新神戸〜布引〜市ケ原〜掬星台

2024年08月17日(土) [日帰り]

• GPS: 02:50
• 距離: 6.1km
• 登り: 793m
• 下り: 157m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:34
• 休憩: 0:12
• 合計: 2:46

距離 6.1km 登り 793m 下り 157m

9:36 新神戸駅
9:43 9:48 布引の滝（雌滝）
9:54 9:59 布引の滝（雄滝）
10:03 10:03 見晴らし台
10:22 10:23 布引貯水池
10:41 10:41 桜茶屋（市が原）
10:54 10:54 天狗道分岐点
11:33 11:33 学校林道分岐
11:59 11:59 行者尾根下山点
12:03 12:04 イノシシのある展望地
12:07 12:07 アドベンチャールート分岐（全山縦走路側）
12:14 12:14 天狗道マザーツリー
12:22 12:22 摩耶山
12:27 ゴール地点

天候

晴🌞時々🌤曇 わずかに秋風を感じる🌬

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

🚅のぞみ86号 09:18新神戸
まやビューライン🚡 星の駅→🚟摩耶ケーブル駅 900円
🚍神戸市バス[18] 10駅 14分 210円

コース状況／危険箇所等

整備が行き届いているので、安全安心😊

その他周辺情報

🍙まやむすび🍙
摩耶ケーブル駅前(道の向かい側)
手作り🍙
テイクアウトもできるけど、お店で食べるとお味噌汁を出してもらえます。
缶ビールやアイスもあって、バスの待ち時間に寄るのにぴったり😊

写真

8/17 9:39

新神戸改札を出てコインロッカにスーツケースを入れ、少し改札側に戻ったところにあるエスカレータで地上フロアに降ります。地上階すぐ左の出口(「トレイルステーション」左にある出口)から出て、左手方向に歩くと3分もしないうちにここ😊

8/17 9:39

おおっ😃「玉葉」の九条兼実っ！……かとおもったら孫の基家でした😅が、定家のライバルで「続古今集」撰者のひとり、超メジャー歌人です🐤
この後も、続々と素晴らしい歌人の歌碑が続きます😍
あしのやの砂子の山のみなかみを のぼりて見れば布びきの滝
伊勢物語の昔、蘆屋の灘に来て「さあ、この山の上にあると言われている布引の滝を見に登ろう」と言って来てみたら、長さは20丈、広さは5丈ほどの石の表面に、白絹で岩を包んでいるように見事に布を引いたような滝であったという……まさにこれが布引の滝だょ。
※「伊勢物語」87段より

8/17 9:43

雄滝の案内矢印に従って坂を登ると、雌滝を見そびれてしまいます。雌滝への案内に従って、まず雌滝を見てから(その先に、ちゃんと雄滝に行く道があるから)雄滝へ行くのがよろしいようです🐤

8/17 9:43

法性寺忠通(「栄華物語」によると京極師実)
さらしけむ甲斐もあるかな 山姫のたつねて来つる布引の滝
布を滝の水にさらした甲斐があったようだょ、布引滝とは！ 山の女神が白絹の衣を着て訪ねて来てくれたみたいじゃないか！

8/17 9:43

雌滝取水堰堤
やっばり📷下手っ😂

8/17 9:44

雌滝その1
📷下手なのでよく見えないけれど、かなりの水量😃
地元のご婦人によると、数日前に強烈な雷雨があったので水量が増えている……とのこと。いいときに来たようです😊

8/17 9:44

雌滝 その2
滝壺。もうちっと身を乗り出して撮るべきだった😅

8/17 9:45

雌滝 その3
ほんとに白布に見えますとも🙂

8/17 9:47

九条良経
山人の衣なるらし 白妙の月に晒せる布引のたき
山神の衣であるかのようだ。いままさに月光に晒されている布のように光輝く布引滝よ。
「新古今集」仮名序の作者。超教養人だけれど、良経って天井からなにものかに狙われて亡くなったお方……建仁元(1201)年の作なら、この歌を詠んでから10年も生きられなかった😢

8/17 9:47

九条良経撮り直し😅

8/17 9:48

「千載集」撰者の俊成
いかなれや 雲間も見えぬ五月雨にさらし添らむ 布引の滝
どうして、こうして絶え間なく降り続く五月雨のなかで白絹を晒し続けるのだろうかね、布引の滝ょ……

8/17 9:49

「金葉集」撰者、「俊頼髄脳」の源俊頼
山姫の嶺の梢にひきかけて晒せる布や 滝の白波
この滝の白波は、山の女神が山の頂に生えている木の梢にひょいと引っかけて晒している布だね……

8/17 9:49

イヌビワ……枇杷じゃなく、イチジクのミニチュアみたいな実をつけるらしいです🙄実のある頃に見てみたいな🙂

8/17 9:50

男もすなる日記といふものを……というより「古今集」撰者、仮名序の紀貫之
松の音琴に調ふる山風は滝の糸をやすけて弾くらむ
松風を琴のように奏でる山風は、今も滝の水を琴糸のように透かして弾いていることだろう。
……って、これ松山の滝の屏風歌なのですか？ 布引の滝でなく😒……熊野川支流に布引滝と松山滝というのがあるらしいねですが🙄え〜っと、どうしてこの歌を採用したのかな？

8/17 9:51

鼓ヶ滝……肝心の滝が、よくわからなかった🐤

8/17 9:51

これが鼓ヶ滝かな？

8/17 9:53

これも滝？

8/17 9:54

雄滝😊

8/17 9:54

雄滝と夫婦滝……らしい

8/17 9:54

これは、わかりやすい解説😄

8/17 9:55

「伊勢物語」在原業平
ぬきみたる人こそあるらし 白たまのまなくも散るか 袖の狭きに
白玉を緒から抜いてバラバラにして乱れるのを見ている人がいるらしいよ、こんなに間もなく降り散るなんて。うけとめる袖はこんなに狭いのに……
これも「伊勢物語」87段

8/17 9:55

在原行平、業平の兄。
こきちらすたきのしら玉拾ひおきて世のうきときのなみたにそかる
滝が水を撒き散らしてできる白玉を拾っておいて、世を辛く思うときの涙のかわりに借りるんだ！

8/17 9:55

雄滝😊

8/17 9:56

「八雲御抄」の順徳院
たち縫わぬ紅葉の衣染め出てて何山姫のぬの引の滝
裁ったり縫ったりしてない紅葉の天衣を紅に染め出して、ああ、山の女神が贔屓する布引の滝よ。
在位中、佐渡に流される数年前の作😢

8/17 9:58

これも滝だけど🙄

8/17 9:58

「新古今集」撰者、藤原有家
久かたの天津乙女の夏衣 雲居にさらす 布引の滝
天女の夏衣を空の雲に晒すようだよ、この御所に描かれた布引滝は。

8/17 9:59

橘長盛
ぬしなくて晒せる布を棚はたに我こころとやけふはかさまし
舟べりの棚の端に晒されている持ち主のない布を七夕の今日は私の一存で貸そうかしら。

8/17 10:01

源経信
白雲とよそに見つれど足曳の山もとどろに落つる滝津瀬
白雲だと思って関心も持たなかったけれど、山に轟きわたるように滝の水が落ちる音が鳴り響く。

8/17 10:02

賀茂季鷹
分入りし生田の斧の柄もここにくちしやはてむ 布曳の滝
分け入った生田の森の小野じゃないけれど、斧の柄もこの布曳の滝で朽ち果てただろうか。
※生田社は、元々は砂山(いさごやま)に鎮座していたところ、延暦18(799)年の大洪水で布引渓流が大氾濫し山ごと崩壊したために今の生田の森に安置された……という由緒があるみたいです🙄

8/17 10:03

ハーブ園🍺を今日の目的にしようかな☺と思いつつ……

8/17 10:04

山麓リボン🎀の道……いつか登るのがつらくなったら、こっちを歩くことにしようかな🙄

9/20 5:20

最後の大トリ🐥藤原定家🙂
たび人の袖ふき返す秋風に夕日淋しき 山のかけ橋
山のかけ橋では、旅人が涙を拭く袖をはためかせて吹く秋風が夕日と相俟ってますます淋しく感じさせてくれるじゃないか……
「拾遺愚草」中 128首和歌 建久7年9月18日内大臣家他人不詠

8/17 10:08

この橋……猿のかずら橋だったと思うんだけれど……この橋を渡った対岸に定家の歌碑があったので、わざわざ渡って📷?撮ってきたのですが、この歌碑は神戸市「歌碑のみち」に掲載されていないのですっ😢なんで？？
https://www.city.kobe.lg.jp/d49614/kuyakusho/chuoku/shoukai/nunoichi/36kahi.html
追記：定家の歌碑は新神戸からすぐ(砂子橋渡るよりも前)のとこにひとつあるから……かな？ 今日はノーマークで見落としてきたけれど🙄

8/17 10:10

ここも橋だったかな？

8/17 10:14

五本松かくれ滝……

8/17 10:15

五本松かくれ滝……やっぱり、今日は水量が多いのかも😊ちゃんと見える！

8/17 10:20

後でゆっくり読むために📷?撮ったのにな😢

8/17 10:20

貯水池で🤳……池がほとんど写ってない😢

8/17 10:21

どうして、ちゃんと文字の読める写真にならないかな？

8/17 10:21

ダム池百選……ここから眺めると、ほんとにいい感じなんです……📷下手だから伝わらない😅

8/17 10:21

湖畔……いや、池畔の橋🐤

8/17 10:21

貯水池東岸は、水辺に橋が渡してあって、日射しはあるけど気分は涼しげ😄

8/17 10:21

やっぱり涼しげです😅

8/17 10:22

布引断層！
案内板はよくわかるけれど、実際の地層はどれなんだか……確認できなかった😅

8/17 10:23

市ケ原を目指そう……かな？ ハーブ園🍺方面の分岐点あるかな？……と思いつつ、池畔の地図を見る👀

8/17 10:23

この、布引渓流マップをちゃんと📷?しておきたかったんだけど……

8/17 10:24

貯水池の対岸に回り込んだあたり🐤

9/20 5:23

8/17 10:26

布引貯水池さいごの🤳

8/17 10:33

布引貯水池から市ケ原に向かう道はこんな感じの川沿いの道。ルートの殆どが直射日光に晒されない道なのがありがたい😊

8/17 10:35

分水随道
このあと、紅葉茶屋(桜茶屋かな？)あたりで出会った地元のベテランハイカーさんとしばらく同行しました。摩耶山方面への正しい分岐を教えてもらったので、不安なく稲妻坂〜天狗道に進めました😊ありがとうございます💕✨

8/17 12:21

謎の1枚🙄なんでここで撮ったかな？
もうすぐ天狗道の終点……というあたり🐤

8/17 12:21

あ〜😆やっと天狗道ぬけた🐥

8/17 12:34

途中でログが中断してたような気もしたけれど、ちゃんとルート表示されているからいいや😅

8/17 12:54

🚡摩耶ロープウェイ
上ってくる🚡とすれ違いになったところ

8/17 13:08

摩耶ケーブル下駅に到着🐥

8/17 15:46

今まで、いちども乗ったことなかった🚡まや🚟ビューライン……布引ハーブ園よりちぴっとお安い価格設定です😅

撮影機器：

A205KC KYOCERA

感想

ht454

9時過ぎに新神戸に到着する🚅のぞみに乗りましたが、どこに登るのか決めかねておりました。ヤマレコには油コブシ〜六甲ガーデンテラス辺りまでのルートを、ヤ●ッブには新神戸〜布引の滝〜市ケ原までのルートをそれぞれに設定して、新幹線を下車した時の気分でどちらかを選択することにいたしました。
暑いから水のあるところ😅……というので布引の滝に行き、布引貯水池まで気持ちよく歩いてハーブ園でビール🍺……と思ったけれど、まだ時間が早すぎるからもう少し歩こう🚶‍♀……あと少し🚶‍♀と思っているうちに最後のハーブ園への分岐(右)をやり過ごし、摩耶山に向かって歩く🚶‍♀ことに😅
岩場登りでヒーハー息があがってちぴっと後悔したけれど、無事に掬星台に到着して心地よい快風🌬に吹かれつつ神戸の市街地を見下ろしながらログをオフいたしました🐤