京ヶ倉 山頂ではフルートのしらべ


- GPS
- --:--
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 436m
- 下り
- 428m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備が行き届いていますが、細尾根のため雨天時は注意。 |
写真
感想
今年は8月下旬から天候が悪いですよね
まぁ、休日で出かけられない日々ですので、
雨で山行できそうもないとあきらめると
精神衛生上にはいいのですが、…
休日で晴れた日の残業や出張はイライラがたまりますね。
今日は松本への出張、どうにか午後は自由がききそうですので
無理やり里山にでかけます。
以前、jinさんに勧められていた生坂の京ヶ倉を目指します。
他にも信濃毎日新聞に掲載された、登り続ける信州1名山
「大城・京ヶ倉を広く世に出す会」会長 平林雅雄さんの
コメントや思いも気になっていたので、こんな日を待っていました。
(ただし、北アルプスが見える日と満を持していたのですが、空振り)
生坂小学校の脇を越え、獣よけの柵を開けて林道に進もうとすると
もう一台車が続いてきました。どうもこれから登る感じです。
柵の中に招き入れ、柵を閉めて登山口まで車を走らせます。
登山口には先行された方の車が一台、
出発の準備をしていると、60代?くらいのご夫婦が下りてきました。
迷う心配はないけど、クマの方が心配か???と
そんな声を聴くと単独行より、偶然お会いした者同士で
一緒に歩きましょう!!!とお誘いしました。
さて出発という時に、
車の上にフルートのケースが載っています。
お忘れではありませんか?…。
あっ!大事なものを…と、あわててザックに詰め込めます。
さて、初対面の方との山行が始まります。
レベルもわからないし、逆にご迷惑をかけても行けないと思いながら
山の話をしながら進みます。
フルートのケース、よくわかりましたね??
という話題から、こちらの職業をお伝えして、
経緯を説明したところ…、なんと、ほぼ同業者。
更に会話が弾むと、私の職場に来たこともあり
共通の知り合いが複数いることが分かりました。
ホント、世の中狭いものです。
さて、話は山に戻して
京が倉&大城の位置関係や歩いているコースが
今一つ分かっておらず、おしゃべりしながら進んでいくと
犀川や生坂ダムが眼下に見えるようになります。
特に、おおこば見晴らし台につくと蝶が岳や常念岳が
晴れていれば見えるようです。Orz。
いたるところに手作りの看板が設置されており安心して進めます。
ただ、ハシゴやタイガーロープは劣化しているものもあるので、
自分の目や経験で判断して進まないといけません。
稜線に出るとまずは馬の背とよばれるナイフリッジが
お迎えしてくれます。
妙義山の鷹戻しを歩いた者にとっては
対して危険性は感じませんが、
ご一緒された方には程よい刺激だったそうです。
「戸隠の蟻の戸渡り」はもう少し先にしますとのことでした。
その先はトドの背?これは左に巻いて進みます。
最後の急斜面を登ると山頂なのですが、
ストックが邪魔をしてうまく進めなかったり、
これまでのピッチが久しぶりの山行にはきいたりしたようです。
ほどなくして、態勢を取り戻しいざ山頂へ。
山頂には三角点はないものの立派な山頂表記がありました。
「大城・京ヶ倉を広く世に出す会」の記入もあり
この地域の皆様の熱意が感じられます。
最初は大城まで行こうかとも思っていたようでしたが、
この天気や時間では無理は禁物ですね。あっさり断念です。
ここでゆっくりしましょう!ということから、
さっそく先ほど拝見した、フルートの演奏をお願いいたします。
山頂にある、ベンチに座っていただき、
犀川方面に向かってフルートを奏でるのですが、
それはそれは見事な音色です。
どう考えても演奏はプロです。
「山好きのフルート演奏者」で個人確定が
できてしまいそうですので後姿の写真も載せません。
演奏者一人、聴いている者一人。
なんとも贅沢なコンサートです。
○○様
山へ行ったらことあるごとに演奏されることをお薦めいたします。
きっとそれだけで、山小屋の宿泊費は免除されることでしょうし、
再度の訪問を熱望されることでしょう。
里山ですので、麓に流れる3:00のチャイムを山頂で聞いて
下山を始めます。
トドの背や馬の背の岩場を楽しみ、
聖が岳をはじめ筑北の山や、有明山をもとに何となくみられる
北アルプスを想像しておりました。
後はのんびり、共通の話題になることを広めながらの
下山となりました。
思いのほか、急な部分もありますが、
おしゃべりをしながらの山行はあっという間に
ゴールに近づいてしまいます。
心配していた、クマのこと、
初めてお会いして方との山行で、
ご迷惑にならなかったか…??
そんな心配も登山口に帰ってきたらすっかりなくなり
またいつか、お会いできる日を楽しみにしている自分がいました。
・・・、車について、しばらくして携帯を見ると
なんと着信履歴が2件ありました。
なんと、先ほどお話していた、共通の知人からの
もので、これまたびっくり。
○○さんと偶然出会って、一緒に京ヶ倉を登ってきました。
と伝えると、これまたびっくりしておられました。
ホント、人の縁とは摩訶不思議なものです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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aonumaさん今晩はです。
京ヶ倉眺めが良いですね〜。花の季節に特にヒカゲツツジが良いそうです。
フルートの調べは是非聞いてみたかったです。
オカリナかちょっとした笛はたまに登山をしていると聞える時が有りますが、何故かすごく癒されますね。
こんばんは、kintakunte様
話には聞いていましたが、京ヶ倉という里山いい感じですね。
登山口までの案内板が、みんな手書きで
細かく示されていた迷うことは全くありません。
登山道も程よい登りで、振り返れば見事な絶景。
更にナイフリッジや岩登りのような場所ありで
いろいろ楽しめそうです。
山頂でのフルートの演奏会は贅沢の極みですね。
○○さんへの連絡手段を聞いて、
一度山行企画を作りたいくらいです。
ヒカゲツツジの話は聞いておりました。
こちらからは、西上州の立岩辺りにも見事な群生があるので
そちらで堪能しておりました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-442352.html
北アルプスの展望があるときにまた出かけたいと思います。
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