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Yamareco

記録ID: 7068270
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科

樹レコ。(57)  茶臼山 縞枯山(北八ヶ岳の樹木)

2024年07月23日(火) [日帰り]
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GPS
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距離
4.5km
登り
361m
下り
244m

コースタイム

8:20 麦草峠
13:50 RW山上駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
麦草峠への朝のバスは時刻が遅く、山での観察時間がとれないためタクシー利用。茅野駅ー麦草峠10360円。帰りのRWは、片道1400円。
コース状況/
危険箇所等
明瞭、道標あり。
その他周辺情報 【おことわり】
1. 以下の樹木写真は同じ樹種のものが複数回(何度も)出てくることがあります。
2.コースに従って写真を掲載していますが、#2〜#9は、解説の必要上、写真の配列に多少変更を加えています。
麦草峠がスタート地点です。茶水池というのがあります。
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麦草峠がスタート地点です。茶水池というのがあります。
このあたりの樹林の様子です。
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このあたりの樹林の様子です。
道はおっつけ急になりますから、いまのうちにシラビソとオオシラビソの識別の復習をしておきましょう。
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道はおっつけ急になりますから、いまのうちにシラビソとオオシラビソの識別の復習をしておきましょう。
シラビソです。葉と枝の上面を見ると、枝が線の形になって見えています。
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シラビソです。葉と枝の上面を見ると、枝が線の形になって見えています。
今度はオオシラビソです。同じように上面を見るのですが、枝の上にも短い葉が生えていて枝が見えにくい状態です。
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今度はオオシラビソです。同じように上面を見るのですが、枝の上にも短い葉が生えていて枝が見えにくい状態です。
これはシラビソですが、樹形や樹皮からシラビソとオオシラビソを区別するのは難しいですね。そこでもう一点押さえておきます。
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これはシラビソですが、樹形や樹皮からシラビソとオオシラビソを区別するのは難しいですね。そこでもう一点押さえておきます。
オオシラビソですが、これの若い枝には赤褐色の毛が密生しています。これは枝を手でひっくり返し、枝と葉の下面側を見たところです。
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オオシラビソですが、これの若い枝には赤褐色の毛が密生しています。これは枝を手でひっくり返し、枝と葉の下面側を見たところです。
同じようにしてシラビソを見ますと、若い枝に褐色の毛はありますがオオシラビソの毛とは明らかに異なっているのが見て取れます。(毛を見るにはルーペが必要です)
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同じようにしてシラビソを見ますと、若い枝に褐色の毛はありますがオオシラビソの毛とは明らかに異なっているのが見て取れます。(毛を見るにはルーペが必要です)
さてトウヒも見ておきましょう。同様に下面を撮っています。トウヒの葉もシラビソのように扁平ですが、トウヒの葉は先がとがっています。葉の基部には「葉枕」があります。
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さてトウヒも見ておきましょう。同様に下面を撮っています。トウヒの葉もシラビソのように扁平ですが、トウヒの葉は先がとがっています。葉の基部には「葉枕」があります。
一応、確認を済ませましたので安心。では進みながら樹木見をしてゆきます。
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一応、確認を済ませましたので安心。では進みながら樹木見をしてゆきます。
ナナカマドです。
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ナナカマドです。
コメツガです。(樹皮)
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コメツガです。(樹皮)
亜高山の針葉樹とよく混生するダケカンバです。(樹皮)
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亜高山の針葉樹とよく混生するダケカンバです。(樹皮)
亜高山の針葉樹とよく混生するウラジロカンバです。(別名=ネコシデ)
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亜高山の針葉樹とよく混生するウラジロカンバです。(別名=ネコシデ)
ケナシハクサンシャクナゲ(ハクサンシャクナゲとしてもOK)
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ケナシハクサンシャクナゲ(ハクサンシャクナゲとしてもOK)
左=ナナカマド、右=チョウセンゴヨウ。
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左=ナナカマド、右=チョウセンゴヨウ。
ここまで歩いて、このコースではオオシラビソが一番の優占種だということが分かりました。シラビソは多数のオオシラビソの中から探し出すという感じになります。
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ここまで歩いて、このコースではオオシラビソが一番の優占種だということが分かりました。シラビソは多数のオオシラビソの中から探し出すという感じになります。
2つ目の分岐点を通過。
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2つ目の分岐点を通過。
トウヒ。(樹皮)
トウヒもコメツガも多数のオオシラビソの中から探し出すという感じですね。
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トウヒ。(樹皮)
トウヒもコメツガも多数のオオシラビソの中から探し出すという感じですね。
シラビソ。(葉の上面)
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シラビソ。(葉の上面)
ダケカンバ。(樹皮)
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ダケカンバ。(樹皮)
ダケカンバ。(樹皮と葉)
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ダケカンバ。(樹皮と葉)
ウスノキ。
茶臼山までのほぼ中間点。
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茶臼山までのほぼ中間点。
クロウスゴ。
茶臼山展望台から。
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茶臼山展望台から。
茶臼山展望台から。(蓼科山の方向)
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茶臼山展望台から。(蓼科山の方向)
コヨウラクツツジ。
初夏にかわいい花を付ける木です。あちこちの山でわりとよく見かけます。
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コヨウラクツツジ。
初夏にかわいい花を付ける木です。あちこちの山でわりとよく見かけます。
{落葉低木} ゴヨウイチゴ。
枝のトゲが辛うじて見えています。
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{落葉低木} ゴヨウイチゴ。
枝のトゲが辛うじて見えています。
トウヒ。(枝と葉の下面)
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トウヒ。(枝と葉の下面)
チョウセンゴヨウの幼樹。
葉は針状で長さ10センチほどとけっこう長いです。
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チョウセンゴヨウの幼樹。
葉は針状で長さ10センチほどとけっこう長いです。
茶臼山を下ってゆくと、縞枯山が見えてきました。
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茶臼山を下ってゆくと、縞枯山が見えてきました。
立ち枯れ樹林帯。
大木にならないで枯れてしまったものが多いようです。
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立ち枯れ樹林帯。
大木にならないで枯れてしまったものが多いようです。
後継の木が育つ場所。次々と更新してゆくようです。
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後継の木が育つ場所。次々と更新してゆくようです。
やはりオオシラビソが多いので、ほかの種を探す感じとなります。
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やはりオオシラビソが多いので、ほかの種を探す感じとなります。
シラビソ。
シラビソ。(樹皮)
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シラビソ。(樹皮)
クロウスゴ。
クロウスゴと混生するウスノキ(写真の中央やや右)。
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クロウスゴと混生するウスノキ(写真の中央やや右)。
{常緑低木} コケモモ。
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{常緑低木} コケモモ。
ケナシハクサンシャクナゲ(ハクサンシャクナゲとしてもOK)。
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ケナシハクサンシャクナゲ(ハクサンシャクナゲとしてもOK)。
キタゴヨウ。
キタゴヨウとチョウセンゴヨウは似ていますが、チョウセンゴヨウは葉がよく垂れるので、慣れてくれば両者の区別は可能です。
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キタゴヨウ。
キタゴヨウとチョウセンゴヨウは似ていますが、チョウセンゴヨウは葉がよく垂れるので、慣れてくれば両者の区別は可能です。
サワラ。
縞枯山展望台。岩石累々です。次の写真も。
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縞枯山展望台。岩石累々です。次の写真も。
岩の上で風に吹かれながら最高の休憩です。
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岩の上で風に吹かれながら最高の休憩です。
縞枯山山頂直下の立ち枯れ帯。
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縞枯山山頂直下の立ち枯れ帯。
{落葉低木} ハリブキ。
葉柄が楯着。
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{落葉低木} ハリブキ。
葉柄が楯着。
{落葉低木} ミヤマウラジロイチゴ。(葉の上面)
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{落葉低木} ミヤマウラジロイチゴ。(葉の上面)
{落葉低木} ミヤマウラジロイチゴ。(葉の下面)
葉の下面は灰白色です。
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{落葉低木} ミヤマウラジロイチゴ。(葉の下面)
葉の下面は灰白色です。
とても快適な区間。
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とても快適な区間。
オオシラビソ。
シラビソ オオシラビソのペア写真撮影に成功した。
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シラビソ オオシラビソのペア写真撮影に成功した。
縞枯山の山頂。東西に長い山頂でした。
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縞枯山の山頂。東西に長い山頂でした。
ウラジロカンバ。(別名=ネコシデ)
このコースでダケカンバ、ナナカマドに次いで多い落葉高木はこのウラジロカンバでした。
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ウラジロカンバ。(別名=ネコシデ)
このコースでダケカンバ、ナナカマドに次いで多い落葉高木はこのウラジロカンバでした。
ウラジロカンバ。(樹皮)
樹皮はわりと滑らかです。
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ウラジロカンバ。(樹皮)
樹皮はわりと滑らかです。
{落葉低木} ゴヨウイチゴ。
ランナーのような枝を横にはり出します。
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{落葉低木} ゴヨウイチゴ。
ランナーのような枝を横にはり出します。
岩ごろごろの下り坂。けっこう長く感じました。
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岩ごろごろの下り坂。けっこう長く感じました。
雨池峠から縞枯山を振り返る。北側斜面では縞枯れ現象は起こりません。
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雨池峠から縞枯山を振り返る。北側斜面では縞枯れ現象は起こりません。
雨池峠のシラビソ。
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雨池峠のシラビソ。
坪庭の駅前で終了。夏の風に吹かれた快適登山でした。
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坪庭の駅前で終了。夏の風に吹かれた快適登山でした。
RW山麓駅からの眺めです。
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RW山麓駅からの眺めです。
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