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Yamareco

記録ID: 7042898
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

皇海山(クラシックルート)

2024年07月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
15:47
距離
30.5km
登り
2,301m
下り
2,302m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:58
休憩
1:50
合計
15:48
3:41
29
スタート地点
4:10
4:12
19
4:31
36
5:07
5:08
16
5:24
5:29
33
6:02
6:07
32
鏡岩
6:39
10
6:49
7:00
38
7:38
7:43
47
8:30
8:43
3
8:46
7
8:53
16
9:09
9:16
7
9:23
9:24
24
9:48
9:55
5
10:00
10:01
44
10:45
10:54
25
11:19
11:25
52
12:17
12:29
30
12:59
43
13:42
13:51
52
14:43
14:48
9
14:57
14:59
145
17:33
17:40
30
18:10
25
鏡岩
18:35
18:37
52
19:29
スタート地点から舟石峠往復部分は道を間違えたもの。
天候 晴れ~曇(ごく少量降水)
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
銀山平登山者駐車場は、足尾の宿かじかの奥、登山ポストが目印。割と広い。
コース状況/
危険箇所等
山を楽しむなら、日帰り強行軍はお勧めしない。やはり庚申山荘ベースの一泊が適当。

また、六林班峠コースは難路と言って良い。峠直下の深い藪は、道を見失うと遭難の危険あり、GPSで確認しながらが不可欠。また何度も沢と尾根を回り込むルートは、高低差が少ないものの疲れた体からさらに体力を奪う。ここを登路に用いた方は、相当な健脚だが、藪漕ぎに辟易して下山路を庚申山経由に変更されていた。

スタートの林道入口を間違えて備前楯山に向かってしまい、1時間ロスした。道が同じ方向に二手に分かれるので、暗い中でも気をつけたい。ゲートのあるほうが正解。本来の総行程は約1時間短い。
その他周辺情報 足尾の宿かじかの立ち寄り入浴は14時半まで受付。
遅い時間の下山になると、近場に温泉、飲食店はない。
スタートは3時40分。
早い方は3時前に出発されていた。
2024年07月20日 03:38撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 3:38
スタートは3時40分。
早い方は3時前に出発されていた。
ゲートを越えて林道へ入る。
この手前にも同じ方向に曲がる道があり、こちらは備前楯山へ。暗くて間違いやすいので注意のこと。
2024年07月20日 04:34撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
7/20 4:34
ゲートを越えて林道へ入る。
この手前にも同じ方向に曲がる道があり、こちらは備前楯山へ。暗くて間違いやすいので注意のこと。
この行程で1時間のロスは痛すぎる。
早々に仕切り直しも考えたけれど、鋸山まで行って考えようかと気を取り直して林道を進む。
2024年07月20日 04:43撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 4:43
この行程で1時間のロスは痛すぎる。
早々に仕切り直しも考えたけれど、鋸山まで行って考えようかと気を取り直して林道を進む。
一の鳥居脇の清水で喉を潤し、ここから登山道。
2024年07月20日 05:23撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 5:23
一の鳥居脇の清水で喉を潤し、ここから登山道。
鏡岩を裏から見る。こんな大岩がゴロゴロ。
2024年07月20日 06:09撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 6:09
鏡岩を裏から見る。こんな大岩がゴロゴロ。
仁王門をくぐり抜けて。
2024年07月20日 06:27撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 6:27
仁王門をくぐり抜けて。
庚申山荘着。登山道は右方から回り込み、そそり立つ背後の絶壁に沿って進む。
2024年07月20日 06:49撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 6:49
庚申山荘着。登山道は右方から回り込み、そそり立つ背後の絶壁に沿って進む。
山荘の水場は200m上部に。大岩の下から滲み出す。
2024年07月20日 07:08撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 7:08
山荘の水場は200m上部に。大岩の下から滲み出す。
2024年07月20日 07:20撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 7:20
巨岩の上から滴り落ちる、細い滝。
2024年07月20日 07:21撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 7:21
巨岩の上から滴り落ちる、細い滝。
雨水が穿つ岩から、裏見の滝。登山道はその裏をくぐって進む。
2024年07月20日 07:24撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 7:24
雨水が穿つ岩から、裏見の滝。登山道はその裏をくぐって進む。
2024年07月20日 07:25撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 7:25
2024年07月20日 07:26撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 7:26
ここもルート。
2024年07月20日 07:26撮影 by  iPhone 15, Apple
7/20 7:26
ここもルート。
巨岩の割れ目を梯子で登る。
2024年07月20日 07:37撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 7:37
巨岩の割れ目を梯子で登る。
2024年07月20日 07:45撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 7:45
2024年07月20日 07:46撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 7:46
一の門
2024年07月20日 07:50撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 7:50
一の門
大胎内の中より。これは猫か?
2024年07月20日 07:56撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 7:56
大胎内の中より。これは猫か?
4時間かけて、やっとこさ庚申山。でもまだ序盤もいいところ。
2024年07月20日 08:31撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 8:31
4時間かけて、やっとこさ庚申山。でもまだ序盤もいいところ。
庚申山の山頂先より、これからの行程を望む。
2024年07月20日 08:45撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 8:45
庚申山の山頂先より、これからの行程を望む。
いくつもの小ピークをこえて、蔵王岳の頭からの鎖場。
2024年07月20日 10:17撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 10:17
いくつもの小ピークをこえて、蔵王岳の頭からの鎖場。
ほぼ垂直の崖を慎重に降りる。
2024年07月20日 10:19撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 10:19
ほぼ垂直の崖を慎重に降りる。
2024年07月20日 10:19撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 10:19
岩場のトラバースは、鎖に頼らないほうが良い。梯子が落下している。
2024年07月20日 10:23撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 10:23
岩場のトラバースは、鎖に頼らないほうが良い。梯子が落下している。
6時間強で、やっとこさ鋸山へ。トンボもお迎え。
なんとか行けそうだと判断して、皇海山へ向かう。
2024年07月20日 10:45撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 10:45
6時間強で、やっとこさ鋸山へ。トンボもお迎え。
なんとか行けそうだと判断して、皇海山へ向かう。
不動沢のコル。
群馬県側の登山が使えるなら、登山口からここまで2時間で来られるらしいが、それでは味気ないという気持ちも、ここまで辿った身にはよくわかる。
2024年07月20日 11:20撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 11:20
不動沢のコル。
群馬県側の登山が使えるなら、登山口からここまで2時間で来られるらしいが、それでは味気ないという気持ちも、ここまで辿った身にはよくわかる。
振り返る鋸山。
2024年07月20日 11:21撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 11:21
振り返る鋸山。
コルから山頂へは、ゆるい笹原をじっくり登っていく。
2024年07月20日 12:47撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 12:47
コルから山頂へは、ゆるい笹原をじっくり登っていく。
写メ音に驚いて、好奇心でこちらを見つめる。なかなか道をどいてくれない。
2024年07月20日 11:48撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 11:48
写メ音に驚いて、好奇心でこちらを見つめる。なかなか道をどいてくれない。
ロープの張られたやや急な箇所を過ぎ、原生林の中を山頂へ最後の登り。
2024年07月20日 12:15撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 12:15
ロープの張られたやや急な箇所を過ぎ、原生林の中を山頂へ最後の登り。
やっと着いたー。ここまで7時間50分。
深田百名山、66座目。
2024年07月20日 12:18撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 12:18
やっと着いたー。ここまで7時間50分。
深田百名山、66座目。
古火山の皇海山。この広い谷は紅葉が見事だろうと思いを馳せる。
2024年07月20日 13:27撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 13:27
古火山の皇海山。この広い谷は紅葉が見事だろうと思いを馳せる。
鋸山への登りから振り返る、皇海山。
2024年07月20日 13:40撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 13:40
鋸山への登りから振り返る、皇海山。
13時50分に鋸山出発、あとは降るのみ。と思ってたらなにげに小山塊が。ショックで、もう一度休憩。
2024年07月20日 13:52撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 13:52
13時50分に鋸山出発、あとは降るのみ。と思ってたらなにげに小山塊が。ショックで、もう一度休憩。
小山塊からの鋸山。赤茶けた部分をロープで登降してきた。
2024年07月20日 14:06撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 14:06
小山塊からの鋸山。赤茶けた部分をロープで登降してきた。
笹原がだんだん深くなる。場所により背丈の高さに。2本ストックで掻き分けながら、倒木をかわして進む。下山路だからまだ良いが、登路に取ればさぞ大変だろう。
2024年07月20日 14:26撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 14:26
笹原がだんだん深くなる。場所により背丈の高さに。2本ストックで掻き分けながら、倒木をかわして進む。下山路だからまだ良いが、登路に取ればさぞ大変だろう。
六林班峠で15時。日が傾き始め、先を急ぐ。
この直下の深い笹原は迷いやすく、間違った踏み跡もある。細心の注意とGPSでの確認が必要。
2024年07月20日 14:58撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 14:58
六林班峠で15時。日が傾き始め、先を急ぐ。
この直下の深い笹原は迷いやすく、間違った踏み跡もある。細心の注意とGPSでの確認が必要。
峠から10分も歩くと、最初の水場。雪解け水のようでとても冷たく、生き返る。水筒を満タンに補充。
2024年07月20日 15:21撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 15:21
峠から10分も歩くと、最初の水場。雪解け水のようでとても冷たく、生き返る。水筒を満タンに補充。
二つ目の水場の流れは太い。
2024年07月20日 15:30撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 15:30
二つ目の水場の流れは太い。
谷と尾根を水平に回り込む道が続く。
2024年07月20日 15:37撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 15:37
谷と尾根を水平に回り込む道が続く。
気持ちの良い小道が、延々と続く。
2024年07月20日 16:38撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 16:38
気持ちの良い小道が、延々と続く。
樺平は美しい。
2024年07月20日 16:55撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 16:55
樺平は美しい。
庚申山荘に帰着。開いてた二階の窓は閉じられていた。目標より30分遅れ。あたりはもう暗くなり始め、先を急ぐ。
2024年07月20日 17:33撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 17:33
庚申山荘に帰着。開いてた二階の窓は閉じられていた。目標より30分遅れ。あたりはもう暗くなり始め、先を急ぐ。
山荘から約1時間で林道へ。本当はもっと薄暗く、銀山平へ辿り着く頃はヘッドライト無しで歩く限界。
2024年07月20日 18:35撮影 by  iPhone 15, Apple
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7/20 18:35
山荘から約1時間で林道へ。本当はもっと薄暗く、銀山平へ辿り着く頃はヘッドライト無しで歩く限界。
撮影機器:

感想

確かに、深田百名山に名を連ねていなければ、登ることのない山だったであろう。下山直後は16時間、30㎞というあまりの長い行程に疲労困憊し、ネガティブな気持ちもあったのだが、数日たてば、達成感とともに、良い山だったとの思いがじわじわと湧いてくる。
足尾山地の古い火山体は、岩々の合間を縫う刺激的な登山道をもたらし、深い谷は豊かな水をはぐくみ、かつての修験者の歴史も感じさせるものであり、さすが深田久弥と思わずにはいられない。
この味わい深い山を歩くのなら、先を急がされる日帰りではなく、庚申山荘の再開を待って1泊2日で行くことをお勧めしたい。

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