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Yamareco

記録ID: 727113
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
祖母・傾

(大分)初秋の祖母山(尾平より周遊)

2015年09月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
10.7km
登り
1,264m
下り
1,268m

コースタイム

日帰り
山行
9:00
休憩
1:00
合計
10:00
6:50
6:50
10
7:00
7:00
10
7:10
7:10
170
10:00
10:10
70
11:20
11:20
20
11:40
12:20
60
13:20
13:30
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14:30
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70
15:40
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40
16:20
16:20
20
16:40
16:40
0
16:40
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・旧 緒方町から尾平までの県道は、狭いが運転には問題なし。全線舗装。
・尾平登山口に駐車場あり。もみじや旅館が管理している模様。500円。(自分は別の宿泊施設に駐車)
コース状況/
危険箇所等
尾平からの宮原コース、黒金尾根コースともよく整備されており、目印のピンクリボンが多い。また登路には標高100mごとに、「標高1000m」といった標識がある。ただしどちらも急登コースなので、下山時は転ばないように要注意。また祖母山南面の岩場はロープ、ハシゴが設置されている。
その他周辺情報 青少年旅行村「ほしこが」に宿泊した。ほかに尾平にはもみじや旅館がある。「ほしこが」の敷地内で、キャンプも可能のようだった。
【ほしこがHP】
http://sobosan-hoshikoga.jimdo.com/
9月19日、祖母山へと向かう道わきから、祖母山系(傾山山塊)を望む(豊後大野市付近より)
2015年09月19日 16:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/19 16:00
9月19日、祖母山へと向かう道わきから、祖母山系(傾山山塊)を望む(豊後大野市付近より)
同じく)祖母山方面を望む
2015年09月19日 16:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/19 16:00
同じく)祖母山方面を望む
尾平への道を車で進む。傾山がなかなかかっこいい。
2015年09月19日 16:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/19 16:44
尾平への道を車で進む。傾山がなかなかかっこいい。
今日の宿、尾平の青少年旅行村「ほしこが」に到着。
2015年09月20日 06:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 6:51
今日の宿、尾平の青少年旅行村「ほしこが」に到着。
尾平より望む、祖母山系の稜線。ちょうど山稜に陽が沈んでいった。
2015年09月19日 17:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/19 17:22
尾平より望む、祖母山系の稜線。ちょうど山稜に陽が沈んでいった。
9月20日、今日は祖母山へ登る。天気良好。すでに稜線に日が当たっており、天狗岩、烏帽子岩が鋭く望める。
2015年09月20日 06:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 6:28
9月20日、今日は祖母山へ登る。天気良好。すでに稜線に日が当たっており、天狗岩、烏帽子岩が鋭く望める。
同じく)天狗岩、烏帽子岩
2015年09月20日 07:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 7:04
同じく)天狗岩、烏帽子岩
尾平地区を囲む、祖母山系の稜線の全体。今日はこの稜線を周回してくる
2015年09月20日 07:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 7:04
尾平地区を囲む、祖母山系の稜線の全体。今日はこの稜線を周回してくる
登山道を進み始めるとさっそく原生林の森となった。川上渓谷の水音が涼しげ
2015年09月20日 07:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 7:15
登山道を進み始めるとさっそく原生林の森となった。川上渓谷の水音が涼しげ
(名前確認中)。この花、今回のコース全体に多かった。
2015年09月20日 07:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 7:48
(名前確認中)。この花、今回のコース全体に多かった。
2015年09月20日 07:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 7:48
まずは宮原(みやのはる)コースを行く。日差しがあたり明るい森を行く
2015年09月20日 08:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 8:07
まずは宮原(みやのはる)コースを行く。日差しがあたり明るい森を行く
森には花は少ないが、代わりにきのこが多かった。これは「きつねのちゃぶくろ」かな?
2015年09月20日 08:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 8:56
森には花は少ないが、代わりにきのこが多かった。これは「きつねのちゃぶくろ」かな?
花の群落。
2015年09月20日 09:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 9:04
花の群落。
きのこ。なんだかしいたけみたいな色、形をしていた
2015年09月20日 09:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 9:08
きのこ。なんだかしいたけみたいな色、形をしていた
これもキノコ。倒木にはこのタイプの白いきのこが多い
2015年09月20日 09:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 9:09
これもキノコ。倒木にはこのタイプの白いきのこが多い
原生林の森を下から望む。高度を上げると背の高い木が多くなってきた。
2015年09月20日 09:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 9:16
原生林の森を下から望む。高度を上げると背の高い木が多くなってきた。
標高1000mくらいから、「ひめしゃら」の木もめだつようになってきた。
2015年09月20日 09:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 9:22
標高1000mくらいから、「ひめしゃら」の木もめだつようになってきた。
稜線に近くなってくると、木々のあいだから、主稜線のピークも垣間見える。
2015年09月20日 09:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 9:26
稜線に近くなってくると、木々のあいだから、主稜線のピークも垣間見える。
紅葉、というわけではないだろうが、少し色づいた木。
2015年09月20日 10:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 10:30
紅葉、というわけではないだろうが、少し色づいた木。
名前不詳。イチゴ色の変わった花が1株だけさいていた。
2015年09月20日 10:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 10:46
名前不詳。イチゴ色の変わった花が1株だけさいていた。
稜線にでて歩くと、所どころ岩場で見晴が良い。向こうに見えるのが祖母山の頂上だろうか。
2015年09月20日 10:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 10:49
稜線にでて歩くと、所どころ岩場で見晴が良い。向こうに見えるのが祖母山の頂上だろうか。
岩場から、眼下の原生林を望む。祖母山は九州にはめずらしい、自然の森が豊かな山だ
2015年09月20日 10:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 10:51
岩場から、眼下の原生林を望む。祖母山は九州にはめずらしい、自然の森が豊かな山だ
稜線から、「古祖母山」を望む。空は蒼く、雲が踊っている
2015年09月20日 10:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 10:53
稜線から、「古祖母山」を望む。空は蒼く、雲が踊っている
祖母山の山頂に近づいてきたゾ
2015年09月20日 11:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 11:12
祖母山の山頂に近づいてきたゾ
9合目の小屋に到着。30年ほど前に泊ったときの記憶がうっすらよみがえる。これは2代目の小屋。
2015年09月20日 11:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 11:30
9合目の小屋に到着。30年ほど前に泊ったときの記憶がうっすらよみがえる。これは2代目の小屋。
頂上直下、小屋の分岐。なぜか「”Q”合目小屋」と書いてある。シャレかな?
2015年09月20日 11:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 11:32
頂上直下、小屋の分岐。なぜか「”Q”合目小屋」と書いてある。シャレかな?
12時、5時間かけてようやく祖母山の山頂に到着。ちょうどお昼時で、登山者が20人ほど、お昼休みを取っていた。山頂は小びろく、中央には石造りのお宮が祭ってある。
2015年09月20日 11:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 11:54
12時、5時間かけてようやく祖母山の山頂に到着。ちょうどお昼時で、登山者が20人ほど、お昼休みを取っていた。山頂は小びろく、中央には石造りのお宮が祭ってある。
祖母山山頂より、傾山を遠望。あそこも30年は登ってないなぁ・・なかなか男性的な山容だ
2015年09月20日 11:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 11:52
祖母山山頂より、傾山を遠望。あそこも30年は登ってないなぁ・・なかなか男性的な山容だ
祖母山山頂より、南東方向、本谷山を遠望。その麓に、尾平集落が見える。本谷山の裏には大崩(おおくえ)山群も見えている。
2015年09月20日 11:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 11:53
祖母山山頂より、南東方向、本谷山を遠望。その麓に、尾平集落が見える。本谷山の裏には大崩(おおくえ)山群も見えている。
祖母山山頂より、北東方向、大障子岩の尾根筋を望む。
2015年09月20日 11:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 11:53
祖母山山頂より、北東方向、大障子岩の尾根筋を望む。
北のほう、九重山群を望むが、九重は山頂付近が雲に覆われていた
2015年09月20日 12:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 12:18
北のほう、九重山群を望むが、九重は山頂付近が雲に覆われていた
上空にはいつのまにか巻雲がでてきた。気持ちの良い秋空だ
2015年09月20日 12:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 12:13
上空にはいつのまにか巻雲がでてきた。気持ちの良い秋空だ
うろこぐもが広がる、秋の祖母の山
2015年09月20日 12:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 12:13
うろこぐもが広がる、秋の祖母の山
されて下山開始。祖母山の南面は小さな岩場が連続する。ロープが設置されているので、難易度は低い。
2015年09月20日 12:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 12:27
されて下山開始。祖母山の南面は小さな岩場が連続する。ロープが設置されているので、難易度は低い。
岩場にはアルミのハシゴも何ヵ所か整備されていた。
2015年09月20日 12:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 12:31
岩場にはアルミのハシゴも何ヵ所か整備されていた。
祖母山の南面を望む。こちらの面だけ、岩が多い
2015年09月20日 12:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 12:40
祖母山の南面を望む。こちらの面だけ、岩が多い
稜線から西の方、阿蘇山方面を望む。噴煙は上がってなかったが、うす雲のせいであまりはっきりとは見えなかった。
2015年09月20日 12:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 12:40
稜線から西の方、阿蘇山方面を望む。噴煙は上がってなかったが、うす雲のせいであまりはっきりとは見えなかった。
エイリアンみたいなきのこ
2015年09月20日 12:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 12:58
エイリアンみたいなきのこ
病葉(わくらば)なのかもしれないが、稜線の木々は少し色づいているものもあった。
2015年09月20日 13:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 13:00
病葉(わくらば)なのかもしれないが、稜線の木々は少し色づいているものもあった。
紅葉の木と、天狗岩
2015年09月20日 13:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 13:13
紅葉の木と、天狗岩
稜線も花は少なかった。これはシオガマのなかまか、数輪咲いていた。
2015年09月20日 13:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 13:13
稜線も花は少なかった。これはシオガマのなかまか、数輪咲いていた。
カライトソウみたいな花も少し咲いていた。
2015年09月20日 13:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 13:20
カライトソウみたいな花も少し咲いていた。
天狗岩をまじかで望む。
2015年09月20日 13:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 13:36
天狗岩をまじかで望む。
天狗岩(前峰)をズームで。
2015年09月20日 13:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 13:38
天狗岩(前峰)をズームで。
稜線から、ズームで傾山を写す。また登ってみたい山だ。
2015年09月20日 13:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 13:38
稜線から、ズームで傾山を写す。また登ってみたい山だ。
(名前不詳)パラパラと咲いていた。
2015年09月20日 14:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 14:05
(名前不詳)パラパラと咲いていた。
これもきのこ。名前不詳。黄色っぽい色をしていた。
2015年09月20日 14:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 14:11
これもきのこ。名前不詳。黄色っぽい色をしていた。
黒金尾根コースも上部は原生林になっており、背の高い木々が多い
2015年09月20日 14:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 14:58
黒金尾根コースも上部は原生林になっており、背の高い木々が多い
森の中、ちょっと変わった切り取り方
2015年09月20日 14:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 14:59
森の中、ちょっと変わった切り取り方
なんかもしゃもしゃしたきのこ
2015年09月20日 15:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 15:21
なんかもしゃもしゃしたきのこ
ひらべったいきのこ
2015年09月20日 15:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 15:33
ひらべったいきのこ
ようやく黒金尾根コースの下部まで降りてきた。稜線の岩峰群がそびえているのが望めた
2015年09月20日 15:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 15:34
ようやく黒金尾根コースの下部まで降りてきた。稜線の岩峰群がそびえているのが望めた
尾根道を過ぎると、川上渓谷に沿っての道となる。渡渉が2回あった。
2015年09月20日 15:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 15:53
尾根道を過ぎると、川上渓谷に沿っての道となる。渡渉が2回あった。
川上渓谷の美しい風景
2015年09月20日 16:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 16:10
川上渓谷の美しい風景
ようやく16時過ぎに、尾平に到着。お疲れでした。
2015年09月20日 16:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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9/20 16:47
ようやく16時過ぎに、尾平に到着。お疲れでした。
撮影機器:

感想

【山行No 454(1) 】

※ 住んでいる四国からみると九州はお隣ではあるし、出身が九州なので、本来はもっと九州の山に登れば良いのだが、ついつい連休になると北アルプスなど本州中部の山に足が向き、九州の山に行くのも1996年以来、約20年ぶりとなる。
  今回は、九州でも自然林が多くて印象が深い、祖母山と大崩山の2山をメインとし、移動日を含め、4泊5日で九州山行をすることにした。
  移動はすべてクルマ、泊は山の宿、テント、最後はビジネスホテル、という計画で、荷物が多くなった。

9月19日
 ・この日は移動日。四国から九州へは、距離的には近くても、間に海があるので移動で1日を費やしてしまうのが難点。フェリーを使い大分に渡り、一路祖母山の山懐の登山基地、尾平へと向かう。
 ・この日の宿はネットで探した「青少年旅行村「ほしこが」」。
 どんな宿か少し気になっていたが、部屋数8部屋で、客が多いときは相部屋となる。TVなし、食事つき。風呂あり。といった山の宿であった。宿の窓からは夕方の祖母山の山稜が良く見えた。

9月20日

 ・当初は、祖母山9合目の山小屋に泊まることも考えていたが、前夜、じっくり計画を考えてみると、時間はかかるが尾平から日帰りで十分いけそうなので、軽装での日帰りとした。

6:40 尾平 発
 6時に起きた時にはすでに山稜には日が当たっていた。もっと早く起きて出発しても良かったかも。天気も上々の登山日和だ。少し道をもどって登山口の標識(標高600m、気温16℃)。ここから登山が始まるが、最初は「尾平鉱山」の「鉱石処理場」の脇を行き、登山道らしくない。そこを過ぎると自然林の森となる。

7:10 分岐;吊り橋を渡ると分岐があった。黒金尾根コースとわかれ、宮原(みやのはる)コースをへと足を進める。その後すぐに道は2つに分岐。地図によると途中で再合流するので、尾根コースを進む。

・登山道は結構、登山者が通っているようでまずまず良好、目印のピンクリボンも多いし、標高100mごとに「標高1000m」などと書いた標識があるので解りやすい道だ。ただし急登が続くので汗をかきつつ登る。もう季節は秋なので森の中には花は少ない。写真に写したシソ科らしき花がめだつくらいだった。代わりにキノコが多いがこれまた名前が解らないのが多い。森の木は、標高の低いところは照葉樹のようだったが、標高1000mを越えたあたりから、ツガかな?大木が多くなってきて原生林らしい風景になってきた。

10:00-10 宮原(みやのはる)標高1400m。
 ようやく稜線に到着。すず竹が多くて展望はないが一休みする。ここは3差路になっていて、北東の大障子岩へ向かう稜線も、踏み跡が割とはっきりついていた。標識あり。ここではスマホ(AU)がつうじたので、自宅にメールしておく。取り込み忘れていた地図ロイドの地図データも取り込んで、ようやく地図ロイドが使えるようになった。
 ・ここから祖母山へ向けて稜線歩きとなる。傾斜は緩く歩きやすいし、ところどころ展望もあって気持ちの良い道だ。上空は青空が広がって初秋の日差しが明るく照らしている。
 ・9合目小屋を過ぎると、最後の急登。祖母山名物の粘土質の道で歩きにくし。

11:40-12:20 祖母山山頂(標高 1757m、気温25℃)
 やれやれ、5時間弱の歩きでようやく山頂に到着。
 疲れた代わりに展望はなかなか良く、東にかけて、古祖母山〜本谷山〜傾山の縦走路が一望のもとに見える。あの縦走路をたどったのは1983年なので、もう30年以上前になる。懐かしい思い出がよみがえる感じ。そのほか、北は九重連山があるが今日は雲に隠れて見えず、西は木々の間から阿蘇山が見えた。今日は噴煙は見えなかった。昼時なので休憩している登山者も約20名と多い。自分も昼食休憩とし、少しのんびりくつろいだ。空は相変わらず蒼いが、西から高層雲が出てきている。

・さて、帰路は黒金尾根コースを下る予定なので、まずは祖母山の南面を下る。小さい岩場が連続しているが、それぞれの岩場にはロープやハシゴが設置されているので、それほどのことはなかった。そのあとはのんびりと緩やかなコースを行く。展望も良い。

13:20-30 黒金尾根コース分岐
・天狗岩の少し手前に分岐(標識あり)があった。時間があれば天狗岩も行ってみたいような、鋭い岩峰だ。
 
・ここから黒金尾根の下りが始まる。宮原コースにまして急な傾斜の尾根で、しかも土質が粘土質なので、滑りやすい。慎重に下ったつもりだったが、5〜6回は足を滑らせて尻もちをついた。樹林は上部がブナ+すず竹、すず竹は高さが2〜3mもあって登山道を両脇から囲んでおり展望なし。その後標高1200m付近よりツガ林となり、林床も下草が少なくなる。このコースも標識替わりのピンクテープが多く、迷うような箇所はなかった。こちらも花は少なく、きのこの写真ばかりが増える。

15:40 川上渓谷出合
 ・ここまでで尾根歩きは終わり、川沿いに進む。最初2回、渡渉箇所あり(本流1か所、支流1か所)。1回目の渡渉ではヌルついた岩に足が滑り、片足がずぼっと、膝のあたりまで水の中に浸かってしまった。なんとか脱出して渡渉できたが、少しヒヤッとした。渡渉後に靴下の水を絞ってから歩くが、気持ちは良くない。その後は川を渡る箇所には橋が架かっており問題なし。今はまだ緑色の森だが紅葉の時期だときれいな渓谷だろう。

16:40 尾平(青少年旅行村;ほしこが)着。
 9時間強とみていたが、結局10時間近くかかり、ようやく今日の登山は終了。結構疲れはしたが、晴天の山歩きで、充実感あり。夕食まで少し時間があるが、さっそくビールを頼んで、飲む。疲れが取れるなぁ。

・昨日は部屋に独りだったが、今夜は宿泊客が多いらしく、今日は相部屋。相手はHさんという人、夕食後に話すと、ヤマレコもやっているそうで、山の話が弾んだ。
   
・・・・「大崩山;わく塚コース」につづく・・・・

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