中里富士 ゴ・ドーハンの朝活 真夏の富士塚詣

2024年08月02日(金) [日帰り]

• GPS: 00:37
• 距離: 213m
• 登り: 4m
• 下り: 0m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:18
• 休憩: 0:20
• 合計: 0:38

距離 213m 登り 4m 下り 0m

6:43 スタート地点
7:01 7:21 中里富士
7:21 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自転車

コース状況／危険箇所等

草は生えていますが、常時登拝可能のようです。

その他周辺情報

毎年9月1日の夕刻、火の花祭りが行われているようです。

写真

8/2 6:01

和光市の樹林公園。本日の朝活は清瀬市の中里富士へ出張します。朝の空気が少し涼しくなってきた気がします。

8/2 6:44

ちょっと道迷いしながら、約10Kでとうちゃこ！清瀬10景・中里冨士山

8/2 6:44

火の花祭り、こんな感じみたいです。9月1日、覚えておきましょう。

8/2 6:44

夏朝の中里富士、ラジオ体操返りの子供が3人が「登って行こうか！」と言って登っています。日常に密着したお富士さんのようです。

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石燈籠の部材かな、丸嘉講の講紋があります。

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こちらも講紋入りの手水鉢(明治八乙亥年七月吉日、1875)

8/2 6:49

文字塔の馬頭尊(文化六己巳年、1809)は移設されたのでしょうが、「武州多摩郡中里村」地元のものであることは確か。

8/2 6:51

丸嘉講紋入りの「冨士大々講」碑(大正六年、1917)もあります。

8/2 6:51

根元に御地蔵様、銘はありますが判読困難。

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お山から少し離れた所にこちらの石標、お山に講紋「惣村中 惣講中」

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登拝ロは鳥居側(北側)の九十九道一本です。

8/2 6:54

それではいざ登山開始です！

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まずは階段右側、草むらに庚申塔

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天狗さんか、お猿さんかの線刻像、下方に「奉」の文字があります。

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その先には丸彫りの地蔵尊(正徳二壬辰天、1712)と青面金剛庚申塔(享保十乙巳天、1725)、どちらも近隣からの移設かな。

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一方、階段の左側、先程の線刻像の対になるものがありました。その左奥は「富士山太々講社」(明治二十九年、1896)

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その線刻像は、お山に丸吉講紋、そして合掌するお猿さんでした！背面に「明治八年乙亥四月吉日」(1875)

8/2 7:00

その少し上方に「二合目」石と

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「鈴原神社」

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再び右側には「高尾山阿闍梨明王」(明治十三年四月吉日、1880)願主は上保谷村の方々。富士詣に向かう途中、高尾山に参拝するのが定番だったみたい。

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中腹にはもちろん「小御嶽神社　大天狗 小天狗」

8/2 7:04

その中腹から山頂を見上げる。

8/2 7:04

左に六合目石

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右に石祠

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祭神らしき銘が少し残っています。何方でしょう？

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八合目石は折れて落ちていました。

8/2 7:05

左側の急傾斜地に立つ九合目石。

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登頂しました！小広い山頂部の南端に石造物があります。右から、

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「奉納 御神燈/明治七甲戌年十一月吉日(1874)/願主 町田友右衛門」石燈籠だったようです。

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大日如来の線刻像(明治十四年四月初申、1881)、丸嘉と丸吉、二つの講紋があるようです。施主は当初＆近隣の村々の方々。

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木花開耶姫(浅間大神)の本地仏が大日如来

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壊れかけの石祠

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かろうじて「仙元大菩薩」(浅間大神)と読めます。

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「文政八酉年三月」(1825)、隣は願主銘かなぁ？

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最左にも小さな石祠、台石に「村中」とあります。

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祠の後ろ側(南側)は未整備？一つだけ石碑らしきものがありますが、近寄れませんでした。

8/2 7:11

北側の登拝ロはこんな感じ。

8/2 7:12

そして眺望

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下山途中、左側の麓付近に石塔とその上、下方に石祠、

8/2 7:14

石塔には「道了大菩薩」(明治十三年四月吉日、1880)。富士詣の帰り道、道了尊(大雄山最乗寺)に立ち寄るのが定番だったみたい。

8/2 7:17

無事下山しました(笑)、最後に周囲から富士を眺めてみましょう。

8/2 7:19

西方からの眺め。樹海を模しているのでしょうか(笑)、この先に回り込むことはできませんでした。

8/2 7:20

一方東側は擁壁になっています。

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帰り道WCをお借りした日枝神社、お隣の水天宮と共にとても立派な拝殿です。そして何と、

8/2 7:33

御嶽山もありました！

8/2 7:35

残念ながら本日は時間切れ。またゆっくりお訪ねします。

撮影機器：

iPhone 8 Apple

感想

godohan

・前々から気になっていた清瀬市の中里富士に登拝することができました。ちなみに練馬区の大泉にも同名の富士塚があります(大泉富士)。本家本元の冨士は年々登山のハードルが高くなっていますが、こちらの冨士山は両者とも気軽に登れて、特に子供たちが無邪気に登る姿を見かけられ、元気をもらいました。まだ近くに富士塚、そして御嶽塚もあるみたいなので、コツコツ朝活したいと思います。

「中里の富士塚」（現地説明板より要約）
・丸嘉講武州田無組中里講社により、柳瀬川右岸の河岸段丘に築造、文政八年再築という伝承あり。
・全山赤土で一般的な富士塚で見られる溶岩(黒ボク)は一切使われていない。舟運に依存できない内陸地域の富士塚の典型的な様式を示している。などとあります。