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Yamareco

記録ID: 7189590
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

ニペソツ山〜幌加温泉コース〜

2024年09月01日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
09:47
距離
26.8km
登り
1,988m
下り
1,990m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:38
休憩
0:23
合計
10:01
5:23
2
スタート地点
6:49
36
8:24
50
9:14
9:15
11
9:26
9:28
8
9:36
50
10:26
10:40
44
11:24
11:25
8
11:33
15
11:48
43
12:31
12:32
54
13:26
13:27
32
13:59
14:00
55
15:24
ゴール地点
天候 晴れ、尾根に出てからは強風
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ゲート前の駐車場は広いが、入口がぬかるんでいて車が入りづらい。駐車場のさらに手前に5台ほど停めれるスペースあり。
コース状況/
危険箇所等
スタート地点付近の駐車場は広いが、入口がドロドロの窪地になっているので注意が必要。
登山道はぬかるみ多数。2、3か所ほど崩落のために道幅が狭い場所あり。
その他周辺情報 すぐ近くに幌加温泉湯元 鹿の谷がある。
AUスマホの電波は駐車場から山頂までほぼ圏外で、一部尾根沿いの開けた場所のみ電波あり。
スタート地点の横にある広い駐車場。簡易トイレもあるが、ご覧の通り入口がグチャドロの窪みなので車で進入するのは危険。
スタート地点の横にある広い駐車場。簡易トイレもあるが、ご覧の通り入口がグチャドロの窪みなので車で進入するのは危険。
封鎖されたゲートから出発する。山頂までかなりの距離がある。
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封鎖されたゲートから出発する。山頂までかなりの距離がある。
最初は車が通れそうな林道が続く。
最初は車が通れそうな林道が続く。
林道の終わり地点。左側の小道に入ると登山道取付。右側上は広い駐車場になっていた。ここまで徒歩で30分弱。
林道の終わり地点。左側の小道に入ると登山道取付。右側上は広い駐車場になっていた。ここまで徒歩で30分弱。
正式な登山道からぬかるみグチャドロのオンパレード。たまに転がっている木の上を渡るか、両端の笹薮を通って回避。
正式な登山道からぬかるみグチャドロのオンパレード。たまに転がっている木の上を渡るか、両端の笹薮を通って回避。
どうにも回避困難なぬかるみもあるが、意地でも泥に入らないように端を行く。
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どうにも回避困難なぬかるみもあるが、意地でも泥に入らないように端を行く。
つかの間の休息のような普通の道。
つかの間の休息のような普通の道。
一番幅広い渡渉箇所。飛び石で渡れるが、他にも小さい渡渉箇所がいくつかあった。
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一番幅広い渡渉箇所。飛び石で渡れるが、他にも小さい渡渉箇所がいくつかあった。
やっと3.5km進んだが先は長い。
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やっと3.5km進んだが先は長い。
目印やピンクテープは多いので迷うことはない。
目印やピンクテープは多いので迷うことはない。
何度も押し寄せるぬかるみ地獄。
何度も押し寄せるぬかるみ地獄。
登山道沿いにある三条沼。笹薮に囲われているので近寄りがたい。近くに山頂まであと7.5kmの標識があった。
登山道沿いにある三条沼。笹薮に囲われているので近寄りがたい。近くに山頂まであと7.5kmの標識があった。
ちょっとした急登にはロープもある。
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ちょっとした急登にはロープもある。
ここで初めて視界が少し開ける。スマホの電波もここだけ復活。ニペソツ山は雲の中。
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ここで初めて視界が少し開ける。スマホの電波もここだけ復活。ニペソツ山は雲の中。
やっと半分の地点。ここまでドロドロ、ここからもドロドロ。
やっと半分の地点。ここまでドロドロ、ここからもドロドロ。
軽い沢みたいな場所もあるが、ぬかるみよりはマシ。
軽い沢みたいな場所もあるが、ぬかるみよりはマシ。
やや笹が濃くて足元がグチャグチャの場所もあるので注意。
やや笹が濃くて足元がグチャグチャの場所もあるので注意。
展望台のような休憩地点。この先はやっとぬかるみから解放される。
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展望台のような休憩地点。この先はやっとぬかるみから解放される。
ぬかるみばかりだと、逆に乾いた笹薮の道が恋しくなる。
ぬかるみばかりだと、逆に乾いた笹薮の道が恋しくなる。
1662m峰あたりから景色が良くなる。二ペはまだ顔を出さない。
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1662m峰あたりから景色が良くなる。二ペはまだ顔を出さない。
1662m峰からはハイマツ帯と岩の稜線歩き。デコボコしていて歩きづらい。
1662m峰からはハイマツ帯と岩の稜線歩き。デコボコしていて歩きづらい。
そのあとは急に道が開けて、メインの尾根へ出る急登ゾーンになる。
そのあとは急に道が開けて、メインの尾根へ出る急登ゾーンになる。
急斜面にはロープあり。
急斜面にはロープあり。
まだまだ急登が続く。ザレ場で滑りやすい。ルートは右側上部。
まだまだ急登が続く。ザレ場で滑りやすい。ルートは右側上部。
尾根への最後の急斜面。長いロープがあって登りは楽だったが、下りはけっこう神経を使う。
尾根への最後の急斜面。長いロープがあって登りは楽だったが、下りはけっこう神経を使う。
尾根へ出たところ。全周囲遮るものがなくなり見晴らしが良くなった。
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尾根へ出たところ。全周囲遮るものがなくなり見晴らしが良くなった。
基本的に緩やかなガレ場の稜線歩き。
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基本的に緩やかなガレ場の稜線歩き。
タイミングよく雲が晴れてニペソツ山がお目見え。通称ニペドン。これはテンションが上がる。
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タイミングよく雲が晴れてニペソツ山がお目見え。通称ニペドン。これはテンションが上がる。
左側に糠平湖、右側にウペペサンケ山。今度はあの山に登りたい。
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左側に糠平湖、右側にウペペサンケ山。今度はあの山に登りたい。
前天狗(まえてんぐ)に到着。トイレブースもあって広い。ニペソツへのルートは左側を一度下っていくことになる。
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前天狗(まえてんぐ)に到着。トイレブースもあって広い。ニペソツへのルートは左側を一度下っていくことになる。
前方から天狗平、天狗岳、ニペソツ山へと連なる。アップダウンはあるがそこまで起伏は激しくない。
前方から天狗平、天狗岳、ニペソツ山へと連なる。アップダウンはあるがそこまで起伏は激しくない。
天狗平からの天狗岳とニペソツ山。強風で雲の流れが速く、二ペは見え隠れしている。
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天狗平からの天狗岳とニペソツ山。強風で雲の流れが速く、二ペは見え隠れしている。
天狗岳を通り過ぎるといよいよラスボスの登場。この凛々しい山容は圧巻。
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天狗岳を通り過ぎるといよいよラスボスの登場。この凛々しい山容は圧巻。
天狗と二ペの最低コルあたり。尾根沿いのルートは思ったほど急斜面ではない。
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天狗と二ペの最低コルあたり。尾根沿いのルートは思ったほど急斜面ではない。
山頂部のガレ場が見えてきた。
山頂部のガレ場が見えてきた。
二ペの本峰はほとんど急登だったが、ルートは明瞭で歩きやすかった。
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二ペの本峰はほとんど急登だったが、ルートは明瞭で歩きやすかった。
ニペソツ山のピークへ到達。スタート地点からここまでちょうど5時間かかった。ガスガスで何も見えず。
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ニペソツ山のピークへ到達。スタート地点からここまでちょうど5時間かかった。ガスガスで何も見えず。
休憩していると徐々に雲がなくなってきた。十勝岳方面の景色。
休憩していると徐々に雲がなくなってきた。十勝岳方面の景色。
山頂スペースはそんなに広くないが見晴らしは格別。
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山頂スペースはそんなに広くないが見晴らしは格別。
石狩岳方面。今年6月末にはあちらからニペソツ山を眺めていた。
石狩岳方面。今年6月末にはあちらからニペソツ山を眺めていた。
ニペソツ山からの天狗岳と天狗平。登り返しがあるが気分的に満足していたので苦にならなかった。
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ニペソツ山からの天狗岳と天狗平。登り返しがあるが気分的に満足していたので苦にならなかった。
帰りも振り返って何度も二ペの雄姿を撮る。おそらく他の登山者も同じことをしていただろう。
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帰りも振り返って何度も二ペの雄姿を撮る。おそらく他の登山者も同じことをしていただろう。
名残惜しいがニペドンとの最後のお別れ。
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名残惜しいがニペドンとの最後のお別れ。
1662m峰までの最後の登り返し。そのあとはまたグチャドロ回避トライアル。
1662m峰までの最後の登り返し。そのあとはまたグチャドロ回避トライアル。
2、3か所くらい崩落した場所があり、道が極端に狭くなっていたので足元に注意が必要だった。
2、3か所くらい崩落した場所があり、道が極端に狭くなっていたので足元に注意が必要だった。
登りは5時間、下りも5時間弱ほどだった。ぬかるみ回避に時間がかかったが平均的なペースよりはやや速め。
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登りは5時間、下りも5時間弱ほどだった。ぬかるみ回避に時間がかかったが平均的なペースよりはやや速め。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 ゲイター 着替え ザック ザックカバー 行動食 飲料 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス 計画書 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

消費カロリー:2954kcal、水分摂取量:4.2L(7.0L携行)。行動食は摂取せず。登山開始前の移動中に256kcal摂取(ブラックサンダーミニバー64kcal×4個)。
目的地まで札幌から車で片道3時間〜3時間30分ほど。片道約250km。現地スタート地点の気温は14℃前後。下山時の気温は22℃前後。
毎日天気予報をチェックしながら運良く快晴になりそうな日があったので、今回は「幻の百名山」と言われるニペソツ山へ照準を定めた。
グーグルナビでは登山スタート地点にセットできないので、近くの幌加温泉湯元 鹿の谷にセッティング。
午前2時過ぎに札幌を車で出発し、いつものように札幌ICで高速道路に乗り込み、上川層雲峡ICまで向かった。39号線から層雲峡を越えて南下し、大雪湖がある273号線へ進む。さらに南下して三国峠を越え、十勝三股エリアへ。
273号線から幌加温泉がある道へ入るとすぐにニペソツ山登山口の看板が見える。そこから車1台分の砂利道へ進入してすぐに閉じたゲートと広い駐車場があった。
この日は前日までの悪天候のせいか、駐車場前の入口がひどくぬかるんでいて車がスタックしそうだったので、その手前にあるやや狭い広場に駐車した。
ゲートからはしばらく林道が続くが、30分ほど歩くと本格的な登山道に分かれる。事前情報で覚悟はしていたが、体感的に往復で100回くらいはグチャグチャでぬかるんだポイントを通らねばならなかった。
選択肢としては長靴などを履いて泥の中を突っ切るか、両端の笹薮に踏み込んで泥を回避するか。自分は何が何でも回避することを選んだ。
100回のぬかるみのうち、1、2箇所は回避不可能なほどに両サイドまで泥だらけな場所もあったが、なんとか気合で登山靴を守りきった。ここまで徹すると、むしろいかに濡れないようにするかで楽しくなってくる。硬い木が混じった笹薮に突っ込むので、擦り傷が体の至る所に付いて多少のロスタイムは生じるが気にしない。それが登山口から8km地点の見晴台まで続くので試練である。
1662m峰のハイマツゾーンを越えて急登を這い上がれば、あとは景観の良い尾根沿いのルートだった。晴れていればここで初めて美形なニペソツ山にお会いできる。
先の道もそれなりにアップダウンがあったが、常にニペソツの雄大な姿を見ながら歩けたので苦にはならなかった。山頂でも休憩中に雲が晴れてきたので、周囲の景色を楽しむことができた。
全体的にかなりのロングコースで、急登あり登り返しありぬかるみありの中〜上級者コースだったが、バリエーションに富んだルートで飽きることはなかった。ひと目見たら忘れられない立派な山容も間違いなく日本百名山に匹敵する。

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