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Yamareco

記録ID: 7217511
全員に公開
沢登り
丹沢

表丹沢 セドノ沢左俣〜サガミジョウロウホトトギスを求めて〜

2024年09月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
JetUpper その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:42
距離
9.8km
登り
959m
下り
1,253m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:44
休憩
2:58
合計
8:42
8:35
13
8:48
9:21
60
10:21
11:22
52
12:14
12:17
1
12:18
13:10
3
13:13
13:14
7
13:21
13:22
4
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13:32
5
13:37
11
13:48
13:49
16
14:05
14:22
1
14:23
14:24
18
14:42
22
15:04
15:05
64
16:09
22
16:31
16:32
11
16:43
ゴール地点
天候 晴れのち曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
市道52号線(通称戸川林道)は豪雨の影響で全面通行止めです
コース状況/
危険箇所等
表丹沢の水無川の支流、セドノ沢左俣 2級
セドノ沢右俣のような大滝はありませんが、程よい滝登りが連続する好ルートです。
ロープは三ヶ所(2段12m左俣大滝、中盤の10m滝、7m白竜の滝)で出しました。
ヒルは一匹見かけただけで無被害でした。

■コース概要
水無川本谷F1の後、二俣を右に進みセドノ沢へ入ります。
F1、F2を越え現れる二俣は左。ここから左俣となります。
ここからは8〜10m超の滝が連続し、飽きません。
核心の大滝からしばらくで書策新道と交わる二俣へ。
正面には7mの白竜の滝。本来は右手へ進むところを滝の登攀のために寄り道していきます。ここも左右から楽しく登れました。全員登り終えたところで終了点を使って懸垂で取付きへ戻り、詰めの登りを再開。
この先気の抜けない滝登りを一箇所こなすと岩盤の脆い枯れ沢となりますが、
豪雨の影響で意外なほど上部まで水流がありました。
やがて草付きの急登へ到達すると登山道へは指呼の距離です。
刺のある植物が繁茂する藪を一漕ぎして表尾根の登山道へ。
帰路は戸川林道のピストンを嫌い、三ノ塔経由で三ノ塔尾根を使い
マイカーをデポした戸川公園へ下山。

ここから入渓。周辺は豪雨の影響が濃い。
ここから入渓。周辺は豪雨の影響が濃い。
水無川本谷F1は水流左からフリーで。水量は多い。
2024年09月08日 08:23撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 8:23
水無川本谷F1は水流左からフリーで。水量は多い。
セドノ沢F1は流心は水量が多すぎて厳しいため、水流の左右に別れてフリーで登る。
2024年09月08日 08:30撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 8:30
セドノ沢F1は流心は水量が多すぎて厳しいため、水流の左右に別れてフリーで登る。
連瀑帯に突入
2024年09月08日 08:48撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 8:48
連瀑帯に突入
2段12m滝。高さがあるため、念のためロープを出して水流右を直登。中段にリンクカム0.5を使用
2段12m滝。高さがあるため、念のためロープを出して水流右を直登。中段にリンクカム0.5を使用
落ち口から下部を撮影
2024年09月08日 09:04撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 9:04
落ち口から下部を撮影
セドノ沢F2 増水しているが普通に正面から突破。
2024年09月08日 09:16撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 9:16
セドノ沢F2 増水しているが普通に正面から突破。
ひたすら続く連瀑帯
2024年09月08日 09:27撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 9:27
ひたすら続く連瀑帯
ようやくサガミジョウロウホトトギスを発見。ここだけの固有種とのことで感慨深い。
2024年09月08日 09:33撮影 by  SC-51B, samsung
2
9/8 9:33
ようやくサガミジョウロウホトトギスを発見。ここだけの固有種とのことで感慨深い。
さらに歩を進めると群生が見られる。
2024年09月08日 09:33撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 9:33
さらに歩を進めると群生が見られる。
しばし時を忘れ鑑賞する
1
しばし時を忘れ鑑賞する
上部の核心部の一つとなる10m滝が見えてきた。
2024年09月08日 09:44撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 9:44
上部の核心部の一つとなる10m滝が見えてきた。
脆い右壁から取付き水流に近づいていく。落ち口直下でシャワーとなるが増量中のため水圧が激しく危険と判断しロープを出す。下部に残置が2箇所あり。
脆い右壁から取付き水流に近づいていく。落ち口直下でシャワーとなるが増量中のため水圧が激しく危険と判断しロープを出す。下部に残置が2箇所あり。
白竜の滝。ルートから外れるが、楽しそうなので遊んでいく。
白竜の滝。ルートから外れるが、楽しそうなので遊んでいく。
先行2名は流心左のクラックから。セカンドはアセンダー使用。出だしがやや難だが、登るほどに易しい(⁺)。
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先行2名は流心左のクラックから。セカンドはアセンダー使用。出だしがやや難だが、登るほどに易しい(⁺)。
水流左のクラックからリードが登る。ランナーは中段にリンクカム#2、上部で#1。終了点は立ち木で取る。
水流左のクラックからリードが登る。ランナーは中段にリンクカム#2、上部で#1。終了点は立ち木で取る。
セカンドが登る
最後尾の私は流心右から登る。見た目よりホールドはあるが、スタンスは細かく滑りが酷い。下部は脆く、ホールドが剥がれるため、テスティングしながら慎重に登る(検法
2024年09月08日 10:51撮影 by  SC-51B, samsung
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9/8 10:51
最後尾の私は流心右から登る。見た目よりホールドはあるが、スタンスは細かく滑りが酷い。下部は脆く、ホールドが剥がれるため、テスティングしながら慎重に登る(検法
懸垂で降りてルートへ復帰する。
2024年09月08日 11:13撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 11:13
懸垂で降りてルートへ復帰する。
二俣を左へ進むと10mのハング滝にぶつかる。水流左脇のチムニー状から取付いて中段へ。
2024年09月08日 11:32撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 11:32
二俣を左へ進むと10mのハング滝にぶつかる。水流左脇のチムニー状から取付いて中段へ。
落ち口まで凡そ4m。中段のテラスから切れ落ちた垂壁に身を投げ出さなければならないため、ロープを出したくなるが、壁は非常に脆く、フリーで登る。容易だがここが今回最も緊張した。右岸から巻くことも出来る。
2024年09月08日 11:32撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 11:32
落ち口まで凡そ4m。中段のテラスから切れ落ちた垂壁に身を投げ出さなければならないため、ロープを出したくなるが、壁は非常に脆く、フリーで登る。容易だがここが今回最も緊張した。右岸から巻くことも出来る。
落ち口から下部を撮影。岩がボロボロのため気を遣う。
2024年09月08日 11:36撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 11:36
落ち口から下部を撮影。岩がボロボロのため気を遣う。
丹沢らしい詰め
2024年09月08日 11:57撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 11:57
丹沢らしい詰め
樹間からスカイラインが見えている
2024年09月08日 12:01撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 12:01
樹間からスカイラインが見えている
最後は2,3mほどの刺付きの密藪漕ぎを経て登山道へ。
2024年09月08日 12:10撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 12:10
最後は2,3mほどの刺付きの密藪漕ぎを経て登山道へ。
戸川林道のピストンを嫌い三ノ塔経由で車をデポした戸川公園へダイレクトで降りる。
2024年09月08日 16:09撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 16:09
戸川林道のピストンを嫌い三ノ塔経由で車をデポした戸川公園へダイレクトで降りる。
無事下山。
2024年09月08日 16:42撮影 by  SC-51B, samsung
9/8 16:42
無事下山。

感想

仲間から丹沢だけに咲くと云われる「サガミジョウロウホトトギスを見に行こう」ということで、水無川のセドノ沢左俣に行ってきました。
正直なところ花には関心は高くないのですが、固有種というワードに好奇心を擽られたわけですが、なるほどこういう楽しみもあるんだ、と新たな気付きを得られた山行になりました。
一方、左俣はといえば程よい難易度の滝が適度な間隔で現れ、その全てが登れるというところも初心者のステップアップには良いルートと感じました。

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