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Yamareco

記録ID: 7217653
全員に公開
沢登り
丹沢

小川谷廊下

2024年09月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
Sawadive その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:18
距離
14.0km
登り
1,324m
下り
1,326m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:07
休憩
1:09
合計
9:16
距離 14.0km 登り 1,324m 下り 1,326m
8:22
31
8:53
8:54
62
9:56
10
10:06
10:49
43
12:17
12:28
120
14:28
14:42
72
15:54
20
17:07
31
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
新松田0730=ユーシンⓅ0830
ユーシンⓅ 装備装着。下山は長いので靴を持っていく
2024年09月07日 08:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 8:22
ユーシンⓅ 装備装着。下山は長いので靴を持っていく
1時間ほどで下降点の石積み
2024年09月07日 09:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 9:36
1時間ほどで下降点の石積み
右にややトラバースして尾根を降りる。途中ロープあり
2024年09月07日 09:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 9:54
右にややトラバースして尾根を降りる。途中ロープあり
F1すぐ手前に出た
2024年09月07日 09:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 9:56
F1すぐ手前に出た
F1:昨年より水多くない? 右壁から
2024年09月07日 10:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 10:05
F1:昨年より水多くない? 右壁から
F2:ロープ:昨年巻いたF2をリベンジ
2024年09月07日 10:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 10:08
F2:ロープ:昨年巻いたF2をリベンジ
水多すぎ。撤退が頭をよぎる
1段目はアブミ&確保で一発クリア
上部が極悪の水量。
何度も押し潰され・はじき返されて岩に叩き付けられる
最後の力で突っ張り&ロープごぼうで左の大岩を超えた
2024年09月07日 10:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/7 10:19
水多すぎ。撤退が頭をよぎる
1段目はアブミ&確保で一発クリア
上部が極悪の水量。
何度も押し潰され・はじき返されて岩に叩き付けられる
最後の力で突っ張り&ロープごぼうで左の大岩を超えた
F3‐6m右苔壁 左奥ルンゼ
2024年09月07日 10:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 10:49
F3‐6m右苔壁 左奥ルンゼ
F3
2024年09月07日 10:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 10:49
F3
左壁からだったような?
2024年09月07日 11:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 11:03
左壁からだったような?
F4‐2段6m 中段まで水流左から行き、足を上げて乗り越えてカンテに立つ。中段からは左斜上
2024年09月07日 11:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 11:10
F4‐2段6m 中段まで水流左から行き、足を上げて乗り越えてカンテに立つ。中段からは左斜上
F4
2024年09月07日 11:12撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/7 11:12
F4
2m大岩
2024年09月07日 11:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 11:21
2m大岩
F5‐2条4m△岩→ワナバ沢出会いへ
2024年09月07日 11:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 11:26
F5‐2条4m△岩→ワナバ沢出会いへ
F6‐3m
2024年09月07日 11:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 11:37
F6‐3m
F6−3m
水流左かららしいが、水流が被っている
右壁はスタンスが細かそうなので、右壁コーナーから上がる
ホールドあるが、濡れていて少し怖い。途中からシュリンゲで確保してもらう。上部支点あり。
2024年09月07日 11:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 11:39
F6−3m
水流左かららしいが、水流が被っている
右壁はスタンスが細かそうなので、右壁コーナーから上がる
ホールドあるが、濡れていて少し怖い。途中からシュリンゲで確保してもらう。上部支点あり。
F7‐6m 右コーナーより斜上トラバース。トラバース部にシュリンゲあり
2024年09月07日 11:50撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 11:50
F7‐6m 右コーナーより斜上トラバース。トラバース部にシュリンゲあり
F7上部から
2024年09月07日 11:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 11:54
F7上部から
F8‐裏見の滝
2024年09月07日 12:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 12:00
F8‐裏見の滝
F8滝の裏側
2024年09月07日 12:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
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F8滝の裏側
F9‐つるつるの大岩→稗畑沢流入
2024年09月07日 12:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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F9‐つるつるの大岩→稗畑沢流入
F10 ‐水量多く2条になっている。左壁から乗り越え
2024年09月07日 12:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 12:11
F10 ‐水量多く2条になっている。左壁から乗り越え
石棚のゴルジェ入り口
2024年09月07日 12:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 12:24
石棚のゴルジェ入り口
F11−昨年は泳いで水流右から這い上がった。
今回は沈められそうなのでへつる
2024年09月07日 12:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 12:26
F11−昨年は泳いで水流右から這い上がった。
今回は沈められそうなのでへつる
F12‐トイ状滝 左壁から超える
2024年09月07日 12:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 12:28
F12‐トイ状滝 左壁から超える
F12上部にある支点で懸垂下降
2024年09月07日 12:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 12:40
F12上部にある支点で懸垂下降
F13 ‐ロープ:F12懸垂下降後すぐの曲がり滝
水量多いため、中央の石に足を置きつっぱりから右壁に取り付く
直上から左にトラバース。左上に支点あり。ロープ確保されているが、落ちたら滝に振られて溺れるので絶対に落ちたくない。幸いスタンス&ホールドはあり。
F13 ‐ロープ:F12懸垂下降後すぐの曲がり滝
水量多いため、中央の石に足を置きつっぱりから右壁に取り付く
直上から左にトラバース。左上に支点あり。ロープ確保されているが、落ちたら滝に振られて溺れるので絶対に落ちたくない。幸いスタンス&ホールドはあり。
左からオオコバ沢流入
2024年09月07日 13:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 13:26
左からオオコバ沢流入
F14‐左壁より越し、石棚20m手前までへつる。高度感あり&落ちたら激流に揉まれて滝まで流されそう
2024年09月07日 13:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/7 13:33
F14‐左壁より越し、石棚20m手前までへつる。高度感あり&落ちたら激流に揉まれて滝まで流されそう
F15 ‐石棚の滝20m
2024年09月07日 13:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 13:37
F15 ‐石棚の滝20m
F15左ルンゼから巻き
2024年09月07日 13:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 13:41
F15左ルンゼから巻き
F16 ‐5mエメラルドグリーンの釜のはずだが、水量が多く白泡が波打っている
2024年09月07日 13:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 13:47
F16 ‐5mエメラルドグリーンの釜のはずだが、水量が多く白泡が波打っている
F16を過ぎ少し上がってトラバースしてロープで落ち口へ
ここからは脱力系で行けるとのこと。やったー
2024年09月07日 13:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 13:48
F16を過ぎ少し上がってトラバースしてロープで落ち口へ
ここからは脱力系で行けるとのこと。やったー
2mくらいの滝。最後の釜と思い、浮かんで遊ぶ
念のため飛び込むのはやめ、そろり入ると奥は急に深くなっていた。滝には近づかなかったが、帰ろうとした時、急に下に引き込まれた。
平泳ぎしても上には行けない。横に逃げて脱出できた。
小滝でもあんな強く引き込まれるとは…そういえばザック降ろしてたからいつもより浮力が効かないんだった。引き込まれる寸前、息を吸えたので助かった。
2024年09月07日 14:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/7 14:00
2mくらいの滝。最後の釜と思い、浮かんで遊ぶ
念のため飛び込むのはやめ、そろり入ると奥は急に深くなっていた。滝には近づかなかったが、帰ろうとした時、急に下に引き込まれた。
平泳ぎしても上には行けない。横に逃げて脱出できた。
小滝でもあんな強く引き込まれるとは…そういえばザック降ろしてたからいつもより浮力が効かないんだった。引き込まれる寸前、息を吸えたので助かった。
この辺で突っ張り体力が限界に
あと一回できるかできないか。
毎日腕立てしておけば良かった
2024年09月07日 14:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 14:21
この辺で突っ張り体力が限界に
あと一回できるかできないか。
毎日腕立てしておけば良かった
2024年09月07日 14:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 14:23
Co770:デッチ沢流入、右へ
2024年09月07日 14:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 14:26
Co770:デッチ沢流入、右へ
F17−5m、最後の滝。左壁より越える
2024年09月07日 14:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 14:49
F17−5m、最後の滝。左壁より越える
F17落ち口が近いため、上の木で支点を取り下降
2024年09月07日 14:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 14:55
F17落ち口が近いため、上の木で支点を取り下降
たどり着きたかった壊れた堰堤
小川谷廊下をコンプリート出来て感激
2024年09月07日 14:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/7 14:56
たどり着きたかった壊れた堰堤
小川谷廊下をコンプリート出来て感激
左の沢から脱渓。雨が降らなければ水は流れていないかも。
この先のワサビ畑跡とシカ柵を辿る
2024年09月07日 15:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/7 15:07
左の沢から脱渓。雨が降らなければ水は流れていないかも。
この先のワサビ畑跡とシカ柵を辿る
シカ柵沿いに歩き、奥で左に斜上すると踏み跡に出た
2024年09月07日 15:20撮影 by  SH-M15, SHARP
9/7 15:20
シカ柵沿いに歩き、奥で左に斜上すると踏み跡に出た
舗装路に出た。途中でヒルチエックすると5匹ほど張り付いていた
2024年09月07日 16:14撮影 by  SH-M15, SHARP
9/7 16:14
舗装路に出た。途中でヒルチエックすると5匹ほど張り付いていた
ユーシンⓅ
2024年09月07日 17:37撮影 by  SH-M15, SHARP
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ユーシンⓅ

装備

共同装備
20mロープ アブミ
備考 .悒襯瓮奪箸話鰐未肪屬ない→ヒルがin
➁積極的に泳がないから、防水ポーチ置いてこ→滝大増水で昼御飯用コロッケ水没
C出用ロープ10m→F2上の強烈な水流を超えられずに一人で撤退もありえた

感想

1年ぶりの小川谷廊下へ。
昨年は水量が多くF2で苦戦し、巻き&石棚でエスケープしていた。なので今回はF2突破と壊れた堰堤まで行くのが目的。
昨年は台風後で水量が多く、初小川谷廊下ということもありかなり緊張&恐怖を強いられての遡行。それでも小川谷の景色は素晴らしく、またエメラルドグリーンの釜がまた見たくて、リーダーと共に1年越しの小川谷廊下が実現。天候も晴れ。あとは水量の心配のみ。台風のあと3日ほど晴が続いたから大丈夫じゃない?と長い林道を歩きながら入渓。結果、前回よりも水量ましましの遡行となった。入渓点近くでF2で撤退した方にも遭遇。案の定、F1からドドドドドドドドドと勢いよく滝が跳ねている。ここは右壁を上がるので問題ない。問題は核心部のF2。やはり水量が多い。体を岩の隙間に入れて這い上がるという気さえ起きない。アブミであがるしかない。残置らしきアブミがあったので持参のアブミをしまう。まずはリーダーが突破し、続いて同じムーブ…はできなかったのでロープ確保でクリア。楽勝と思ったが上段が極悪の水量で苦戦した。リーダーは2回ほど水量に押し戻されたが突破。後に続くが水量で弾かれて足も頭も持ち上げられず。何とか進むと頭ごと押さえつけられて呼吸ができず溺れそうになる。シュリンゲを降ろしてくれたが、水圧で体が押さえつけられて手が引きちぎられそうになり、つかみながら上がれない。体力がガンガン削られて、冷たい水で体温を奪われる。停滞はやばい。先行PT数名とリーダーが心配そうに見ていて何とかしなければと思うが、どうしても水流が突破できない。一人撤退&巻きが頭をよぎったところで、リーダーがロープが投げてくれた。これで失敗したらもう上がれないかもしれない。ザック降ろして持ち上げると、先行PTの方が受け取ってくれた。ロープをハーネスに連結し、水流のない左の大岩をつっぱり&ごぼうで一気に乗り越えた。恐怖心から解放されほっとする。合流できて良かった。先行PTの方にもお礼を言う。
実はF2の残置と思っていたアブミは先行PTの方のもので回収するつもりだったそう。すぐにF2上段が突破できれば良かったが、苦戦してお待たせしてしまい申し訳なかった。

最大の核心部は無事に越えられた。あとは、滝を楽しみながら行こう…と思うが、ゴルジェの水量と激流はこの先もあるわけで……へつりや高巻きはかなり緊張を強いられた。「落ちたら流されて終わり」「絶対に落ちてはいけない」というプレッシャー。緊張で食欲もないくらいだが、それでも小川谷の水の色は綺麗で、増水のせいで豪快な滝が見れたともいえるのだなと思った。前回の撤退箇所である石棚を越えた。あとは(比較的)癒し系の滝とリーダーに言われ、深い釜で遊ぶ余裕もできた……が、ここでひんやりハットが発生。ぷかぷか浮かんで遊んだ後、岩に上がろうと滝に背を向けたとたん、下に引きづり込まれた。何度水をかいても上には浮上できない。無意識に横に逃げて助かった。滝には近づかないようにしていたが、2m程の滝でも水量や釜の構造によって引き込む力に抗えないことが分かった。この一件で落ち口近くのへつりの恐怖心は増したが、無事に壊れた堰堤まで到達。ようやく小川谷廊下の全ての景色を見ることができた。とんでもない水量のF2を突破し先行してくれたリーダーに感謝です。怖いけど楽しかった。

今回、メインロープはF2とF13曲がり滝の2本出してもらっただけで済んだ。昨年は5本くらい出してもらっていたので1年でスキルアップしたかも。来年、また小川谷廊下を行けたらと思う。ただ、あの迫力のある大滝やゴルジェを見てしまったら、水量が少ない小川谷は物足りなく見えてしまうのかもしれない。

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