爺ヶ岳方面・岩小屋沢岳
- GPS
- 07:30
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,681m
- 下り
- 1,692m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 7:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5:20 穂高有明出発 6:00 扇沢・市営第2駐車場(無料) <復路> 13:50 駐車場発 14:30 自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題ない |
その他周辺情報 | 大町温泉郷 |
写真
感想
2015(平成27年)9月12日(土)
岩小屋沢岳(柏原新道)
今回で針ノ木・爺ヶ岳方面25回目の山行
久しぶりの降水確率0(ゼロ)の今日、爺ヶ岳か岩小屋沢岳どちらかに登ろうと家を出た。
八ツ見ベンチまでの急登を登り切ると青空がぐっと広がり日が差してきた。扇沢の駐車場が眼下に見え、その先に針ノ木岳が聳える。
石畳を過ぎると、個人的に好きな水平道に入る。ここからは蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳そして岩小屋沢岳の峰々が目の前に広がる。また種池山荘も小さく稜線に建つのが見える。
まだ紅葉は早かったようだ。ダケカンバの黄色が美しく輝くように広がる種池山荘までの登りも、まだこれから色づき始めようとしている。
ナナカマドは一部赤く染まっているものもあり、上部は少し紅葉が期待できるのだった。
富士見坂からは南アルプスと八ヶ岳の間から富士山が見られた。
そして安曇野、有明山、鍬ノ峰そして雨引山が見ることができた。
種池山荘から爺ヶ岳方面へは多くの方が登られているようだ。
山荘から、剱岳方面の白い峰々が見え、もっと間近に見たいという思いが強くなり、岩小屋沢岳へと多くの方とは反対方向へ舵を切った。
静かで、トウヤクリンドウなど咲くお花畑も広がり、道の両側にはコケモモの赤い実そしてシラタマノキの白い実が山行を迎えてくれているようだった。赤い実は色鮮やかで秋の光を浴びて輝いていた。
シラタマノキは「白玉の木」と書き、白い実が可憐だ。実際には淡いピンクがかかっている。この実をつぶすとサロメチール(サルチル酸メチル)の香りがする。生食もできて淡い甘みがあり、口の中に湿布薬を貼られえたような味が広がる。
この実を使い、「白玉の木酒」を作ることができる。不眠、疲労回復、滋養強壮に効くそうだ。確かめたいと思う。
葉も精製すると油が取れて、その冬禄油は筋肉痛に効くそうだ。
岩小屋沢岳の山頂からは、立山の雄山、大汝山、富士ノ折立、別山そして剱岳が正面にどっと立ち、その絶景は息をのむものがある。
光の当たり方で、山容の様子も違ってきて、つい長居をしてしまう。
そしてこの場所には、縦走する人以外ほとんど人がやってこないのだ。
私のお気に入りの場所として、このままいつまでも静かな場所であってほしい。
紅葉は来週辺りが最高になると思う。ただナナカマドの紅葉は茶色がかかり美しさがもう一歩か。
それでもこれからの北アルプスの紅葉は楽しみだ。
ふるちゃん
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