本佐倉城跡。外郭部の調査も含む

2024年09月16日(月) [日帰り]

• GPS: 02:47
• 距離: 9.4km
• 登り: 101m
• 下り: 103m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:27
• 休憩: 0:19
• 合計: 2:46

距離 9.4km 登り 101m 下り 103m

10:56 スタート地点
12:16 12:17 鬼塚
12:42 13:01 将門山
13:43 ゴール地点

天候

曇り（時々、薄く晴れ）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

城跡東側に案内所と無料駐車場有。
電車だと京成電鉄大佐倉駅が最寄り駅

コース状況／危険箇所等

セッテイ山の山頂は現在、倒木多めで立入禁止となってます（イノシシにも注意）。城跡の草木多いエリアは蜘蛛の巣や藪蚊に注意。

写真

9/16 10:58

たぶん５年ぶりに来た本佐倉城跡。当時も自販機あったけど…立派な案内所なんかなかったし、トイレも今はキレイなのがある。とりあえず、タダで歩くのも気が引けるので😅酒々井の水（120円）を買うとします

9/16 11:06

まずは城の外郭部から回るため、東山虎口への立ち入りはしません

9/16 11:09

ここから、東山方面やセッテイ山にも行けるルートですが…ひとまず、さっきのゆるキャラ元になった勝胤寺へ向かいます

9/16 11:11

米の収穫体験イベントが行われてました

9/16 11:17

曹洞宗 勝胤寺。千葉勝胤が1532年（勝胤の没年）に開基したとされてます。さっきのゆるキャラは、本佐倉城に拠点を変えた千葉新宗家（元は岩橋氏）の３代目。戦死した（小弓公方との戦い？）とも伝えられてます。

供養塔は寺の檀家向けに催し物やってたので😅立ち入らず

9/16 11:22

無人駅ではないのです（22時から無人駅になるようですが😅）。京成電鉄で最も一日の乗降利用者が少ない駅。特急（一般車両。ＪＲでいう通勤快速的な）も停車しますが…40分に1本程度の便数😅

秘境駅とも言われているとか😅夜になると街灯はなさそう😅駅前には自販機しか近くにありません

9/16 11:23

この京成電鉄の線路が、城の現役時代は外郭部の堀切部かな？と思わせる地形です

9/16 11:25

宝珠院へ向かう路。なんか少しだけ路がクランクしてます。本佐倉城跡外郭部の名残でしょうか？

9/16 11:32

本佐倉城跡よりは先に開基していた真言宗の宝珠院。僧侶の自宅もあり有人寺ですが…訪問者向けのサービスは一切なし

9/16 11:34

鐘、全自動ではありません😂訪問者が鳴らせます

9/16 11:36

ぼのぼののイラストがかわいい😊17時までには我が家に帰りたい😅（16時には帰宅出来ました）

9/16 11:38

宝珠院は小高い丘の上にある。なんとなく切岸にされたと思われる気配。城跡のための加工なのか？は不明

9/16 11:39

麻賀多神社へ向かう途中の路。右側は土塁のようです

9/16 11:42

麻賀多神社。成田市台方を発祥とした神社で千葉県のみで１８社しかない。平安時代からの歴史ある神社とか

9/16 11:44

なんとなく城跡の外郭部と思わしきスペース。戦国期当時は木々がなかったと思われる。小高い丘陵地にある郭にもなった場所と思われる

9/16 11:53

荒上（あらうえ）という、本佐倉城跡にいた千葉家家臣団の館があったと言われる外郭部。城跡の痕跡は…路の大半が見通しが悪く入り組んだ感じ。

9/16 11:56

将門の口ノ宮神社。これも本佐倉城跡にいた千葉氏が建立したと言われているとか。平将門は桓武平氏。千葉氏も桓武平氏の流れではあるので、この地での千葉氏の正当性や権威付けのための建立なのか？

9/16 11:56

江戸時代には、後北条氏時代に作られた鹿島城を増改築して佐倉城とした堀田氏により手厚い支援を受けたようです。この辺りに住んでいる帰農した旧千葉氏家臣団への配慮だろうか？

9/16 12:02

八幡神社の広いスペース。なんとなく郭だったのか？は不明

9/16 12:05

戦国期は、この路の両脇に土塁があった気がする…

9/16 12:12

根小屋と言われるエリアは大半が宅地化されているが…なぜか不自然に盛り土された高台が😅これ郭跡かな？

9/16 12:16

向根小屋へ向かう途中の路😅あからさまに見通し悪く😅城跡の路だ

9/16 12:16

前の写真位置に墓地に降り立てる路から撮影。これ？あえて人工的に切岸にした感がある。ここは外郭部南側に位置するが、あえて敵から身を隠すために内側を切岸にした感がある

9/16 12:18

地域のコミュセン近くにある謎の盛り土。違法に盛り土された感じではなさそう…土塁跡か？

9/16 12:20

向根小屋の付城跡へ。写真上の中央の分岐へ進む

9/16 12:23

違法投棄された凹地。しかも路の両側にある…空堀なのか？藪すぎて降り立てないが😅

9/16 12:24

枡形虎口みたいになっていた。前の写真は南側の土橋より撮影したが、これは北側の土橋。もちろん両側に空堀がある

9/16 12:24

神明大神社。日本で２番目に多い神社

9/16 12:26

なんとなく土塁が残ってました

9/16 12:30

これは明治時代に当時の旧帝国意向で、神教重視のために建立された感が伝わる石碑。戦国期にはこの神明大神社はなかった感じだ

9/16 12:31

なんとなく櫓跡があったっぽい高台

9/16 12:31

もちろん丘陵地周囲は切岸で勾配も急だ。人が登るのも降りるのも容易ではない

9/16 12:33

銃後報国…日中〜大東亜戦争の最中に作られたプロパガンダ的な石碑

9/16 12:35

この出丸的な付城の侵入口。なかなか蜘蛛の巣や藪蚊が多くてしびれた😂路はあえて入り組んでいる。あからさまに城跡の出丸外郭部

9/16 12:36

なんだこのラブラブ地蔵は😅？

9/16 12:36

双体道祖神らしい。恋愛成就とか縁結びとからしい😅…俺には…ない😂

9/16 12:38

さて、いざ城跡城郭部へ！

9/16 12:38

外郭部はだいたい通過したので

9/16 12:39

妙見神社。昔はここになかったようだ

9/16 12:41

左側が倉跡の郭、右側が奥の山の郭を挟んだ虎口なのか？堀切なのか？

9/16 12:42

奥の山。別名、妙見郭。

9/16 12:42

ここに妙見神社が戦国期にはあったようだ

9/16 12:44

これは倉跡の郭から隣のセッテイ郭の間にある大堀切。登城者は立入禁止でロープがある😅階段部が脆いからだろうか？

9/16 12:46

倉跡という郭。ここで炭化米が発掘され、戦国期には倉があったのでは？と推測されてます

9/16 12:48

倉跡の奥にある諏訪神社と言われる櫓がある小高い小スペース。スズメバチ注意らしいです😅

9/16 12:51

左側が城山という主郭部、右側が妙見郭を挟んだ大堀切

9/16 12:52

大堀切内部から、妙見郭の切岸高さは…約10mくらい。当時は空堀も深かったと思われる。これは後北条氏の土木技術かな？

9/16 12:53

城山という主郭部へ。クランクした虎口跡

9/16 12:54

城山という主郭部

9/16 12:55

ここには政務を司る主殿や、外交の場である会所があったようだ

9/16 12:56

主殿から見た東側には、城跡案内所や駐車場が見える。現在は更地の駐車場スペースも、当時は土塁や堀があった防御機構があった郭だったと思われる

9/16 12:57

城山と言われる主郭部は、茶室や庭園や小さな建屋が四つもあったようだ

9/16 12:59

主郭部の上から見た大堀切。底が深い😅

9/16 13:02

�験圓噺世錣譴詆�分の虎口だったと推測された場所

9/16 13:03

この�験圓話福紅�状になっていて、こんな家紋の盾とかではなく、木の柵が幾重にもあった感じかも

9/16 13:04

東山虎口を城中から撮影。右側の東山へ向かう土塁を行きました

9/16 13:04

東山虎口の発掘調査解説

9/16 13:06

晴れていて空が澄んでいたら…筑波山も見えると言われる城跡の北側

9/16 13:09

武者走りがある土塁の上。この先は藪だったので😅引き返してます

9/16 13:23

さっきの東光寺ビョウ郭方面からセッテイ郭へ。早速、大堀切です

9/16 13:25

セッテイ山の山頂部は立入禁止とか😅別に行けそうだが😅ルールを守ります😅

9/16 13:26

やはり高低差がある空堀だった

9/16 13:28

ここはセッテイ郭の虎口跡

9/16 13:30

セッテイ郭は深い空堀に囲まれている。接待の間という一説もあるが…個人的には人質を匿う場だったのかも。主郭部からは少し離れてますし、主郭部への動線も近くはないし

9/16 13:32

本佐倉城跡の水源があったと言われる丘。この先に井戸跡のような窪みはあった

9/16 13:41

案内所付近にある沼地。葦なんか生えていて…城跡の水堀だったのかな？と思わせる

今後も詳細な城跡解説をヤマレコで紹介する予定です。YAMAPでは無料会員なため😅簡易的な紹介しか出来ないため

撮影機器：

KYG01 KYOCERA

感想

城おじ

３度目の登城となった本佐倉城跡。
外郭部を今回はくまなく回ってみました。後から作られた感が伝わった外郭部は…後北条氏得意の総構的な構造も感じつつ、向根小屋は攻撃的防御機構の出丸（真田丸のような）でした。

城跡中心部は、堀も当時レベルに深いとこも残っていて…後北条氏の土木技術が生かされた城跡でした。千葉氏だけではこの城跡は作れなかったと思われます。

城跡中心部や向根小屋の出丸内は、新しい登山靴の慣らしに立ち入ってみるのも一興かと。