登山道を離れて北東の尾根を下り真名井林道まで尾根沿いに降りて真名井橋のある上日向に戻る。 赤杭山から北東に続く尾根に踏み跡は無いものの降り易い尾根をひたすら下っていくと、尾根が広く緩くなり尾根ピークとなりそこからは急坂の尾根くだりとなる為、降り始めるとどこが尾根か判らなくなるがとにかく北東に向かい降りて行くと下に真名井林道が見えてくる。
林道は下に見えてはいるがその林道までは崖で降りて行くことができず、林道沿いに右に左に行ってみるが降りれそうな所がなく、思い切って比較的安全そうな木の無い谷斜面を滑り降りた。
ここからはひたすら真名井林道をテクテクテクテク降りて行く。すると真名井沢越しに北側に見上げるように真名井北稜が迫ってくると真名井沢となり、沢沿いに林道を降りていき真名井北稜の登山口に戻った。

真名井北稜は5万分の地図にも2万5千の地図にもルートが書かれておらず踏み跡が無くなったら地図読みで行くしかないだろうと思っていたが、とにかく尾根を登っていけば良いので迷うようなことはなかったし、非常に気持ち良く登れる尾根登りのルートである。
赤杭尾根は途中、林道となっており山の中を気持ち良く歩くという楽しみが半減するルート(ただ古里に降りる役割のルート)であった。


上日向BSから少し登った所の左にある真名井橋
2010年07月10日 07:08撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 7:08
上日向BSから少し登った所の左にある真名井橋
真名井橋を渡り林道を数十メートル行くと登山道入口
2010年07月10日 07:21撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 7:21
真名井橋を渡り林道を数十メートル行くと登山道入口
鉄塔を過ぎると気持ちの良い尾根登りとなる
2010年07月10日 07:45撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 7:45
鉄塔を過ぎると気持ちの良い尾根登りとなる
途中、開けた所があり、左側に赤杭尾根が見える
2010年07月10日 08:20撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 8:20
途中、開けた所があり、左側に赤杭尾根が見える
この木が切られて開けた所は木陰がなく日差しが強いし、草が胸まで伸びておりうるさい
2010年07月10日 08:25撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 8:25
この木が切られて開けた所は木陰がなく日差しが強いし、草が胸まで伸びておりうるさい
また木陰の細尾根となり涼しい
2010年07月10日 08:44撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 8:44
また木陰の細尾根となり涼しい
大きなかえるがピョ〜ンと道に出てきてビビル・・・・
2010年07月10日 08:47撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 8:47
大きなかえるがピョ〜ンと道に出てきてビビル・・・・
尾根が急になってくる
2010年07月10日 08:59撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 8:59
尾根が急になってくる
ザックを降ろして休む。 涼しい〜〜
2010年07月10日 09:01撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 9:01
ザックを降ろして休む。 涼しい〜〜
尾根は更に急になる
2010年07月10日 09:49撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 9:49
尾根は更に急になる
一昨日の豪雨の時だろうか落雷で木が裂けてた
2010年07月10日 09:54撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 9:54
一昨日の豪雨の時だろうか落雷で木が裂けてた
ここからは緩やかな尾根道となっており気持ちイイ
2010年07月10日 10:06撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 10:06
ここからは緩やかな尾根道となっており気持ちイイ
しばらく尾根を行くと道標が見えてきて赤杭尾根の登山道と合流する(この道標の後ろ側から降りてくる)
2010年07月10日 10:07撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 10:07
しばらく尾根を行くと道標が見えてきて赤杭尾根の登山道と合流する(この道標の後ろ側から降りてくる)
川苔山への登山道は木陰がなく、日差しが厳しい
2010年07月10日 10:19撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 10:19
川苔山への登山道は木陰がなく、日差しが厳しい
もう、赤トンボが出てきてる
2010年07月10日 10:21撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 10:21
もう、赤トンボが出てきてる
登山道を小さいヘビがニュルニュル横切り少しビビル・・
2010年07月10日 10:23撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 10:23
登山道を小さいヘビがニュルニュル横切り少しビビル・・
川苔山山頂 1354m 先客が2人、山頂はトンボが一杯飛んでいる
2010年07月10日 10:43撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 10:43
川苔山山頂 1354m 先客が2人、山頂はトンボが一杯飛んでいる
山頂から西側は開けて展望が良く、長沢背稜が見渡せ、奥に雲取山も見える
2010年07月10日 10:44撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 10:44
山頂から西側は開けて展望が良く、長沢背稜が見渡せ、奥に雲取山も見える
山頂から帰りは赤杭尾根を降りる
2010年07月10日 11:57撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 11:57
山頂から帰りは赤杭尾根を降りる
しばらく降りていくと”なんと”登山道が林道になる。。ガッカリ・・・残念
2010年07月10日 12:16撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 12:16
しばらく降りていくと”なんと”登山道が林道になる。。ガッカリ・・・残念
林道はしばらく行くと先にロープが張られて行き止まりとなっており右の山道へ進む
2010年07月10日 12:26撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 12:26
林道はしばらく行くと先にロープが張られて行き止まりとなっており右の山道へ進む
また普通の山道となる
2010年07月10日 12:29撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 12:29
また普通の山道となる
赤杭山頂 924m (赤久奈山とも書く)。山頂という感じではなく休憩所みたいな所である
2010年07月10日 12:40撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 12:40
赤杭山頂 924m (赤久奈山とも書く)。山頂という感じではなく休憩所みたいな所である
赤杭山から降り、ここで右の道に行くと古里に降りるので左の尾根に向かって降りて行く。
2010年07月10日 12:55撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 12:55
赤杭山から降り、ここで右の道に行くと古里に降りるので左の尾根に向かって降りて行く。
尾根は道ではないが歩きやすい
2010年07月10日 12:59撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 12:59
尾根は道ではないが歩きやすい
しばらく急尾根を降りてくると尾根が広く緩くなってくる
2010年07月10日 13:15撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 13:15
しばらく急尾根を降りてくると尾根が広く緩くなってくる
尾根ピークとなりココから先はかなり急坂
2010年07月10日 13:17撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 13:17
尾根ピークとなりココから先はかなり急坂
林の急坂をどんどん降りていく。もう、どこが尾根か判らない
2010年07月10日 13:19撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 13:19
林の急坂をどんどん降りていく。もう、どこが尾根か判らない
真名井林道が下に見えてきた。。が、、崖で林道に降りれない
2010年07月10日 13:22撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 13:22
真名井林道が下に見えてきた。。が、、崖で林道に降りれない
なんとかこの木の無い小さな谷?急斜面?をすべり降りて林道に
2010年07月10日 13:23撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 13:23
なんとかこの木の無い小さな谷?急斜面?をすべり降りて林道に
ナガ〜〜イ林道をテクテクテクテク 歩く
2010年07月10日 13:23撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 13:23
ナガ〜〜イ林道をテクテクテクテク 歩く
朝、登った真名井北稜が見える
2010年07月10日 13:36撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 13:36
朝、登った真名井北稜が見える
ず〜と下に林道と真名井沢が見えてきた
2010年07月10日 13:49撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 13:49
ず〜と下に林道と真名井沢が見えてきた
真名井北稜を下から見上げる
2010年07月10日 13:53撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 13:53
真名井北稜を下から見上げる
真名井沢に降りて腕や顔を冷たい沢の水で洗い、汗を流す
2010年07月10日 14:01撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
7/10 14:01
真名井沢に降りて腕や顔を冷たい沢の水で洗い、汗を流す
黒アゲハが・・綺麗
2010年07月10日 14:22撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
1
7/10 14:22
黒アゲハが・・綺麗
撮影機器:

感想

埼玉側から日向沢の峰や蕎麦粒山や天目山は何回も登ったことがあるが川苔山は今まで一度も登ったことが無い山であった。 埼玉からせっかく奥多摩まで行くのであれば自然に天目山や酉谷山や雲取山に登りたいと思うので、この中途半端な所に位置する川苔山に登ろうなどとは今まで考えたこともなかったが、真名井北稜のルートのことを聞いてから登ってみたくなり今回の山行となった。
このルートはどの地図にも書かれていないが、このヤマレコの中でも「真名井北稜」と検索すると3つの山行記録が出てくる。たしかに道標も無く、登山道として地図に書くほど道は整備されてはいないが、尾根や尾根周辺の地形や景色を眺めて楽しみながら、ゆったり尾根を登るルートとしては素晴らしいルートだと思う。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2027人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら