記録ID: 706724
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ハイキング
富士・御坂
お中道・大沢崩れ横断/富士山頂なんか登ってられるか第2弾
2015年08月24日(月) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 844m
- 下り
- 923m
コースタイム
主要部所要時間
お中道入口−5:15−大沢中央−1:25−旧休憩所
3:35という記録を目にしたことがありますが、とてもとても。
お中道入口−5:15−大沢中央−1:25−旧休憩所
3:35という記録を目にしたことがありますが、とてもとても。
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新富士駅のバス切符売り場に富士急製作の「富士山に登ろう」なるリーフが置いてありました。交通ルートが網羅してあり、便利だとバスの中で読むことにしました(帰りのバス時刻をチェックしていなかったのも動機)。 な!な!何と!、「フリー切符」なるものがあり、5ルート共通で往路と復路が異なってもよいそうです。もう手遅れです。切符売り場にそんな表示はなかったと思います。皆さん、知っていました?。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<富士宮口〜不動沢手前> ◆以下、あくまで廃道歩きに慣れた方を対象にした記述です。一般的登山者にはそもそも立ち入ることをお勧めできません。 前半の開けた場所は、ペンキの目印が多数あり比較的分かりやすいです。後半の樹林帯の下りでは、判断に苦しむ箇所が多数あります。実際に間違った方向に10m以上進んでしまった箇所は沢を横切った直後の1回だけでしたが。20箇所ほどに赤テープを増設しました。 0:00 入口は分かりやすいです。「F-013 立入禁止」標識のロープの向こうにしっかりした踏跡があります。人目が途切れるタイミングで、すぐそばの岩陰に飛び込みましょう。ここを基点に経過時間と共に以下報告していきます。 すぐにブルドーザー道になります。この辺には足跡が多数あります。意外に歩く人が多いのでしょうか?(大沢崩れへ行く人が沢山いるとは思えないのですが)。ブル道折り返し地点に丸印と杭があります。ブル道と分かれて直進します。 0:10 下り道になる地点に丸印があります。その岩を登るとすぐに両矢印「←→」があります。少し上に石碑が見えます。何でしょう?。 0:30 崩壊部。巻道が確立しています。 0:40「お中道」と刻まれた岩。 0:55 低木帯に入りますが5分で出ます。 1:30 「立入禁止」標識。無視して直進します。ここまで緩やかな登りで、標高2715mです(この標高は気圧差を換算する器具によるもので、気圧が変化すると誤差がでます、以下の表記も同様です)。 1:45 枯沢。少し下って対岸に入ります(ここが唯一迷った地点です)。樹林帯を下るようになりますが、赤テープを拾ってゆくルートファイティングとなります。 枯沢やザレ場を幾つか交えて緩やかに下っていきます。樹林帯は藪こぎと言う程の場所はありません。 3:15 「立入禁止」と「通行止」の二つの標識が並んでいます。ここが不動沢手前です。 <不動沢手前〜大沢> ◆特にここからは、一般登山者の立ち入る領域ではないと強調しておきます。 今回私が取ったルートが正しいとは思っていません。迷った時の参考にでもしてください。 下っても巻けるが上から巻くのが定石という情報を得ていたので、そのつもりながらも少し直進してみました。白い細紐の目印が3つ続いて途切れます。近くの太いロープのある場所から無理矢理斜面をよじ登っていきます。そんなに難しくありません(くどいようですが、廃道ハイカーにとっては、ということです)。しかし、巻道らしき踏跡に合流するので、標識の手前から巻き始めるべきなのでしょう。やがてトラロープ(少し直しました)が出て来て、そこで簡単に渡れます。 ここ以降に目印が見当たりません。どう進んで良いのか分からない中で、水平に進んでハイマツを踏みしだいた跡の様な場所を通って次の小さなガレ場を越えます。入り込んだ樹林帯の中には獣道が縦横無尽に走っていて、いかようにも進めます。大きく高度を下げて行って構わないのですが、やや高度を下げる程度の感じで進みました。上のほうに開けた場所があったので少し登って見に行くと、大昔のファンタの缶が放置されている大沢の端でした(標高2470m)。端を意識しながら下って行きます。沢側が岩から樹林帯に変わっても下らない方がいいでしょう。ガスっいて沢の中が見えない中で(工事現場との位置関係が分かりません)、幸運にもモノレールにぶつかりました(と言うか、このルートを歩けば必然でしょう)。沢側へ辿ると終点です。逆へ進み直すと、やがて大きく下って行くようになり、沢の端に付きます。途中に、「引き返せ」なる看板があります。ここに出てくるべきだったのですね。周辺に目印が見当たりません。こちら側からちゃんと辿れるのか不安です。 沢端には工事用の梯子があり、鎖がかかっていますが、自己責任で使用可と解釈できる看板がかかっています。 沢中央が標高約2080mです。雄大な景色を楽しんだ後で、対岸の工事用梯子を登って行きます。尾根にはモノレール沿いに概ね一定のルートが付いています。 小屋の直前で音声による立入禁止警告が流れて驚きます。 小屋は閉鎖されています。大沢崩れの変遷や工事に関する掲示が沢山あり、流し読みでも楽しめます。 <今後の変化> 旧休憩所に作業日誌のような物が置いてありました。それによれば、本日の作業は通路の一部と左岸モノレールの撤去となっています。今回モノレールは大きな目印になって、安心感が得られました。これを期待している人は要注意です。 こっそり:大沢・旧休憩所間は困難な箇所はありません。旧休憩所の下で音声による立ち入り禁止警告が流れます。 |
写真
感想
大沢崩れは名所です。
長時間過ごすプランを立てようかなと思っています。
・事前にこのサイトを含めて情報収集を熱心に行いました。不動沢手前からのアプローチがどうにも不確かという中で強行しました。
一番詳しい記述を目指しましたが、この部分がネックですねえ。
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コメント
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私も昨年行きましたが、人それぞれのルートを取っていて面白いですね。
ただ、やはり安易な気持ちで入るところではなかったなと今でも思います。
左岸モノレールが撤去されると、難易度は格段に上がるような気がします。
コメント、ありがとうございました。
どれどれとnagatsuki920さんのマイページを拝見しましたが、投稿はされておられないのですね。
私としては、ルートが一つに確立されて一定以上の力量の人が難なく歩けるようになったら良いなと思っています。
こんな道のない所を良く冷静に歩けているなと自画自賛しながらも、半分遭難してるんじゃないのという不安も感じていました。そんな中で出会ったモノレールだったので、大きな安心感が得られました。
撤去の際にはせめて何か跡を残して欲しいものです。
ヤマレコではなく、ブログに載せています。「長月の湘南暮らし」で検索ください。
楽しく拝見しました。
不動沢は私より上方で渡ったようですね。そんなルートがあるとは知りませんでした。
日誌を目にするくらいなので私も作業員さんたち8人に出会いました。開き直って元気よく「お世話になりました」「ありがとうございました」を連発して通ったところ、何も言われませんでした。純現場(下請け)の人ばかりだったと思います。
スバルライン口の人出はすさまじいですね。おぞけをふるって4・50分間ずっとバス停にいました。
今回の山行の前はいずれお中道の残りもクリアするつもりだったのですが、今回よりも面白くないだろうなあと再検討の最中です。nagatsuki920さんのように先に東側をクリアすべきだったかなあ、とも。
そう言えば、「人それぞれのルート」ということで言うと、情報収集の際に防護ネットを登るか降りるかしている写真を目にしました。モノレールがなくなるとそういう人が増えるかもしれませんね。
工事に関するサイトをもざっと眺めて、これ以上やることはないだろうと作業員がいることを想定していませんでした。そもそも放置した方が撤去するより本当は安上がりなんじゃあ...。
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