平ヶ岳
- GPS
- 11:56
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 1,758m
- 下り
- 1,782m
コースタイム
- 山行
- 12:27
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 13:06
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
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アクセス |
感想
お盆休み明けのなまった体が悲鳴を上げた山行となりました。
前日の夜10時ごろ駐車場に到着。このときすでに3台車が停まっていました。
3時半に出発する予定でしたが出発の決意を固めるのに時間がかかり、結局30分遅れで登山開始。やはりコースタイム12時間、更に途中でテント泊もできないということで緊張していたようです。
それでも登り始めてすぐに展望がよい尾根筋を歩き、このときは左手に燧岳が望め気分よく歩けました。
この日は薄曇りの空で直射日光に照らされなかったのは幸いでした。
今回持って行った水は全部で4.5リットル
下山時に残っていたのは1リットル弱でした。
個人差はあるでしょうが、もし日差しのきつい中で歩いていたら足りなかったかもしれません。
水場は下から2カ所は立ち寄りませんでした。
玉子石から山頂に向かう途中の沢にもう1ヶ所水場がありました。とても綺麗で冷たい水でしたが、湧いているというより流れている水のようだったので直接飲むことはせず、タオルを濡らして熱くなった身体を拭くだけにしました。
池ノ岳周辺や平ヶ岳山頂に広がる湿原は、ようやくここまで来たという安堵の気持ちと重なって感動の連続でした。
玉子石に行く行かないはそれぞれ自分の脚力と相談でしょう。今回はせっかくだからと寄ってみましたが、なまった体には応えました。2度目があると思えばこの分の体力は下山のためにとっておけば良かったとも思いました。
結局今日の登山者にすべて追い抜かれたようで誰もいない山頂を独り占めでした。
登山時に見えていた燧岳が雲に隠れその代わりに至仏山が雲の中から出てきました。
ここにテン場があればと思う人はきっと私だけではないでしょうが、この難易度の高さと秘境感が平ヶ岳の魅力と思えば仕方ないかもです。
下山は更に緊張が増します。休憩等が入っているとは言えここまで登山開始から8時間。12時間は間違えなく超えると思うと不安だらけ、しかも気がつけば雲に覆われて雨がポツポツ、遠くでは雷の音も聞こえてきました。この時ばかりは、朝予定通り出発していれば、あの時休憩時間をもう少し短くしておけば、玉子石に寄らなければとあれこれ後悔しながら下山していました。かと言って歩くスピードを速くできるほど体力は残っていないし、近くに登山者がいないと思うと普段より1歩1歩が慎重になるので帰って時間がかかりました。思ったより雨は強くならず雷も近づいて来なかったので助かりました。最後の林道を歩いている時にようやく緊張から解放されどっと疲れが出てきました。
今までも1日で12時間以上歩いたこともありましたが、全然違う感覚でした。恐らく事前情報に過度に反応して恐ろしがっていたような気がします。いい体験ができました。
もしもう一度登ることがあったら今度はプリンスルートで十分です。
下山後山バッジは尾瀬方面にしばらく進んだ所にある山ん中さんで購入しました。時間も遅かったので電話したところ、すでに店は閉めているけど声をかけてくれればと親切に対応して頂きました。
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