斜里岳
- GPS
- 06:09
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,029m
- 下り
- 1,028m
コースタイム
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 6:56
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
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アクセス |
感想
当初予定では、今日は雄阿寒岳登山の予定のため、前日の雌阿寒岳を上り終えて阿寒湖周辺で1夜を過ごしていたところ明け方まだ日の出前に土砂降りの雨の音が外から聞こえて目を覚ましました。せっかくの北海道旅行ということで、このまま雄阿寒岳登山も覚悟しましたが、念のためと天気予報を確認したところ斜里岳周辺は1日曇りの予報ということで急遽移動しました。近隣に住んでいたら登山の中止や延期も当然考えるところでした多少の無理は仕方ないですね。清岳荘までの道は最後数km未舗装道路となります。しっかり整備されているといった印象はありました。普通車で問題なく走れます。6時過ぎに清岳荘に到着したときには駐車場は2,3割といったところでしょうか。当初は3日の宿泊予定でしたので管理人さんにキャンセルの旨お伝えしたところ、無断キャンセルする方が多いらしく、むしろ丁寧にお礼を言われてしまいました。
※私もそうですが、いろいろな都合があって予定変更していると思いますが、相手のあることですので、最低限のマナーは守りたいですね。特にこういう施設だと、もしかしたら遭難したのでは…といらない心配をかけることになります。
さて早速準備を整え登山を開始、1時間ほど歩くと下二股に到着しました。すでにここまでの登山道で渡渉は何度か繰り返していますが、ここからが本格的な沢登となります。様々な情報を事前に確認して、上りは旧道、下りは新道がお勧めの様でしたので私もそれにならいました。普通の登山靴でも歩けるとの情報も入っていました。普段がわからないので比較はできませんが、この日は沢沿いを歩くときも渡渉も全く水に濡れるような心配はありませんでした。ただし、他の登山者の中にポールを突きながら登っている方もいましたが、渡渉のときのバランスと取るには良いですが、濡れた岩場を登っていくときにはむしろ邪魔というかポールの先が滑って危なくないかなと、他人事ですが心配になりました。私はそんなこともあってポールは車において行きましたが、新道を下山するときには、ポール持ってきたらよかったなとちょっと反省しました。斜里岳に限りませんが、ポールは場面によって使い分ける必要があります。面倒と思わずに出し入れした方がいいですね。
上二股を過ぎると沢から離れて樹林帯の中を歩くことになりますが、ここで厄介だったのが横に伸びた枝がちょうど視界から外れた位置から伸びていて、何度も頭にぶつけました。非常にストレスが溜まりました。荷物として邪魔にならないようならばヘルメットをお勧めします。馬の背を過ぎるころから景色が広がる予定でしたが、残念ながらこの日は、ガスの中を歩いていました。しかも山頂に近づくにつれて、雨風が強くなってきました。これなら雄阿寒岳に登っていても同じだったかと予定変更したことを後悔しながら歩いていました。
ところが、本当に山頂に着く直前に急に空が明るくなり雲がきれ晴れ間が広がってきました。この瞬間に山頂に立てたのはまさに奇跡です。結局そのまま1時間山頂で、オホーツク海や羅臼岳をはじめとした知床連山を望みながら山頂で至福の時を過ごしました。
ちなみに他の登山者の感想に出てくる緑色の虫ですが、天気のせいなのかはわかりませんが、登頂時には、山頂標識に何匹かくっついている程度で気になりませんでしたが、何処にいたんだろうと不思議なぐらい大量発生していました。
下山するときには空はすっかり青空となり、熊見峠までの尾根筋を歩きながら何度も振り向きました。簡単に来ることはできないところですが、もう一度登りたいと思う山の一つとなりました。
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