記録ID: 7159450
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沢登り
金剛山・岩湧山
金剛山、妙見谷/滝音と静謐
2024年08月18日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 611m
- 下り
- 613m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
河内長野駅前〜金剛登山口:南海バス 帰りも、同じバスと電車で |
コース状況/ 危険箇所等 |
●妙見滝手前までは、林道と踏み跡がある。妙見滝付近は、大量の倒木に埋もれてしまっている。妙見滝は、左岸に巻き道あり。妙見滝から上流は、沢歩きとなる。標高720m辺りに、大きな滝が2つ連続する。 ●2017年の台風による上流部の大崩落によるものか、そこから上流は、大量の倒木、流木、大小の岩、小石や土砂が、あちこちに堆積し、あるいは、表土が洗い流されて、花崗岩が露出し、新たな滝が出現したりしている。 ●上流部の標高860m辺りから、倒木と土砂や小石が堆積した上に水が流れる、やや幅の広い、開放的な谷となる。頭上を蔽っていた樹林が、倒されて無くなり、青空が覗き明るい。 ●標高910mに、崩落した谷の跡が現れる。雨で表土が洗い流され、流れの中央は、花崗岩の露出する滑滝となっている。水の流れもこちらの方が多く、一見すると、こちらが本流と見まちがいそうだ。しかし、手前にトラロープが張られ、ここから先に行くなと無言の内に警告している。 ●このトラロープの右側に、ややか細いながら、水の流れる谷の入口が見える。実は、こちらが本流だ。これを、登っていけば、本来の詰めの谷から、山頂売店や転法輪寺に通ずる広場に出る。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
軍手
ストック
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感想
私は、金剛山への登りのルートとして、長らく石ブテ東谷を愛用してきた。歩いた回数は優に100回を超えるだろう。しかし、静かだった石ブテ東谷も、最近は、丸滝谷と同様に人が多く、騒がしくなってきた。
先日、台風などの風水害で荒れ果てた妙見谷を、久しぶりに歩いてみると、東谷よりスケールの大きい谷の風景に、改めて魅了され、新鮮な感動を覚えた。何より、まったく人のいない静かなルートなのがいい。中途半端な所で沢が終わる、東谷や丸滝谷に比べて、山頂までずっと沢が続くのもいい。
これから、石ブテ東谷に代わって、金剛山への登りの、私の定番ルートになるかもしれない。
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妙見谷再発見二度目ですね!
かつてはふつうに登っていた大阪側で最もワイルドな私も好きだったルートですが、その後、どうなっているのか気になりながら写真を拝見しております。
かつて事故のあった斜面も青く生い茂っていて捕まるものがあるので安全に自衛隊道まで上がれそうに思いますし、谷ルートのロープ場、ロープに頼るようなところがあった記憶がありません。
難易度が上がった箇所もあるのでしょうか。
以前の印象では、滝を巻いて上がってからの右岸の高所ヘツリが怖くて沢の中を行くルートを常用するようになりましたが、それでも少し高巻きがあったりの箇所が難所だったように思います。
最後、崩落地を過ぎてからの終盤で沢が二股?に分かれていて右にも上がっていけそうだったのでどこに出るのか確かめないままになっています。
そんな方向に行く人はいないのでしょうけど。
今回の下山ルートはババ谷ルートだったようですが、ババ谷5合目からの妙見尾根からの下山をされなかったのですね。
あのルートもたいへんご無沙汰なのでどうなっているのか気になるところです。
2013.2.17に登った雪の重みで植林がハリセンボンになったあの日が最後になっていますので11年前になります。
アラジンさんのレコを見ていると久しぶりに登ってみたくなっています。
ただし夏場の妙見谷では突然の雷雨に襲われたり、マムシを退治したり、ブッシュに参った記憶があります。
まず、「谷ルートのロープ場」ですが、これは、最後の詰めの谷に入る手前の、事故のあった斜面の前に張られたロープのことでしょうか? だとしたら、おそらく、このロープは、沢を登る手助けのために張られたロープではないと思います。この場所は、ロープなどなくても本来の谷へ歩くことができますから、このロープを張った方の意図は「このロープから向こうは危険だから行くな」という警告のためであり、ロープを辿れば、本来の谷へ誘導する目印になるから・・ということでしょう。それと、草が生い茂って掴まるものがあるから・・といって、あの事故のあった斜面を自衛隊道まで登ってやろうなどとは、私は怖くて思いもしません(笑)。
「難易度が上がった箇所があるのか」ですが、8月8日に探索した時は、10数年ぶりに歩いたので、何もかもが新鮮で、初めて歩くような心地よいスリルと高揚感を覚えました。しかし、登り終えて、山頂まで辿り着いてみると、息も上がらず、特に危ないと感ずるような場所もなかった気がします。「谷を巻きながら歩くルート」がどこにあるのかもわかりませんが、沢の中を歩くルートは安全です。ちょっと大きな滝の要所には、ほとんど古いワイヤーやロープが残っていて、これに掴まれば大丈夫です。ロープがない滝でも、どこに足を掛け、手で掴まれば登れるかは、だいたい分かります。ただし、これが、沢を下る・・となると話は別です。やってみないと分かりませんが、けっこう危ない思いをしそうです。私は、下りはのんびり歩きたい方なので、妙見谷を下りで使おうとは思いません(笑)。
「崩落地を過ぎてからの終盤で、沢が二股に分かれていて、右にも上がっていけそう」という場所ですが、地形図でその候補になりそうな谷が2つあります。1つ目は、標高810m辺りから文殊尾へ上っていけそうな、かなり大きな谷。2つ目は、標高890m辺りから文殊尾へ切れ込んでいる、小さな谷。1つ目の谷なら、私も、昔、途中まで探索したことがあります。でも、結局あきらめて引き返しました。こちらの谷なら、無理すれば登れそうですが、2つ目の谷となると、谷らしき地形・・であって、とても上れそうにありません。事故のあった斜面さえ上ろうとするキバラーさんですから、分かりませんが(笑)。
「ババ谷5合目からの妙見尾根」ですが、先日の日曜日、私も下りながら、地図で妙見尾根への分岐点を確かめていました。一瞬、気持ちがそちらへ惹かれましたが、妙見尾根最後の下り、モノレール跡の藪が頭をよぎり、止めました。私は、下りはのんびり・・が好きなんです(笑)。
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