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Yamareco

記録ID: 7106249
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

幌尻岳~過去1番辛い登山

2024年08月06日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
15:08
距離
25.1km
登り
2,342m
下り
2,357m

コースタイム

日帰り
山行
13:39
休憩
1:29
合計
15:08
4:22
4:23
33
4:56
4:57
27
6:17
6:36
34
7:10
7:17
56
8:13
8:20
7
8:27
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34
9:02
9:04
48
9:52
9:53
32
10:25
10:35
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11:46
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27
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15:51
3
15:54
15:55
40
16:35
16:37
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17:11
17:17
52
18:39
33
天候 曇り時々小雨
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 下山後、遅い時間で閉まっている店も多く札幌市内まで移動して風呂と食事をとりました。
2024年08月06日 05:24撮影
8/6 5:24
マリンシューズの出番なく行けました。
2024年08月06日 06:01撮影
8/6 6:01
マリンシューズの出番なく行けました。
2024年08月06日 06:08撮影
8/6 6:08
2024年08月06日 06:40撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 6:40
トッタの泉。行きでちっぽけだと思ったこのわずかな湧水がいかに大事かこの後気付かされます。
2024年08月06日 07:10撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 7:10
トッタの泉。行きでちっぽけだと思ったこのわずかな湧水がいかに大事かこの後気付かされます。
2024年08月06日 08:02撮影
8/6 8:02
2024年08月06日 08:04撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 8:04
2024年08月06日 08:20撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 8:20
2024年08月06日 08:34撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 8:34
2024年08月06日 08:44撮影
8/6 8:44
2024年08月06日 08:45撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 8:45
2024年08月06日 09:04撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 9:04
2024年08月06日 10:47撮影
8/6 10:47
2024年08月06日 10:54撮影
8/6 10:54
トッタベツ岳を振り返る。絶景
2024年08月06日 11:14撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 11:14
トッタベツ岳を振り返る。絶景
2024年08月06日 11:14撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 11:14
またトッタベツ岳を振り返る
2024年08月06日 11:14撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 11:14
またトッタベツ岳を振り返る
この山頂だと思ったのは幌尻岳の肩
2024年08月06日 11:15撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 11:15
この山頂だと思ったのは幌尻岳の肩
2024年08月06日 11:49撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 11:49
山頂?!
2024年08月06日 12:18撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 12:18
山頂?!
ついに山頂に到着!ガスってたけどそんなのはもうどうでも良くなってました
2024年08月06日 12:22撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 12:22
ついに山頂に到着!ガスってたけどそんなのはもうどうでも良くなってました
2024年08月06日 12:55撮影
8/6 12:55
再びトッタベツ岳を望む
2024年08月06日 13:20撮影 by  iPhone 13 Pro Max, Apple
8/6 13:20
再びトッタベツ岳を望む
撮影機器:

感想

友人と2人で南アルプスに行く予定だったのですが天気の都合で急遽北海道の山に変更。幌尻岳の日帰り登山に挑むことにしました。幌尻岳は沢渡があるので前日札幌市内のスポーツショップでマリンシューズを念の為買っていきましたが水に足を入れないと渡れない場所は一つもなかったので一度も使いませんでした。もう少し水かさが増えたら必要だったかもしれないので用意はしておいた方がいいでしょう。

登り始めが4時で夜明け前でしたが沢渡り付近に来た時には既に明るくなっていました。幌尻岳の難関は沢渡りと思っていたのですが本当の難関はその後のアップダウンを繰り返す長距離登山。ヒグマももちろん怖いのですが、もっと怖いのは体力や水切れや日が落ちてからの沢渡り。トッタベツ岳に着いたのが10時半頃、そこから幌尻岳はまだまだ先。その時点で友人は残りの体力を考え撤退を決断。トッタベツ山頂に先にいた1人で登山されていたご婦人も山頂を目指さず同じく撤退するとのこと。
私は遥か遠くに見えた山頂を見てこれならギリギリ行けると思い1人で幌尻岳山頂を目指すことにしました。その時見えた山頂だと思っていたものはずっと手前の幌尻岳の肩だったのですが(・・;)

安否確認の為に時々繋がるスマホで現在地をたまに連絡する約束をして友人とトッタベツ岳で別れました。

その後の山頂までも岩場ありアップダウンありでなかなかしんどい行程。山頂に着いたのは12時半頃。それまで登山者に会ったのはトッタベツ岳山頂にいたご婦人だけだったのですが幌尻岳山頂には山小屋からのルートで来た方が数名いらして写真を撮っていただくことも出来ました。

そこからの下山もアップダウンだらけの長距離でしんどいものでした。身体に刺さるハイマツや身体にたかるブユもかなりの邪魔もの。そして一番キツかったのは喉の渇き。水は2リットル持って行ったのですが下山時点で500ml1本分しか余っていなくて、それをちびちび飲みながら数時間過ごしました。今思えばトッタの泉の水汲み場で少しでも補給しておけば良かった。
スマホの充電も残り20パーセント弱しかなくなっていて、モバイルバッテリーも無く、この日に限ってヘッドライトも忘れてしまったので暗くなったら絶望的な状況。それで友人への連絡もバッテリーの節約のためにしませんでした。数時間後、友人が心配して電話してきた際には「充電がもうなくなるから節約のためにもう連絡出来ない」とだけ告げて私は電話を切ってしまいました。

日が暮れる恐怖、水がなくなる恐怖、スマホが切れてしまう恐怖。疲れよりも恐怖と戦いながの駆け足の下山。そしてヒグマも当然怖い。日が暮れてくると切り株も熊に見えて何度も切り株と睨めっこすることがありました。幸い一度もヒグマを見かけることはありませんでしたが。

そして午後4時半頃なんとかトッタの泉に到着すると、そこに張ってあったテントから先ほどトッタベツ岳山頂で出会ったご婦人が出てきて私にモバイルバッテリーを手渡してくれました。すぐには状況が理解できなかったのですが、話を聞くと先に下山した友人がそのご婦人に自分のモバイルバッテリーを預けたらしく。私がここを通りかかった際にもし気が付いたら渡して欲しいとお願いしていたようです。なんというファインプレー!友人ナイス!そこからは熊が怖かったのでスマホで音楽ガンガン鳴らしながら下山しました。時間的に暗闇の沢渡りもギリギリ避けられました。

結局下山したのは日が暮れた午後7時過ぎ。友人は午後6時過ぎに下山していたらしくそれほど待たさずに下山できたので良かったです。

今回百名山74座目にして間違いなく過去一番キツかった登山。山小屋からのルートの方が良さそうですがこの日渡渉された方の口コミを見ると膝上くらいまで浸かったとあるので判断が難しいところです。

反省すべきところはモバイルバッテリーとヘッドライトの準備不足。そしてこの山の地味な難敵はブユ。服の上からでも平気でブユは皮膚を噛んできます。そしてその痒みは数ヶ月残ります。気をつけて下さい。

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