鞍掛山 南アルプスの貴公子は何処?
- GPS
- 08:40
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,251m
- 下り
- 1,251m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 8:41
天候 | 曇り時々晴れ(一時小雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(駐車場が混むので、前日入りしました。😅) |
コース状況/ 危険箇所等 |
以下、通行した感想ですが、滑落や道迷いの可能性がある場所が多いので注意。 【矢立石~日向山・雁ヶ原】 日向山ハイキングコースとしてよく整備されています。 日向山山頂から雁ヶ原の下りは、前半は左の樹林帯を下り、後半は鞍部をめがけて砂の斜面を斜めに横断していきます。ガスにまかれてしまうと要注意。 【雁ヶ原~駒岩】 P1622は、稜線沿いが現状の正規ルート。稜線を外さず、岩やヤセ尾根を越えていきます。巻道は、稜線に登ってすぐに左に下ったあと、右にトラバース道に入ります。道は細く整備はされていないので、注意して通行します。このあたりは道標は全くないので、要注意です。 稜線の道と、トラバース道の合流点から急登区間となり、その後傾斜が落ちて普通の登りになります。駒岩が近づくと、花崗岩の露岩を通過しながら、左側に2~3度展望が開けます。 【駒岩~鞍掛山・展望台】 駒岩と鞍部の間は、急斜面ですが、歩きやすく道がつけられてます。 鞍掛山と鞍部の間は、急登で木の根や岩角をつかんで登る道。ロープや鎖がつけられています。一部踏み跡が乱れているところもあり、道を外すと滑落の危険もあるので要注意。 【雁ヶ原~錦滝】 かつての日向山ハイキングの一部ですが、日向山山頂に滑落事故が多いので通行禁止と看板が出ています。実際、道は良く踏まれているので、今でも歩かれている感じがします。ただし、息を着けない急下降なので、慎重に歩きます。 鎖やロープがたくさんつけられており、大きなハシゴもありますが、これらは通行禁止としているので、メンテナンスされているかどうかは不明です。ここはヴァリエーションを歩くつもりで、ということかと思いました。 【錦滝~矢立石】 かつての林道歩き。一か所崩壊して高巻がありました。道が沢になっていたりと、いろいろあります。歩くには、特に支障はありません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
傘
靴
ザック(笛つき)
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
携帯(時計/地図/コンパス/計画書/カメラを兼ねる)
熊鈴
ストック
ゲーター
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感想
今回は、しばらく体調が芳しくなかったこともあって、少し山から離れて鬱々と過ごしていた。しかし、梅雨明けの知らせを聴き、甲斐駒の雄姿を見て山の雰囲気を味わいつつ、調子を見極めてみようと、昨年登り残してしまった鞍掛山へと向かった。
朝5時の矢立石。尾白川の方から、2人の女性が登ってくる。そのエキスパート風のいでたちから、甲斐駒までいく計画ではと思い、
「遠くまで行かれるのですか?」
とお声掛けすると、
「甲斐駒までいきま~す。」
と答えが返ってくる。その甲斐駒という言葉に、久しぶりの山登りの雰囲気を感じ、楽しくなった。
久しぶりの山なので、ペースの感覚が今一つ。オーバーペースかなと思いつつ、霧の雁ヶ原を過ぎてトラバース道との分岐で休憩していると、件の2人がやってくる。あなたは、どこまで?と尋ねられたので、鞍掛山までと答えると、
「駒岩の分岐から鞍掛山まで、アドベンチャーだよ、楽しいよ~」
と返事が返ってくる。思わず笑ってしまう。
さらに、駒岩で先行して休憩していた二人に再会。このペースなら行けそうなので、甲斐駒まで行って、黒戸尾根を下るという。
「帰るまでが遠足だから頑張りましょう」と元気づけて出発していった。
鞍掛山では、期待していた展望は得られなかった。折り返して鞍部まで下ってくると、すれ違った方に、この登り返しは大変そうですね、とお声掛けいただいたので、
「駒岩の方から下ってきた感覚より、もう一段長かった感じでしたよ」
お返しすると、
「頑張りま~す」と言って登って行かれた。
駒岩の分岐に戻ってくると、ソロの登山者が休憩していた。彼もこれから甲斐駒に向かうという。六合小屋に泊まられるとのことで、天気のことなどいろいろお話した。大岩山から鋸尾根の間が少々心配されていたが、私のとは違ってレベルの高い心配なのであった。
さて、私は今日の登りは終了。再び日向山に向けて下っていく。下り始めてすぐにすれ違った若い二人から、今日初めて人に会ったと驚かれる。確かに前後の登山者との間が空いて、同じペースで登って来れば、人の少ない山ではあり得ることだ。
「あたしたちだけだと思ったね…」
と女性が相手に話しかけているのを聴いて何か楽しくなる。
地味ながら少々チャレンジングなコース。登山者たちはそれぞれの課題を克服して、高みを目指して登っていく。今日は行き交う方々に励まされ、とても元気づけられたような気がした。
No.505 2024-38
東京周辺の山350を一個GET
おつかれさまでした
もはや映えポイントとして賑わいの日向山から一歩踏み出すと 適度な緊張が楽しめる駒岩〜鞍掛山ルートなのですね
僕らは駐車場9時スタートということもあり早々に日向山に目標変更しましたが…
レコ拝見して次回は早立ちして辿りたいと思いました
錦滝周回は自己責任のバリということで遠慮いたしますがw
(大岩山を経ての鋸稜線〜甲斐駒は別次元です)
コメントどうもありがとうございます。
この日は、展望が今一つで残念でしたね。
鞍掛山までは、森の雰囲気も更に深くなってきますので、楽しめると思います。
日向山より先で、この日すれ違ったのは、6人だったでしょうか。
静かな森や、小さくはありますが白砂の鞍掛山展望台もあって、
ちょっとお気に入りになりました。😊
Shindai1987さんのレコにあった、水晶ナギもいいですね。
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