男体山
- GPS
- 04:52
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,211m
- 下り
- 1,213m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:21
天候 | 事前予報:ヤマテンは霧一時雨で強風、登山天気は前日Bで当日朝はC、てんくらは一貫してC。 実際:登山口パラパラ雨。4合目までに上がる。8合目で霧。山頂は霧のち晴れも強風。午後は晴れ。結果的にヤマテンが一番正確だった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
四合目まではやや湿っていて滑りやすいが、そこから上は乾いていた。ただ、岩でスリッピーなところがあった。5合目から8合目までは岩登りと岩降り。段差があるのでポールがあった方が良いと思う。 |
その他周辺情報 | 登山後は「日光山水」で日帰り入浴がおすすめ。800円で貸しタオル付き。内湯はぬるめ、露天風呂は熱めでバランスが良い。受付の男性の方も親切でフレンドリー。 |
写真
装備
個人装備 |
レインウエア(上下)
アンダーウエア
ソックス
グローブ
帽子
防寒着
着替え(ソックス・アンダーシャツ)
スパッツ
トレッキングブーツ
バックパック
ポール(ポイントプロテクター必須)
ヘッドランプ(予備電池含む)
水筒またはハイドレーションパック
クッカー・ストーブ・燃料
食器・カトラリー
コンパス
時計
タオル(手ぬぐい)
ロールペーパー・携帯トイレキット
ガベッジバック(ゴミ袋)
ライター・防水マッチ
筆記用具
日焼け止め・リップクリーム
ナイフ
救急用品・常備薬
健康保險証•身分証明書
携行食・非常食
登山届(事前提出)
ツェルト
携帯電話
ダクトテープ・細引き
エマージェンシーコール(ホイッスル)
熊鈴・熊よけスプレー
浄水器
サプリメント
|
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備考 | ペットボトルのコーヒー飲料。山頂での甘味とエネルギーの補給に役立った。アミノ酸とミネラルのサプリメントを上りの途中で飲んだ。これが役立ったと思う。 |
感想
「登りよりも降りの方が試される登山」
行ってみて感じた正直な感想です。男体山は、二荒山神社の登山口から山頂まで、ほとんど一直線の「直登オンリー」の山です。直登ということは、他の山ならあるような、緩やかな稜線歩きや開けた台地のような場所は、ほとんど無いと言うことです。つまり、最初から最後まで一本調子で上り続けることになります。それでも、上りはまだ体力があるのでいいのですが、降りは大いに問題になります。ずっと急な降りが続いて、大腿筋に極めて大きな負担が掛かるのです。しかも、8合目から4合目まではほぼずっと大きな石がゴロゴロ積み重なる「岩の道」で、転倒すれば怪我をする可能性が高いです。もし転倒の不安がある方は、ヘルメットをした方が良いと思いますし、下山時こそポールをうまく使って足への負荷を減らしたいところです。
「天気」の欄にも書きましたが、今回は「ヤマテン」の天気が芳しくなく、しかも、いろは坂を車で上っている最中に雨が降り始め、神社に着いた時には一時ザーザー降りになりました。これは諦めるべきか・・と思いましたが、「ここまできたのだし・・・」と、レインウェアを着て歩き始めることにしました。結果、この選択が吉と出ました。曇り空で日光が照らないため、下界の猛暑とは別世界で、エアコンのような冷風の中を登ることができました。登りが非常に速いペースで行けたのも、この温度の低さが大きいです。その意味では、最近のような猛暑では、ピーカン晴れではなく、このような「霧」や「くもり」の天気をあえて狙うのもありかもしれない、と思ったほどでした。
私は7時45分頃、登山者用駐車場に着きましたが、第一駐車場はまだ数台空いていました。第二駐車場もあるので、駐められないことはないと思います。私が出会った登山者は全体で30人位でした。夏休み中ということもあり、子連れで登っている方が数組いました。正直、この山を日帰りで登れる体力のある子どもはすごいと感心しました。日光という土地柄、外国の方も多く登っていました。
私が山頂についたときは霧と暴風で、体感温度は12~13℃くらいに感じたため、ウィンドシェルとレインウェアを着込んで保温に努めました。しばらくして、霧が晴れて美しい景色を見ながらラーメンを食べることができたのは最高でした。登山口の雨で諦めなくて本当に良かったと思いました。
帰りは日光山水で日帰り入浴をして汗を流し、筋肉をほぐして帰路に就きました。総じて、満足度の非常に高い登山でした。そうそう、帰ってから軽い頭痛が出ました。恐らく、ごく軽度の高山病だろうと思います。男体山は2500m以上ありますので、何らかの症状が出てもおかしくはありません。高山病の出やすい方は、対策をしておくとよいかと思います。
今回は、登りの時の涼しさと、体調が良かったこととが相まって、自分でも驚くほど速いペースで登って降りることができましたが、普通はプラス2時間くらいは必要だろうと思います。二荒山神社の登山受付は、「遭難の可能性が高いため正午まで」と限定されています。今の時期、できる限り早く登山開始をすれば、それだけ涼しく登ることができます。7時台がベストで、遅くとも8時30分までに出発すれば、涼しい中を登れると思います。ご参考になさって下さい。
そうそう、途中に水場はありません。水は最低2Lくらいは必要だと思います。また、途中にトイレもありません。心配な方は携帯トイレやトイレットペーパーとスコップを持参しましょう。なお、二荒山神社の脇にあるトイレは、トイレットペーパーが有料で別途、買う方式になっています。
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