ソロじゃない富士登山(御殿場口六合目)
- GPS
- 06:32
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,397m
- 下り
- 1,378m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:18
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
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アクセス | |
予約できる山小屋 |
御殿場口新六合目・半蔵坊
|
写真
感想
20240817ソロじゃない富士登山(御殿場6合目)・行程
https://youtube.com/shorts/z1KRQmBAzVY
20240817ソロじゃない富士登山(御殿場6合目)‥瓦錣蕕孤婉瓩膨
https://youtu.be/9krFHOcf6q4
20240817ソロじゃない富士登山(御殿場6合目)御殿場6合目
https://youtu.be/orvf0iV_jjM
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4時起床6時出発、246を走っていると、横浜ナンバーのバイクがいて、山北あたりまで後ろを走る。それからアグレッシブな湯梨浜のピンクナンバーの原付に抜かされ、小山に入って相模ナンバーのバイクの後ろを走って、右に曲がり、8時10分くらいに御殿場ルート五合目の駐輪場に到着。準備をして、トレステへ。トイレの方から親子がやってくる。
今日は初めての試みで、知人とその息子さんと富士山に登る。
受付であらかじめダウンロードしていた事前登録のPDFファイルを見せて受付を済ませる。前回はこの場所でファイルをダウンロードしようとしたから上手くいかなったのだ。鳥居で親子の記念撮影をして進む。大石茶屋でおじいさんに今日はいい天気と言われる。ちょっと歩けばガスっちゃう感じだが、小屋の人が言うなら間違いない。雲一つない青空の状態で歩くよりは気持ちよく歩けるはずだ。
今回は初心者もいるので無難に登山道の方から登っていく。息子さんはまだ小学生なのでペースを早めたりするとすぐに疲れてしまう。ゆっくり、こまめに休憩をしながら進むことにする。ソロならどんどん進んで行けるのだが、同伴者がいると、その人たちのことを考えながら歩かなくてはならない。これは今までの登山との大きな違いだ。今回は登山の楽しさを知ってもらい、登山仲間を増やすことを目標にしているので、キツすぎず、軽過ぎず、達成感が得られるように、様子をみながら歩いていくことにする。
次郎坊の手前で下の方を見ると大人数のトレランの格好をした集団が走ってくるのが見える。上まで登ってくるのかと思って見ていたが途中で引き返していく。あまり勾配のない短い距離を往復しているのだろうか。とすると、普通の陸上競技の練習で来ているかもしれない。
いくつかのグループが私たちと同じように登っていて、子どものためにこまめに休憩をとっている私たちは、次々追い抜かれていく。他のグループを観察していると、4人のグループの1人は明らかに周りと違うトレランしそうな格好をしていて、登山の格好をしている集団の中にいるので浮いている。他の人に気を配り、前を歩いたり、後ろを歩いたり、間に入ったりしている。先頭を歩くだけの私とは違って余裕を感じる。ただ彼女の格好は普通の登山のガイドのものと明らかに違うので、どんな立場なのか気になってしまう。あんなにまとわりついて声をかけている人が、同じタイミングで登っているだけの赤の他人だったら、すごくイヤかもしれない。
半蔵坊では4人の女性が座っていて、私たちは一番奥に座る。4人の女性グループのところに月見うどんが運ばれてくる。全員1杯ずつ頼んだようだ。月見うどんがどんなものか見たかったが、後からやってきたカップルが私たちと4人グループの間に座って見えなくなる。同伴している親子の月見うどんが来たので写真を撮らせてもらう。普通のうどんに見えるけど、1500円のうどんと思って食べると美味しく感じるかもしれないね。と知人の息子に言う。となりのカップルも月見うどんを注文して食べている。私はそれほどお腹が空いていないので、パンやカロリーメイトのような行動食で済ませる。前回来たときは、ここでアイスを頼んで7合目で気持ちが悪くなって吐きそうになっているので、引率している立場では不安要素は無くしておきたいという思いもある。女性たちのグループは、メンバーのうちの1人が誕生日だったらしく、誕生日を祝っている。サプライズでいろいろ用意していて、紙で作ったのか買ってきたのかわからないが、ティアラのようなものを頭に乗せたり、おもしろそうなものをつけている。他に愉快な感じのピンクのメガネをかけたり、ケーキだろうか平たい容器に入ったものを出して食べている。今後彼女たちを見つけたら、「愉快な4人組」とか「パリピ山ガール」とかいった感じの認識をするだろう。これは決して卑下しているわけではない。なんなら一緒にワイワイしたっていい。「ハッピーバースデートゥーユー♪」と誕生日の歌を歌いだし、歌い終わった後、隣のカップルと一緒に拍手をする。愉快な4人組の1人が、隣のカップルの女性にスマホを渡して写真を撮ってもらっている。外国人かもしれない人にお願いできるとはなかなかグローバルな人だ。 一方、知人は休んでいるうちに体が冷めてきてしまい、アイスの気分ではなくなったようで、アイスを食べずに進むことにする。トイレに行かなくていいのかと確認して、女性グループの後を追うように出発するのだが、2分と経たずに子どもが止まってしまう。休んだ後ならドンドン進めるだろうと思ったのだが子どもはすぐには回復しないようだ。子どもの様子を見つつこまめに休憩を取りながら進む。女性グループがどんどん離れていく。彼女たちが私が予定していたルートと同じルートを歩いているので、あそこまで上がって下山道の方へ行くと指をさして教える。知人は腰のベルトかひもを息子につかませて、陸上などの足腰を鍛える訓練みたいな状態になりながら、どうにか六合目にたどり着く。標識の近くに座っていた2人にシャッターをお願いすると、奥にいた男性が出てきて快く引き受けてくれる。まずは親子で普通に撮影し、次に私がプレゼントしたのっぽパンを持って記念撮影をする。
少し奥へ行き、親子がスパッツ(ゲイター)を履いている間、鉄のわらじを撮影しにいく。宝永山の下り六合から伸びるプリンスルートの方を見ると分岐の道標あたりで4,5人の集団が腰を下ろして休んでいる。あの辺りも休憩ポイントのようだ。宝永山の方から老人たちがやってきて、山頂の方へ歩いていく。鉄のわらじや近くにいた鳥の写真を撮り、戻って私もゲイターを装着しだしたので、親子がわらじを見に登っていく。どうせ装着するなら、一緒に履けばよかったかもしれないと一瞬思うが、ずらすことで荷物番ができた。分岐の方へ行くと若者4人が記念撮影をしている。上を見ると山頂が見えていたので山頂をバックに子どもの写真を撮る。宝永山の方から20人くらいの集団がやってくるのでしばらく待つ。人とすれ違うたびに挨拶をする。中高年の女性が多い気がする。先頭の男性は青いメットを被り、ツアー客はみんなほとんど同じメーカーの白いヘルメットを装着している。分岐付近でその集団が休憩しだし、最後尾にいた比較的若い女性が宝永山の方へ行く道の少し離れた場所から集団の写真を撮っている。「待ってました?」と最後尾の女性が急いで目の前を通り過ぎた後、宝永山の方へ進んでいく。下り六合に着き、大砂走りの降り方のレクチャーをする。しばらくすると、息子さんが前に転んだので、どちらかと言うとスライディングするイメージだと伝える。息子さんの靴に砂が入ったり、スパッツがズレたりして、その都度、止まって知人が直す。どうやらズブっと足が砂にめり込んで余計な力がかかってしまうようだ。盛り上がった上の砂を踏みつぶすように滑るようにできないか聞く。後ろから小走りに早く降りてくる人がいて、追い抜いてもらい、その姿を見て、あんな感じで小走りでもいいと思うと付け加える。右におばあさんが一人で降りていて、知人が左側で靴を拾う。私は右側のおばあさんが転んだりしているので、そちらの方が気になる。知人は拾った靴を柱の上に置いていたが、トレステに届けてあげた方が親切かもと私がいうと、ザックの下の紐に靴を縛りつける。しばらくすると歩きづらかったらしく靴を手で持って歩く。少し歩くともう一方の靴も落ちていて、両手に一つずつ持って降りていく。おばあさんは、靴が脱げてしまった人はどうやって降りたのだろうと笑っている。笑う余裕があるなら大丈夫だろう。しばらくするとガスって視界がとても悪くなり、次郎坊の柱がどこにあるか、近くで見ないとわからない状態になる。登りでも休憩した合流したところにある次郎坊の土台で一休みする。あとから若者2人が来て挨拶して土台に座る。ほんの少し休んで出発する。次郎坊からは傾斜がなだらかになるので、滑るというよりジョギングする感じになる。息子さんの足がたびたび止まる。トレランの人たちを多く見かけるようになり、ザックを指差し、肩にかけるザックではなく、腰ベルトのあるザックを買って、腰で引き上げるようにすると楽になるとレクチャーする。ランナー数グループに抜かされ、大石茶屋につき、何かいらないか尋ねると「馬刺し」と答えるので爆笑する。受付に挨拶をし、トレステに靴を持っていくと、若い女性とおじいさんが外にいて、靴を捨てたんじゃないかという反応が返ってくる。おじいさんにどこまで行ったのか聞かれたので、六合まで行ったと答える。走り込んで足腰を鍛えてもらって、徐々に高い場所を目指して最終的に登頂したい。というと、次もその次も御殿場ルートで。とおじいさんが言うので、次は7合4勺のスイカを目標にしますと笑って返す。やりとりをしている間、女性の4人グループがやってきていて、エアーで汚れを落とすときに、器具を引っ掛けていたフックを落としたらしく、壊しちゃったと騒いでいるので、それ、マグネットだから・・・と教える。知人はトレステの女性にステッカーの話をすると、申し訳なさそうに、登頂していないので今回はステッカーはもらえないという。トイレによると、知人の目の前にステッカーのチラシがあり、登頂と書かれていることに気づく。着替えをし、知人の車の後について行き、ミートショップ富士竹へ行き、馬肉のレバーを買うか聞かれたので、レバーは食べたいと言うと、牛レバーと同じ味がすると、レバーの場所を教えてくれたので注文しようとするが、100g 1800円もするのと、牛レバーと同じ味なら牛レバーを食べればいいじゃん。という気持ちになってしまい、レバーはやめて、並の馬刺しと、馬のもつ煮込みを買って帰る。その後、御殿場駅前の昔ながらのケーキ屋に寄るが空いておらず、知人の息子に、走り込みが足りないかもしれないということと、明日の少年野球の練習に響かないように風呂に入ってしっかりマッサージして早く寝るようにと言って、親子と別れて実家に帰る。お土産に馬刺しを出すと、父は生まれてこの方一度も馬刺しを食べたことがなかったと言って喜んで食べる。忘れているだけかもしれないと一瞬思うが、買って来たかいがあった。
翌日は三島から、国道一号を走り、道の駅・箱根峠に寄って、ヱヴァンゲリヲンのポスターが貼られている売店でケーキとコーヒーのセットを買い、芦ノ湖の写真をとり、関所を通って、ガソリンを入れる。箱根の下り道で雨に振られて、雨の中をジョギングしている人が結構いるので驚く。小田原を通り、大磯町に入って、左折して63号に入る。前に来たときは、この辺りはまだ二宮だと思っていたが、63号の国府新宿という場所は大磯町にあるようだ。歩道にスクーターを止め、レインコートを脱いで休憩をし、このまま帰ったら前と同じルートを辿ることになりそうなので、1号に戻ってもう少し東へ行ってから北へ行くことにする。国府新宿の信号待ちをしている時に左を見ると、いくつかの神社の名前が書かれた小さな立札と石がある。これは何だろうと、史跡的なものを感じてちょっとワクワクする。1号に入って少し走ると、「はならび」という看板があって二度見する。平塚まで行って、61号に入り、「六本北」という信号の札にモヤモヤし、あとは右折したり左折したりして、東側の271側道を走って246に入って帰宅する。
帰宅後は馬のモツ煮込みを食べるが、豚のモツ煮込みと比べると大きくてさっぱりしている感じはするが、たぶん豚のモツ煮込みを食べても同じくらいのおいしさを感じるので、じゃあ、豚でいいかな〜、という気分になって、一眠りする。
翌日、時間をかけて股関節のストレッチしている間、知人の息子にストレッチのことも言って置けばよかったと後悔する。私はたった数年ケアをあまりせずに登山をしただけで下肢の柔軟性が失われてしまった。来年は平日しか参加できないと言っていたが、夏は1,2週間お盆休みが取れる職場なので、ソロじゃない富士登山を平日にすることはできる。次は登山後の身体のケアについて忘れずに話そう。それまでに人に教えられるくらいの十分な知識を身に着けておこう。
了
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