記録ID: 7079800
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沢登り
積丹・ニセコ・羊蹄山
余別51点沢〜珊内岳往復
2024年07月27日(土) ~
2024年07月28日(日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,108m
- 下り
- 1,107m
天候 | 行動中は曇り〜小雨、テンバは大雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
Day1:林道ゲート(4:30)51点沢出合(7:30)Co380(10:15)珊内岳(14:15)=C1 [曇りのち小雨]広場の左へ伸びる踏み跡を辿ってすぐに入渓。防寒対策しっかりしてきたので余別川を楽しく進める。函は巻いたりへつったり。地図読み迷うことなく51点沢に入る。F1 直登。F2の3m+3mの二段Fは直登。お助け出した。F3桶上の2mFは丸太登りか左岸直登。F4丸太の滝は右岸側壁を登る。F5、6mF、右岸直登。F6の6mFも右岸直登。Co380二股は左。Co390のねじれた8mFはLだけ右岸へつって取り付き水流を直登。他の人は右岸巻き。Co400二股は左で51点沢左股に入る。Co500の二段40m大滝は市川トップで巻く。右岸ルンゼから小尾根を登り滝の落ち口すぐ近くに降りる。もう少し大きく巻いたらab必要だったので良いRf。Co720二股は左。ここからピリ辛滑滝が連続する。一つ微妙でALがシュリンゲ垂らした。Co830二股で水を汲む。ピーク泊予定だったのにプラティパスが2つしかなくて悲しむ。Co900を右股。結構上まで沢型あった。積丹藪を漕いでピークまで。ピークは笹やらを刈ってタープを張り寝る。小さな焚き火もする。夜は悪天だったが周りが笹に囲われており吹き込みが少ない。気温も高く極いというほどではなかった。夜中に鍋を置いてタープ水を手に入れた。 Day2:C1(6:00)Co380(10:00)51点沢出合(13:30)林道ゲート(19:30) [小雨のち曇り]雨が弱まってから行動。藪を漕いで51点沢に入る。沢型に入った時点で水がジャバジャバ。Co900二股、Co830二股で昨日との水量の違いにビビる。濁って足元が見えずに慎重に下る。Co800~Co720の滑滝群はまとめて左岸尾根を巻く。Co500の40m大滝は来た道。Co390の8mFは左岸小テラスからab、支点は木に捨て縄巻いた。Co320の25mFは左岸小テラスからab。6個くらいの残置ハーケンと新しい残置シュリンゲをお借りした。自分達のシュリンゲも残置した。F6は左岸cd。F5はほぼ垂直な右岸を慎重にcd。お助け出した。F4は来た道。F3は左岸cd。F2は右岸巻き。F1はcd。どの滝も釜が大荒れで怖かった。51点沢出合いまでもいくつか渡渉が難しい場面があったが、どれも都合よくブッシュが伸びていて危なくはなかった。49点沢出合いまでは均一に浅くて流れも遅く安全に下れた。流れながら移動や流れながら渡渉する箇所があった。49点沢出合いからのCo190〜Co160あたりが今回の核心。深くて流れの強い渡渉箇所が避けられず何度か流された。精神削られる。3回ザイル出した。ALがフィジカル強く、渡渉のロープの出し方も学んでいて本当に助かった。Co150あたりの狭い地形は右岸を高巻く。Co140以降も渡渉が大変そうな河原。これ以上渡渉したくないため左岸を大きく巻くことにする。斜面を高く登っていくと謎の快適踏み跡が現れる。神に感謝した。急にテンポ上がってCo100の二股まで。その後は踏み跡見つからなかったが薮の中を歩く。日が暮れてきたのでGPSを確認し林道を見つけた。暗く不明瞭な林道はラテルネとコールで進む。都合よく林道終点とゲートだけ電波が入り、下山遅れの連絡と下山連絡ができた。精神的に酷く疲れた。多くの方に大変なご心配ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。 <進め方について> 過去の記録から小雨ならそこまで増水しないと考えていた。入山前の天気確認はウェザーニュースと天気.jpなどで確認し、夜中に1〜2mm/hの雨が降ると予想していた。 夜中に雨が降るのでC1は珊内岳ピークではなく122点の途中まで下ろすことを目指し行動することにした。ピークで電波をとると天気予報が悪化しており、どの沢を降りるか考え直さなければならずとりあえずピークで泊まることにした。電波が入ったのでネットで記録を見ながら話し合い、珊内川も良くはなく、行きで様子のわかっている51点沢を下降することに決める。夜中も大雨が降り、朝起きて予報を見るとさらに悪化していた。食料がなく月曜も雨なのでできる限り今日中に下りたいと話し合った。余別川の函地形の大巻きや渡渉にどれくらい時間がかかるか見当もつかなかったが、時間をかけてでも安全に下ることにした。 下連担当とLINEをして現状を共有した。時間をかけてでも安全に下降することともし下山時刻遅れになっても余別川のどこかでビバークをしている可能性が高いということを確認した。その旨をメーリスに流してもらうことになった。 進められるだけ進めようと考えて行動を開始する。運よく明るいうちに林道に上がり下山することができた。 |
その他周辺情報 | 余市の山岡家 |
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