種池山荘のピザを求めて扇沢〜爺ヶ岳ピストン
- GPS
- 07:39
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 2,193m
- 下り
- 2,191m
コースタイム
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 7:39
天候 | 晴れときどき曇り。頂上はガス。夕方雨。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新大阪-名古屋 のぞみ 名古屋-松本 特急しなの 松本-信濃大町 JR大糸線 信濃大町駅前に前泊 信濃大町駅前-扇沢駅前 6:15-6:55 アルピコ交通or北アルプス交通・扇沢線 1650円 (往復券2950円) 帰り) 扇沢駅前-信濃大町駅前 15:15-15:50 アルピコ交通or北アルプス交通・扇沢線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
柏原新道はよく整備されています。アザミ沢と富士見坂の間、ガラ場通過に注意。あとその下部に、草木があってそうは見えないけど150mほど片側崖だから注意せよ、という箇所がありました。どちらも両端に注意看板あり。 登山口に登山ポストと相談所。クマ出没注意。今夏、柏原新道上で襲われた人がいたとニュースに。 |
その他周辺情報 | 大町温泉郷、木崎湖温泉、金熊温泉など。どれも駅から微妙に離れている… お土産物はいーずら大町特産館。 ダムカレーを提供する店がいくつかあり、駅隣の観光案内所にマップを置いてます。 物資の補給は駅近くのスーパー、デリシア大町店で。イートインもあり便利。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
日本最後のトロリーバスが引退する前に乗ってみたいと思い、立山黒部アルペンルートへ。秋の3連休などは凶悪な混雑が予想されたので、有休を取って平日に計画。まあ休日の方が朝早い便があるのでどちらがいいかは悩みどころですが。去年の燕岳みたいに早い便で行ったおかげでガスが出る前に展望が楽しめるということもありますし。で、せっかく扇沢に行くなら初心者向け北アルプスの爺ヶ岳にも登ろうということでさらに1日有休を追加。3連休と併せて6連休です。極楽とんぼですね。
アルペンルートは長野から富山に抜ける計画なので、初日は移動日で前泊、2日目に爺ヶ岳に登ってきました。目当ては北アルプスそれ自体と、美しく見えるという劔・立山の稜線、そして種池山荘のピザです。
初日は移動。思ったより家を出るのに手間取ってしまい、大町のどこかを見て廻ったりすることもなく本当に移動だけ。山岳博物館とか気になっていたんですけど。あるいは途中下車して松本城とか。特急しなのも大糸線も東海道新幹線に較べるとずっと本数が少なく乗車時間もさることながら乗り継ぎ待ちが長い。松本駅で早めの晩御飯に鴨そばを食べました。平日夕方の大糸線は通勤通学で賑わっていました。
翌朝、扇沢行きのバスは空いていて2人がけを1人で使えるくらいの空き具合。大町温泉郷で1人降りるものの、乗る人は誰もなく扇沢駅へ。当日券には並んでいたもののWEB発券機はガラガラ。これは明日も期待できる。扇沢駅には破砕帯からの冷たい湧き水を汲める蛇口があり、これなら魔法瓶に冷蔵庫で冷やしたPET麦茶を詰めて来なくてもよかったな。麦茶は麦茶で飲むにしても魔法瓶で温度維持するのは湧き水にすれば。明日はそうしましょう。なおトイレの手洗い水はもっと冷たく氷水みたいでした。
登山道は概して空いていて快適。登山口から種池山荘までで1人に追い抜かれ、13人追い抜き、34人すれ違い。あと2人休憩中。上部に行くとすれ違いが増えます。休憩中のお一人は重そうなたぶんテント泊装備で種池山荘でピザを待っている間に追いついて来られて (ピザを食べることなく)、先に出られました。ここでザックの大きい人やヘルメット装備の人に会うと、みんな八峰キレット級のベテランに見え、すごいな〜と思います。「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ」
CT0.8で計算したところ、4時間で11時頃に種池山荘着となる予定だったので30食限定のピザに間に合うべく速めに歩いたところ1時間半以上捲いてしまい、30分以上待つことに。予約はできないそうです。2500mの稜線上でいただく焼き立てピザとコーヒーは美味しかったですよ。生地はパリパリして私好みでしたし。そんなに大きくないので一人でも普通に食べきれますが、冷めるのが早いので複数人で来たならシェアする方が最後まで温かいのが食べられるかも。
種池山荘から爺ヶ岳までのピストンでは10人あまりすれ違い、あと1人2人追い抜いたかな。南峰や中峰は捲き道もあるのでそっちを通る人も見えて、柏原新道より人口密度はさらに低めな印象。北峰近くの登山道まで行きましたが、冷池山荘が間近に見えた他は、特に面白いものはなく中峰で引き返せばよかったかな。稜線はガスが濃く、残念ながら劔・立山や鹿島槍はガスの切れたタイミングでちらっと見えるだけでしたし。
12時半頃種池山荘に帰着。30分以上ピザ待ちしていたので、待たずに山頂をピストンして帰りにピザを食べる、でもギリギリ間に合った計算になります。売り切れてなければ、ですけど。まあ劔・立山の眺望が望み薄だと判明した段階でピザの重みがより増しているので、慎重になるのは仕方ないところ。
下りはすれ違い20人ほど、追い越し8人。前半はすれ違いが多かったです。去年9月日曜の燕岳と較べるとかなり人口密度は低いです。平日のせいは当然あるにしても、山荘の方のブログによると、クマ騒ぎなどもあって今夏は至って静かとのことなのでちょっと比較できないですね。ただ合戦尾根と較べると道幅が狭いので混雑しやすいかもという印象。
14:30のバスにはギリギリ間に合わず、15:15に乗車。でもちょうどトロバス記念館を見学する時間ができたのでよいのです。というか間に合っていても1本遅らせたでしょう。トロリーバスに乗るのが目的と言いながら、そんなものがあることも知らずに来たので幸運でした。帰りは行きよりは乗客がいましたが、やはり空いています。途中の日向山高原、大町温泉郷で降りる人が結構いました。時刻表では往路40分、復路35分の所要時間ですが、この日は往路10分復路5分くらい早く着きました。
予定通り晩までまだ時間があるので電車で2駅の信濃木崎を往復して、ゆ〜ぷる木崎湖の温泉に浸かりに行こうと電車を待っている間、ふと気になってスマホで調べると木曜は温泉棟の休館日だと判明。危なかった。でもそれなら駅着後、即移動していれば大町山岳博物館に行けたな、と後悔。入館16時30分まで、閉館17時なのでちょっとしか見られませんが (片道徒歩20分)。駅そばの榑木川で山菜鹿肉そばを頼んで早めの夕食にしました。駅そばにジビエがあるとはさすが信州。
その後土産物屋に行っておおまぴょんTシャツを買ったり (明日は全部担いで登山なので冷やかしorその晩食べるものだけのつもりだったのに、おおまぴょん爺ヶ岳登頂の記事にやられてつい…) しているうちに、雲行きが怪しく雷まで鳴り始めたので駅近くのスーパー、デリシアで物資を補充して早々に宿にチェックイン。デリシアには昨日もお世話になりました。イートインもあるので飲食店が閉まった後も頼れます。21時まで。
雨は一時は本降りでしたが間もなく上がり通り雨でした。2日続けて同じような天気ですが、今週は日中の猛暑で雨雲が発達して午後崩れやすいのだとか。教科書通りですね。明日は山にいる間に降らないといいなあ。
しばらくぶりの長めの山行でしたが、内容的にはヒヤッとすることもなく予定内の時間で廻ってピザも食べられたので満足。やはり高山は涼しく快適です。木崎湖温泉の休館日とか山岳博物館に行けたのにとかの下調べ不足はありましたが、その分トロバス記念館みたいな拾いものもありましたし。アルペンルートだけで計画していたら立ち寄れなかったので、思い切って2日間の予定を組んでよかったです。眺望は残念でしたがまあガスはつき物なので仕方ない。眺望は今後の楽しみにしたいと思います。爺ヶ岳登頂は果たしたので針ノ木サーキットとか、鹿島槍とか。さて問題は今日の疲れが明日どう出るか。
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