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ハイキング
関東
ちょっと藪岩魂 これでもかと続く急登 〜両神山 西岳新道
2015年09月13日(日) [日帰り]
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体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 04:44
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,493m
- 下り
- 1,474m
コースタイム
天候 | 曇り時々霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西岳新道は、傾斜が非常にきつく、これでもかというほど登らされます。丹沢大倉尾根を半分の距離で登るような感じです。 マーク類は、ほどよくあり、バリとしては、踏み跡も比較的明瞭です。 本当にきついので、荷物はなるべく持たない方が賢明です。 山慣れた登山者ならば、急登を楽しめるでしょう。 舟ガババ手前のピーク登りに 5m ぐらいの簡単な岩場があります。ピークに立った後、進行方向左寄りに巻き下ると、その先に鎖とロープがあります。鎖は、古いものですが、私的には、補助として使う程度なら、これくらいは十分使える範囲と思います。下部 3m ぐらいのホールドが乏しいので、ここだけ使用すれば良いでしょう。ロープは要らないかな。 西岳新道は、下りでは、通らない方が良いと思います。傾斜がきついため、下る方向がわかりにくそうです。 八丁峠から大岩までは、多少荒れていますが、問題ありません。大岩のところで左に上がれば道路にでますが、少し遠回りです。 登山道は、大岩をへつって右岸を行きます。問題は、この先。しばらくは良い道ですが、そのうち荒れてきます。右岸に崩れて通れないところがあり、左岸から通過します。渡渉が、4〜5回あったと思います。途中で、ボチャンとなり、その後は、濡れても構わず水に入りました(その方が安全)。前々日の大雨のため、水量が多めで、渡渉が少し大変でした。坂本まで1.1Km 標識が出てくると、その先は楽々です。山と高原地図では、八丁峠から坂本まで、1:50 となっていますが、2:20 ぐらいだと思います。 渡渉のことを考えると、ポールがあった方が良いです。 絶対に濡れたくないのなら、遠回りの道路経由の方がいいように思います。 GPS 沿面距離: 12.5Km GPS 累積標高差:±1500m |
写真
感想
西岳新道の傾斜は、十分バリ級でした。きついなぁと思って登っていると、その先にもっときつい傾斜が見えてくるなんてことが何回かありました。
岩の部分は、上部にちょこっとある程度ですが、途中の土道の傾斜が半端ないので、滑落するとよろしくありません。
登山者に逢うことは、まず無いと思うので、じっくりと急登を味わうことができます。
短時間で、ちょこっとバリが堪能できる面白いルートでした。
八丁峠から坂本への道も、ちょっとバリしています。整備の悪い一般道、というより整備されていないです。
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やっと行くことができましたね。
私が言うのも変ですが、久々の単独SPEED藪岩が痛快です。
ここって、山岳会系のHP記録が殆どで、だいたい8時間から10時間
一度も立ち止まることもなく、駆け抜けちゃったんですね。
一般の人から見たら、「駆けるように」見えたでしょう。
※良い子はこちらのレコ評価を信じて行っちゃダメ!
アレも含めてこういうの、「なんちゃら廃道」って改名されないのがまたいいですね。
唯一の弱点
午前中に家に戻りたくて、休まず食べずで行ってしまいました
ここ、mmg さん、討ち死にルートです。大ナゲシ北稜とかより傾斜があるような感じです。足攣り試験には、ぴったり。ここで痙らなければ、自信が持てます。また、苦行には、もってこいの場所です。
坂本への下り、濡れないように無理にして岩を跳んでいると、滑って怪我しそうだったので、ボチャンとなったついでに、構わず水に入ることにしました。そうしたら、悩まないで行けました。でも、濡れるのは嫌ですね。
両神の主稜線で数人すれ違っただけの静かな山登りでした。
こんばんは。
ほー、そういうルートもあるんですねえ。
この辺は、地形図見てると何となく歩けるんじゃないかと思うところが
いっぱいあって、面白いですよね。
八丁峠→坂本は二度くらい歩きましたが、
本当にどえらい道ですね。エアリアのCTはいい加減だし、
とても一般ルートとは思えないです。
以前、歩荷トレでこのルートを歩きましたが、
あまりにスリッピーで重荷の身体には辛く、
断念して大岩から林道へエスケープしました。
結局、志賀坂峠経由で坂本まで7kmも余分に歩かされ、
本当は納宮まで歩く予定が坂本の先で完全にダウンし、
バスに乗って帰った苦い思い出があります。
motch さん、こんばんは。
歩荷トレであそこを下りですか
西岳新道から歩荷トレしたら、それはもうトレなんてものではないでしょう。荷物が無くても、十分トレ状態でした。
困難な感はないですが、なかなか癖のある面白いルートです。機会あれば、是非是非。
こんばんは。
西岳新道は名前と概要だけは私も存じてます。
以前両神山に興味があったとき天武将尾根や西岳新道も調べたことがあります。
でも登る機会を逸してから興味が他の山に移ってしまいました。
久々に懐かしい名前が出てきて驚きました。また考えられないような山行タイムにもびっくりです。里山(⁉)から北アルプスのバリルートまでレパートリーが豊富なようで色々参考にさせていただきます。タイム的には無理ですが・・・(*_*;
nukaboshi さん、こんばんは。
この界隈は、妙義あたりと似たところがあり、そこそこのバリルートがあります。ロープを使うこともありますが、外岩経験有りで薮岩の RF に慣れていれば、難しいことはないと思います。クライミングだとルートは、ほぼ決まってしまいますが、踏み跡薄くルートも不明瞭ということで、冒険気分を満喫するにはもってこいの場所です。紹介されているバリルートでも巻かないで行けば、まともな支点がないので結構なリスクを伴います。
また、前回の明神ではないですが、ロープを使わないで行ける割に危ないところがあったりして、判断に迷うことも多いです。脆い III は、潜在リスクが怖いです。
ヌメヌメルートは苦手なので、東南稜は、行けそうにありません
サイボーグ師匠が「本当にきつい」って、いったいどんな
西岳直下の等高線ギチギチって、ふつーの人は転げ落ちちゃうんじゃないの〜。
下山時間も、加速装置かどこでもドアを使ったとしか思えんし、
モゥ〜何もかもイミフです!
ここは一生歩けそうにないけど、赤岩尾根はいつか連れてって〜。
kuni さん、こんばんは。
レコにある通り、大倉尾根が半分の水平距離になったらどうなるでしょうか?
標高差は同じ感じなのに、水平距離は半分ぐらい=倍の傾斜となります。
稜線でザックを転がそうものなら、遙か彼方に落っこちて取りに行けない状態です。
きつい部分の平均斜度が 25〜30度ぐらい。明神東稜と同じ感じ。狩倉よりきついと思いますだ。北アのバリルート並の斜度です。
改めて等高線を見てみると、西岳新道が一番きつそうですね。これよりきつい大キギは、クライミングになりそうだし。
行ける範囲と思いますので、試してみては
下りは、大雨の増水で少し手間取ったので、これでも遅かったのよ。
午前中に戻って来いとのお達しがあったので、一気に行ってみた。
赤岩の方が、難しいヨ。体力は、こっちかな。
misuzuさん、今晩は。
またまた新しいバリルートで参考になりました。次のこの辺りの山行は、北側から周回するつもりなので興味津々でした。西岳新道は先ほど地形図でチェックしたのですがかなり複雑ですね。これは下山に使うと道に迷いそうです。登りでも迷う気がするくらいですから
Futaro さん、こんばんは。
ここの下山は、止めた方が良いです。靴擦れして肉刺できそうです
車で行くにしても不便というのが難点ですが、ルートは興味深いものがあります。でも、丹沢方面に比べて、雰囲気暗いです。
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