大千軒岳
- GPS
- 06:17
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 1,034m
コースタイム
天候 | 曇り 時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
日曜に所用で函館に行く用事があったため、前日入りで道南の三百名山、大千軒岳の登山を計画しました。
函館空港から車で約1時間半、11月目前の北海道は寒く、天気予報もあまり良くはなかったのだが、小雨くらいなら問題はないだろうと思い、時間としてはかなり遅い、AM11時頃から登坂開始する。
この山の前半ルートは知内川に沿って進むのですが、何度も渡渉を繰り返さなければならず、場所によっては登山靴がかなり水に浸かる。なので、今回靴の上から履けるゴム製のブーツカバーを使うことにした。斜面では若干滑りやすくなるが、前半はこのブーツカバーが威力を発揮し、渡渉であまり神経をすり減らさずに進めた。昔はこの川は砂金が採れたそうで、時間があれば川底をさらってみたい所だが時間もないので先に進む。(ゴールドラッシュの夢だけは膨らみますが・・・🤑)
行程の2/3ほど進むと、十字架✟が見えてきた。江戸時代にこの地に逃れてきた隠れキリシタンが処刑された場所らしい。大体の山は神社かお寺があることが多いが、キリスト教にゆかりのある山はちょっとめずらしい。静かに手を合わせて先へ進む。この辺りから結構強い☔が降り出したので合羽を着こむ。知内川沿い道の終盤で下山されてきた方、2人組とすれ違ったが、駐車場には自分以外は🚗1台しかなかったので、たぶんこの方たちのだな。ということは、この先登山者はもう自分しかいないかもしれない・・・(。-`ω-) 急がないと!
渡渉エリアを抜けると、ひたすら急登となる。1072mの山だが、奥深いし結構キツく感じる・・(;´Д`) 500mほどを一気に登ると森林限界を超え、眺望の開けた稜線に出た。ここにも十字架がある。稜線に出た途端に、ものすごい強風に晒された。ひぃぃー寒い!!(@_@;) 薄っぺらの手袋しか持ってきてなかったので、寒さで指がもげそう!しかし、山頂まではあと少しだ!気力で進む。
14時とかなり遅くなったがなんとか山頂到着。ガスで周囲の眺望はないな・・・日暮れの時間を考えるとあまりのんびりはしてられない。行動食だけ食べて急いで下山を開始する。下山途中、急にガスが晴れて周囲の山や津軽海峡が見えた。最後に山から御褒美がもらえたようだ。ありがとー!(*'ω'*)
知内川までは順調に下りてきたが、ここから道迷いを連発することになった。往路でも何か所かルートがわかりくい箇所があり、都度引き返してルートを探しながら進んだが、復路はさらにわかりにくい場所が多い。気づくと往路で通った記憶のない場所に出てしまい、地図を確認すると微妙にルートを外れている。基本は川沿いに進めば良いはずだが、ルートを逸れるとどん詰まって進めなくなるので、戻るハメになりロスタイムが蓄積する。
16時を過ぎて辺りが薄暗くなってきた。北海道の日暮れは本州より早い。ヘッドライトはあるので日暮れても動けなくなることはないが、この辺りも一応ヒグマの生息地だ。周囲に誰一人いないこの状況はかなり怖いものがある・・・(´;ω;`)
17時過ぎ、迷いながらもなんとか登山口まで戻ってこられた。辛うじて明るさが残っていたが、ほぼ夜になってしまった。帰りの林道運転で🦌を2匹見かける。ここからは野生動物の時間帯だな・・・。
北海道の山は初めてだったけど、やはり秘境感あります。次はもう少しゆとりを持って登れるように計画しよう。
三百名山(18)
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