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Yamareco

記録ID: 7072916
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原

藤原岳(山は逃げないとは言うけれど)

2024年07月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:58
距離
16.0km
登り
1,417m
下り
1,420m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:52
休憩
1:05
合計
6:57
7:38
36
8:14
8:16
29
8:45
8:59
34
9:33
9:44
13
9:57
10:03
18
10:21
10:22
6
10:37
18
10:55
11:03
13
11:16
11:22
24
11:46
11:53
24
12:17
32
12:49
12:52
38
13:35
ゴール地点
天候 はれ
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
孫太尾根用の駐車場あります
コース状況/
危険箇所等
藤原岳直下はそれなりに急傾斜で落石とか落とさないよう注意
良い天気。
2024年07月28日 06:35撮影 by  802SO, Sony
7/28 6:35
良い天気。
よく読むと結構情報量が多い。
しかし「部分的に通れません」みたいなツラをしてるのはずるいよな、中間部分が通れない尾根を誰が通るっていうんだ
2024年07月28日 06:36撮影 by  802SO, Sony
7/28 6:36
よく読むと結構情報量が多い。
しかし「部分的に通れません」みたいなツラをしてるのはずるいよな、中間部分が通れない尾根を誰が通るっていうんだ
こんなかわいらしい標識ももうじき意味がなくなる?
2024年07月28日 06:37撮影 by  802SO, Sony
7/28 6:37
こんなかわいらしい標識ももうじき意味がなくなる?
2024年07月28日 06:46撮影 by  802SO, Sony
7/28 6:46
なんだこれ
2024年07月28日 06:51撮影 by  802SO, Sony
7/28 6:51
なんだこれ
直射日光の当たらん樹林帯ですでに暑い
2024年07月28日 06:55撮影 by  802SO, Sony
7/28 6:55
直射日光の当たらん樹林帯ですでに暑い
うわ暑い……
2024年07月28日 07:10撮影 by  802SO, Sony
1
7/28 7:10
うわ暑い……
振り返ると伊勢湾まで一望、良い天気
2024年07月28日 07:12撮影 by  802SO, Sony
7/28 7:12
振り返ると伊勢湾まで一望、良い天気
青川と県境稜線方向
2024年07月28日 07:13撮影 by  802SO, Sony
7/28 7:13
青川と県境稜線方向
2024年07月28日 07:31撮影 by  802SO, Sony
7/28 7:31
丸山到着
一応ここまでは今後も来られる
2024年07月28日 07:38撮影 by  802SO, Sony
7/28 7:38
丸山到着
一応ここまでは今後も来られる
現れる異形の山、藤原鉱山
2024年07月28日 07:47撮影 by  802SO, Sony
1
7/28 7:47
現れる異形の山、藤原鉱山
この姿は竜ヶ岳直下の蛇谷を詰めているときにも見えたな。
2024年07月28日 07:50撮影 by  802SO, Sony
7/28 7:50
この姿は竜ヶ岳直下の蛇谷を詰めているときにも見えたな。
多志田川左岸がメインの鉱山と思うが、右岸側にも尾根の近くまでブル道が迫っている
2024年07月28日 07:51撮影 by  802SO, Sony
7/28 7:51
多志田川左岸がメインの鉱山と思うが、右岸側にも尾根の近くまでブル道が迫っている
マムシくん攻撃態勢
よける
2024年07月28日 08:12撮影 by  802SO, Sony
7/28 8:12
マムシくん攻撃態勢
よける
こんなに標識も完備されているのに
2024年07月28日 08:18撮影 by  802SO, Sony
7/28 8:18
こんなに標識も完備されているのに
行く手に今から登る多志田山と藤原岳が見えてきた
どっちも急登
2024年07月28日 08:19撮影 by  802SO, Sony
7/28 8:19
行く手に今から登る多志田山と藤原岳が見えてきた
どっちも急登
多志田山でひといき
2024年07月28日 08:45撮影 by  802SO, Sony
7/28 8:45
多志田山でひといき
登るぞォ
2024年07月28日 09:00撮影 by  802SO, Sony
1
7/28 9:00
登るぞォ
相変わらず景色は見事
そして右岸(孫太尾根側)もかなりがっつり開発されているのがここではじめて見える
2024年07月28日 09:04撮影 by  802SO, Sony
1
7/28 9:04
相変わらず景色は見事
そして右岸(孫太尾根側)もかなりがっつり開発されているのがここではじめて見える
2015年の写真と比べると稜線直下まで開発の手が伸びていることがわかる
2015年05月02日 15:10撮影 by  iPhone 6, Apple
5/2 15:10
2015年の写真と比べると稜線直下まで開発の手が伸びていることがわかる
難路……?
2024年07月28日 09:06撮影 by  802SO, Sony
7/28 9:06
難路……?
めちゃくちゃ急登!
2024年07月28日 09:20撮影 by  802SO, Sony
7/28 9:20
めちゃくちゃ急登!
おや景色が開けた
2024年07月28日 09:24撮影 by  802SO, Sony
7/28 9:24
おや景色が開けた
おお?
2024年07月28日 09:25撮影 by  802SO, Sony
7/28 9:25
おお?
おおー!藤原岳頂上台地が見えてきた!
2024年07月28日 09:29撮影 by  802SO, Sony
7/28 9:29
おおー!藤原岳頂上台地が見えてきた!
振り返る孫太尾根
2024年07月28日 09:28撮影 by  802SO, Sony
1
7/28 9:28
振り返る孫太尾根
9年ぶりに登頂
2024年07月28日 09:33撮影 by  802SO, Sony
1
7/28 9:33
9年ぶりに登頂
茶屋川源流の深い山々(真の谷も少しだけ見えている)
2024年07月28日 09:34撮影 by  802SO, Sony
7/28 9:34
茶屋川源流の深い山々(真の谷も少しだけ見えている)
やっぱりここのロケーションは良い
2024年07月28日 09:35撮影 by  802SO, Sony
7/28 9:35
やっぱりここのロケーションは良い
なんか少し雲が出てしまったのが残念
2024年07月28日 09:40撮影 by  802SO, Sony
7/28 9:40
なんか少し雲が出てしまったのが残念
藤原山荘に向かう
鮮やかな色合い
2024年07月28日 09:48撮影 by  802SO, Sony
7/28 9:48
藤原山荘に向かう
鮮やかな色合い
左奥の天狗岩まで行きます
2024年07月28日 09:48撮影 by  802SO, Sony
7/28 9:48
左奥の天狗岩まで行きます
その前に山荘
2024年07月28日 09:54撮影 by  802SO, Sony
7/28 9:54
その前に山荘
9年前のGWは寝袋を忘れてここで夜中震えていた
ザックをデポする
2024年07月28日 09:55撮影 by  802SO, Sony
7/28 9:55
9年前のGWは寝袋を忘れてここで夜中震えていた
ザックをデポする
うーん、夏の景色
2024年07月28日 10:05撮影 by  802SO, Sony
7/28 10:05
うーん、夏の景色
中里ダムというらしい
2024年07月28日 10:09撮影 by  802SO, Sony
7/28 10:09
中里ダムというらしい
飛ばして天狗岩到着
うーん、なんか、地味……
2024年07月28日 10:24撮影 by  802SO, Sony
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7/28 10:24
飛ばして天狗岩到着
うーん、なんか、地味……
真の谷が見えなくなるくらいのところが三筋の滝
これよりさらに進むと台地の縁から墜落する
2024年07月28日 10:25撮影 by  802SO, Sony
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7/28 10:25
真の谷が見えなくなるくらいのところが三筋の滝
これよりさらに進むと台地の縁から墜落する
道の整備をしている方がいた
孫太尾根通行禁止について聞いてみようかとも思ったが、さすがに聞かれても困るか……
2024年07月28日 10:50撮影 by  802SO, Sony
7/28 10:50
道の整備をしている方がいた
孫太尾根通行禁止について聞いてみようかとも思ったが、さすがに聞かれても困るか……
藤原岳に上り返し
2024年07月28日 11:07撮影 by  802SO, Sony
7/28 11:07
藤原岳に上り返し
さっきより夏っぽい感じになった
2024年07月28日 11:15撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/28 11:15
さっきより夏っぽい感じになった
孫太尾根を降りる
藤原岳直下の急傾斜だけ気をつけて
2024年07月28日 11:27撮影 by  HERO11 Black, GoPro
1
7/28 11:27
孫太尾根を降りる
藤原岳直下の急傾斜だけ気をつけて
こいつはゴマダラカミキリか
2024年07月28日 11:44撮影 by  802SO, Sony
7/28 11:44
こいつはゴマダラカミキリか
在来種のほうで安心
2024年07月28日 11:47撮影 by  802SO, Sony
7/28 11:47
在来種のほうで安心
なかなかいかついツラをしておる
2024年07月28日 11:47撮影 by  802SO, Sony
7/28 11:47
なかなかいかついツラをしておる
この尾根は登りで使わないとあまり魅力がわからないだろう
振り返る伊勢平野の景色、異形の山藤原鉱山、そして上り詰めると藤原岳の台地と景色が変わっていくのがよい
2024年07月28日 12:12撮影 by  802SO, Sony
7/28 12:12
この尾根は登りで使わないとあまり魅力がわからないだろう
振り返る伊勢平野の景色、異形の山藤原鉱山、そして上り詰めると藤原岳の台地と景色が変わっていくのがよい
ウワ、沢じゃないのにおる
2024年07月28日 12:31撮影 by  802SO, Sony
7/28 12:31
ウワ、沢じゃないのにおる
多志田山〜丸山間は下りだと一番つまらないね
まあ、つながっていることに意味があるのだが
2024年07月28日 12:50撮影 by  802SO, Sony
7/28 12:50
多志田山〜丸山間は下りだと一番つまらないね
まあ、つながっていることに意味があるのだが
下山。クソあつ
2024年07月28日 13:34撮影 by  802SO, Sony
7/28 13:34
下山。クソあつ
撮影機器:

感想

大峰で2日を過ごす予定が撤退により日曜日が空いた。この好天の下家にいるのも勿体ないので鈴鹿は藤原岳に向かうことに。ここは9年ほど前のGW、高校の同級生と孫太尾根を登り藤原山荘で一泊、翌日は霧中の御池岳から愛知川源流の真の谷へと下り、その荒れ果てっぷりに舌を焼きつつ廃村茨川へたどり着くという山行をやったところだ。ところがこの孫太尾根、2024年9月から通行不能になるらしく、通れなくなる前にもう一度行っておきたいというのでこのクソ暑い中沢どころか長い長い尾根道を登りに行くことにした。
午前6時半に登り出し。まだ気温の上がっていない時分だが樹林帯からすでに暑く、日差しが照りつけ始めると汗が止まらない。水分は絶対過剰な4Lを担いでいったので心理的な余裕はあるが、適宜小休止して体を冷やしつつ進んでいく。
丸山を過ぎると対岸に藤原鉱山が見えてくる。遠くからでも目立つ段々はまさに異形の山という感じで、この孫太尾根が封鎖されるのもこの鉱山の採掘作業に関連しているらしい。丸山からしばらくダラダラと続く尾根を辿った後、いよいよ急登が始まる。多志田山を越えてからの200mがかなり急で、下るときには落石を落とさないよう注意が要るだろう。その登りの途中で前方の空が開け、ついに石灰岩の台地が現れる、この瞬間は9年前もいたく感動した記憶がある(だからこそわざわざこんな時期に再訪する気になったのだが)。
石灰岩地形の頂上台地は開放感たっぷりで、空の青と地面の緑のコントラストがとても美しかった。5月だとまだ枯れ野原のような感じだったので季節による違いも結構大きいらしい。ザックをデポして最高地点の天狗岩に向かう。天狗岩自体は正直特筆すべきこともなく、景色はまあそら見事なのだがここまでで散々見ているのでなんかなあという感じだった。
ますます強くなる日照りの中下山にかかる。藤原岳直下を落石を起こさぬよう慎重に降り、多志田山まで戻ってくるともうあとは長い平凡な尾根という感じで、ヒルやダニを撃退したり降りるに従って増してくる蒸し暑さに参ったりしながら下山したのだった。さすがに2日連続で山に登ると足も結構疲労が溜まっていた。

さて、この孫太尾根の今後はどうなるのか……登山口に張ってあった2枚目の写真から考えると、フェンスで封鎖されることは前提らしい。フェンス設置位置からすると立ち入れない区間は割と短く、本当に鉱山の作業エリアだけ封鎖できていればいいのだろう。
勝手に予想する3つのシナリオは、
”鎖はされるが、防鹿柵みたいな適当なやつで通行も黙認される
鍵付きフェンスみたいな厳重な封鎖で見張りもあり、相当気合いを入れないと侵入できない
そもそも多志田川左岸のようにガッツリ地形が変わって物理的に入れなくなる
ここで気になるのは「通行可能となる目処はありません」の文言。これが書かれているということは、の可能性が高いんじゃないかな……と危惧している。
ちょっと青川側の谷に逸れて迂回したろ!と思っても、そのあたりはちょうど等高線ぎっしりでたやすく迂回はできなさそうだ。結局、青川に直接降りるような道を作るしかないだろうが、青川側も険しい地形で崩れまくるのは想像に難くないし、そうなってしまうとそもそも孫太尾根道、とは呼べない気がする。というか、このまま藤原鉱山を拡大するに任せていたら、最終的に藤原岳そのものに立ち入れなくなるような日もいつか来るのでは……?
まあ、「山は逃げない」とはよく言われることで、実際その通りなのですが、「山は逃げないが、いつまでも待っていてもくれない」といった方が正確なのでしょうか。

☆傾動山地の急な側にあって貴重な緩い尾根の孫太尾根道、整備状況も良好なのですが、こんな経緯で廃道になるとは……。過去に辿った思い出を振り返りたい人、対暑トレーニングをしたい人、辿れるのはもうあとわずかですよ。

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藤原岳、表道〜孫太尾根
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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