比叡山・地蔵谷から四ツ谷川へ



- GPS
- 04:48
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 487m
- 下り
- 561m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
地蔵谷は倒木が多く、木を潜る、跨ぐが必須である。倒木や崩落などでコースは判りにくい所もあるのでGPSで確認するとよい。 四ツ谷川は何の問題もない。 |
写真
感想
猛暑の中を地蔵谷からドライブウエーを越えて四ツ谷川源流に降りて穴太(あのお)まで歩いて来た。この暑い中のハイクは行く場所に悩むのであるが、少しでも暑さを忘れようと、谷歩きを選択した。京都駅から比叡山頂行のバスでラジウム温泉のある地蔵谷バス停まで30分以上掛かった。
陽ざしは暑いが木陰に入るとホッとして準備をする。暫くは林道歩きで、陽ざしの強さに辟易とする頃、大きな堰堤で深い谷が一挙に平流となって砂州の穏やかな流れは大きな広場だ。そこから細い谷になると大きな木々に覆われて木陰道になるのは有難い。しかし、全て思い通リになるものではなく、日陰はいいものの倒木で右往左往や、木々の下や上をと藪漕ぎそのものが続いて格闘技だ。この地蔵谷はその昔からの道のようで、谷の両側には石組の道跡らしきものが続いている。それらは、かなりの確率で崩壊していて10〜20%ほどしか残っていないようだ。しかし、その道跡は最適の踏み跡で、倒木さえなければ、快適な登山路となっていただろう。
比叡アルプスへの登路を分けるころより、倒木は益々増加して谷を右に左にと進める道探しは中々厳しいものがる。昔の道は周囲からの土砂で傾斜地となっていて、歩ける場所と急斜面部分は谷に降りないと行けなくなって、倒木との鬩ぎ合いとで悩ましいのだ。右岸側の尾根がすぐその近くと思えた頃、頭の上に小橋が横切っていた。これは石鳥居から比叡アルプスへの道だろう。すると、このすぐ上が石鳥居だと足元の動きも軽やかに最後の斜面を進むと、石鳥居が見えてきた。暑い陽ざしの中だが、丸太ベンチは木陰にあったので、さっそくランチとして水分補給をタップリとした。瓜生山方面から単独の人が来て、トレイル標識を確認していた。
石鳥居からドライブウエーまでの林道は暑いだろうなと不満を言いながら歩き出したが、意外と樹下の道も多くて、クリンソウの葉は多いが、この暑さで縮こまっているかのようだ。そんな光景を見ながらの林道は暑い思いの少ない内に、40分弱でドライブウエーに到着。あとは下りだけと気は楽だが、四ツ谷川源流への下りの階段数は多く、急傾斜なのだ。
源流に降りて来ると、音羽川側と同様にこちらもクリンソウの葉が無数にある。葉が縮こまっているかのようなのは同様だ。クリンソウの葉と並んでいるマツカゼソウはこれから花を咲かせるようで、本当に小さな白い蕾を無数に付けている。
長い林道歩きをしていると川床がかなり低くなって来て怖いくらいの高さになった頃、左岸の岩壁に大きな葉が沢山あって、その中に紫色の花弁が見えた。近づくとイワタバコの花であった。水が染み出ているとも思えないし、陽ざしも当たりそうな場所によくぞ咲いているなと感心したものだ。
古墳や墓地を見ながら京阪電車の走る県道脇に出て、真夏のハイクは終わった。こんだけ汗をかいたあとは冷たいビールに限ると電車の来るのが遅いと不満が出そうな頃に電車は来た。
”八”、”竹”
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