ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 727113
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
祖母・傾

(大分)初秋の祖母山(尾平より周遊)

2015年09月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
10.7km
登り
1,264m
下り
1,268m

コースタイム

日帰り
山行
9:00
休憩
1:00
合計
10:00
6:50
10
7:10
170
10:00
10:10
70
11:40
12:20
60
13:20
13:30
60
14:30
70
16:20
20
16:40
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・旧 緒方町から尾平までの県道は、狭いが運転には問題なし。全線舗装。
・尾平登山口に駐車場あり。もみじや旅館が管理している模様。500円。(自分は別の宿泊施設に駐車)
コース状況/
危険箇所等
尾平からの宮原コース、黒金尾根コースともよく整備されており、目印のピンクリボンが多い。また登路には標高100mごとに、「標高1000m」といった標識がある。ただしどちらも急登コースなので、下山時は転ばないように要注意。また祖母山南面の岩場はロープ、ハシゴが設置されている。
その他周辺情報 青少年旅行村「ほしこが」に宿泊した。ほかに尾平にはもみじや旅館がある。「ほしこが」の敷地内で、キャンプも可能のようだった。
【ほしこがHP】
http://sobosan-hoshikoga.jimdo.com/
9月19日、祖母山へと向かう道わきから、祖母山系(傾山山塊)を望む(豊後大野市付近より)
2015年09月19日 16:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
9/19 16:00
9月19日、祖母山へと向かう道わきから、祖母山系(傾山山塊)を望む(豊後大野市付近より)
同じく)祖母山方面を望む
2015年09月19日 16:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/19 16:00
同じく)祖母山方面を望む
尾平への道を車で進む。傾山がなかなかかっこいい。
2015年09月19日 16:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4
9/19 16:44
尾平への道を車で進む。傾山がなかなかかっこいい。
今日の宿、尾平の青少年旅行村「ほしこが」に到着。
2015年09月20日 06:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 6:51
今日の宿、尾平の青少年旅行村「ほしこが」に到着。
尾平より望む、祖母山系の稜線。ちょうど山稜に陽が沈んでいった。
2015年09月19日 17:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/19 17:22
尾平より望む、祖母山系の稜線。ちょうど山稜に陽が沈んでいった。
9月20日、今日は祖母山へ登る。天気良好。すでに稜線に日が当たっており、天狗岩、烏帽子岩が鋭く望める。
2015年09月20日 06:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
7
9/20 6:28
9月20日、今日は祖母山へ登る。天気良好。すでに稜線に日が当たっており、天狗岩、烏帽子岩が鋭く望める。
同じく)天狗岩、烏帽子岩
2015年09月20日 07:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4
9/20 7:04
同じく)天狗岩、烏帽子岩
尾平地区を囲む、祖母山系の稜線の全体。今日はこの稜線を周回してくる
2015年09月20日 07:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
9/20 7:04
尾平地区を囲む、祖母山系の稜線の全体。今日はこの稜線を周回してくる
登山道を進み始めるとさっそく原生林の森となった。川上渓谷の水音が涼しげ
2015年09月20日 07:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 7:15
登山道を進み始めるとさっそく原生林の森となった。川上渓谷の水音が涼しげ
(名前確認中)。この花、今回のコース全体に多かった。
2015年09月20日 07:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
9/20 7:48
(名前確認中)。この花、今回のコース全体に多かった。
2015年09月20日 07:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 7:48
まずは宮原(みやのはる)コースを行く。日差しがあたり明るい森を行く
2015年09月20日 08:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 8:07
まずは宮原(みやのはる)コースを行く。日差しがあたり明るい森を行く
森には花は少ないが、代わりにきのこが多かった。これは「きつねのちゃぶくろ」かな?
2015年09月20日 08:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 8:56
森には花は少ないが、代わりにきのこが多かった。これは「きつねのちゃぶくろ」かな?
花の群落。
2015年09月20日 09:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 9:04
花の群落。
きのこ。なんだかしいたけみたいな色、形をしていた
2015年09月20日 09:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 9:08
きのこ。なんだかしいたけみたいな色、形をしていた
これもキノコ。倒木にはこのタイプの白いきのこが多い
2015年09月20日 09:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 9:09
これもキノコ。倒木にはこのタイプの白いきのこが多い
原生林の森を下から望む。高度を上げると背の高い木が多くなってきた。
2015年09月20日 09:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 9:16
原生林の森を下から望む。高度を上げると背の高い木が多くなってきた。
標高1000mくらいから、「ひめしゃら」の木もめだつようになってきた。
2015年09月20日 09:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 9:22
標高1000mくらいから、「ひめしゃら」の木もめだつようになってきた。
稜線に近くなってくると、木々のあいだから、主稜線のピークも垣間見える。
2015年09月20日 09:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
9/20 9:26
稜線に近くなってくると、木々のあいだから、主稜線のピークも垣間見える。
紅葉、というわけではないだろうが、少し色づいた木。
2015年09月20日 10:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 10:30
紅葉、というわけではないだろうが、少し色づいた木。
名前不詳。イチゴ色の変わった花が1株だけさいていた。
2015年09月20日 10:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 10:46
名前不詳。イチゴ色の変わった花が1株だけさいていた。
稜線にでて歩くと、所どころ岩場で見晴が良い。向こうに見えるのが祖母山の頂上だろうか。
2015年09月20日 10:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
9/20 10:49
稜線にでて歩くと、所どころ岩場で見晴が良い。向こうに見えるのが祖母山の頂上だろうか。
岩場から、眼下の原生林を望む。祖母山は九州にはめずらしい、自然の森が豊かな山だ
2015年09月20日 10:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
9/20 10:51
岩場から、眼下の原生林を望む。祖母山は九州にはめずらしい、自然の森が豊かな山だ
稜線から、「古祖母山」を望む。空は蒼く、雲が踊っている
2015年09月20日 10:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 10:53
稜線から、「古祖母山」を望む。空は蒼く、雲が踊っている
祖母山の山頂に近づいてきたゾ
2015年09月20日 11:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 11:12
祖母山の山頂に近づいてきたゾ
9合目の小屋に到着。30年ほど前に泊ったときの記憶がうっすらよみがえる。これは2代目の小屋。
2015年09月20日 11:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
9/20 11:30
9合目の小屋に到着。30年ほど前に泊ったときの記憶がうっすらよみがえる。これは2代目の小屋。
頂上直下、小屋の分岐。なぜか「”Q”合目小屋」と書いてある。シャレかな?
2015年09月20日 11:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 11:32
頂上直下、小屋の分岐。なぜか「”Q”合目小屋」と書いてある。シャレかな?
12時、5時間かけてようやく祖母山の山頂に到着。ちょうどお昼時で、登山者が20人ほど、お昼休みを取っていた。山頂は小びろく、中央には石造りのお宮が祭ってある。
2015年09月20日 11:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
6
9/20 11:54
12時、5時間かけてようやく祖母山の山頂に到着。ちょうどお昼時で、登山者が20人ほど、お昼休みを取っていた。山頂は小びろく、中央には石造りのお宮が祭ってある。
祖母山山頂より、傾山を遠望。あそこも30年は登ってないなぁ・・なかなか男性的な山容だ
2015年09月20日 11:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
9/20 11:52
祖母山山頂より、傾山を遠望。あそこも30年は登ってないなぁ・・なかなか男性的な山容だ
祖母山山頂より、南東方向、本谷山を遠望。その麓に、尾平集落が見える。本谷山の裏には大崩(おおくえ)山群も見えている。
2015年09月20日 11:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
9/20 11:53
祖母山山頂より、南東方向、本谷山を遠望。その麓に、尾平集落が見える。本谷山の裏には大崩(おおくえ)山群も見えている。
祖母山山頂より、北東方向、大障子岩の尾根筋を望む。
2015年09月20日 11:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 11:53
祖母山山頂より、北東方向、大障子岩の尾根筋を望む。
北のほう、九重山群を望むが、九重は山頂付近が雲に覆われていた
2015年09月20日 12:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
9/20 12:18
北のほう、九重山群を望むが、九重は山頂付近が雲に覆われていた
上空にはいつのまにか巻雲がでてきた。気持ちの良い秋空だ
2015年09月20日 12:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
9/20 12:13
上空にはいつのまにか巻雲がでてきた。気持ちの良い秋空だ
うろこぐもが広がる、秋の祖母の山
2015年09月20日 12:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
9/20 12:13
うろこぐもが広がる、秋の祖母の山
されて下山開始。祖母山の南面は小さな岩場が連続する。ロープが設置されているので、難易度は低い。
2015年09月20日 12:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 12:27
されて下山開始。祖母山の南面は小さな岩場が連続する。ロープが設置されているので、難易度は低い。
岩場にはアルミのハシゴも何ヵ所か整備されていた。
2015年09月20日 12:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 12:31
岩場にはアルミのハシゴも何ヵ所か整備されていた。
祖母山の南面を望む。こちらの面だけ、岩が多い
2015年09月20日 12:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 12:40
祖母山の南面を望む。こちらの面だけ、岩が多い
稜線から西の方、阿蘇山方面を望む。噴煙は上がってなかったが、うす雲のせいであまりはっきりとは見えなかった。
2015年09月20日 12:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 12:40
稜線から西の方、阿蘇山方面を望む。噴煙は上がってなかったが、うす雲のせいであまりはっきりとは見えなかった。
エイリアンみたいなきのこ
2015年09月20日 12:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 12:58
エイリアンみたいなきのこ
病葉(わくらば)なのかもしれないが、稜線の木々は少し色づいているものもあった。
2015年09月20日 13:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 13:00
病葉(わくらば)なのかもしれないが、稜線の木々は少し色づいているものもあった。
紅葉の木と、天狗岩
2015年09月20日 13:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 13:13
紅葉の木と、天狗岩
稜線も花は少なかった。これはシオガマのなかまか、数輪咲いていた。
2015年09月20日 13:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
9/20 13:13
稜線も花は少なかった。これはシオガマのなかまか、数輪咲いていた。
カライトソウみたいな花も少し咲いていた。
2015年09月20日 13:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
9/20 13:20
カライトソウみたいな花も少し咲いていた。
天狗岩をまじかで望む。
2015年09月20日 13:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
9/20 13:36
天狗岩をまじかで望む。
天狗岩(前峰)をズームで。
2015年09月20日 13:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
9/20 13:38
天狗岩(前峰)をズームで。
稜線から、ズームで傾山を写す。また登ってみたい山だ。
2015年09月20日 13:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
9/20 13:38
稜線から、ズームで傾山を写す。また登ってみたい山だ。
(名前不詳)パラパラと咲いていた。
2015年09月20日 14:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 14:05
(名前不詳)パラパラと咲いていた。
これもきのこ。名前不詳。黄色っぽい色をしていた。
2015年09月20日 14:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 14:11
これもきのこ。名前不詳。黄色っぽい色をしていた。
黒金尾根コースも上部は原生林になっており、背の高い木々が多い
2015年09月20日 14:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
9/20 14:58
黒金尾根コースも上部は原生林になっており、背の高い木々が多い
森の中、ちょっと変わった切り取り方
2015年09月20日 14:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 14:59
森の中、ちょっと変わった切り取り方
なんかもしゃもしゃしたきのこ
2015年09月20日 15:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 15:21
なんかもしゃもしゃしたきのこ
ひらべったいきのこ
2015年09月20日 15:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 15:33
ひらべったいきのこ
ようやく黒金尾根コースの下部まで降りてきた。稜線の岩峰群がそびえているのが望めた
2015年09月20日 15:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
9/20 15:34
ようやく黒金尾根コースの下部まで降りてきた。稜線の岩峰群がそびえているのが望めた
尾根道を過ぎると、川上渓谷に沿っての道となる。渡渉が2回あった。
2015年09月20日 15:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
9/20 15:53
尾根道を過ぎると、川上渓谷に沿っての道となる。渡渉が2回あった。
川上渓谷の美しい風景
2015年09月20日 16:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5
9/20 16:10
川上渓谷の美しい風景
ようやく16時過ぎに、尾平に到着。お疲れでした。
2015年09月20日 16:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
9/20 16:47
ようやく16時過ぎに、尾平に到着。お疲れでした。

感想

【山行No 454(1) 】

※ 住んでいる四国からみると九州はお隣ではあるし、出身が九州なので、本来はもっと九州の山に登れば良いのだが、ついつい連休になると北アルプスなど本州中部の山に足が向き、九州の山に行くのも1996年以来、約20年ぶりとなる。
  今回は、九州でも自然林が多くて印象が深い、祖母山と大崩山の2山をメインとし、移動日を含め、4泊5日で九州山行をすることにした。
  移動はすべてクルマ、泊は山の宿、テント、最後はビジネスホテル、という計画で、荷物が多くなった。

9月19日
 ・この日は移動日。四国から九州へは、距離的には近くても、間に海があるので移動で1日を費やしてしまうのが難点。フェリーを使い大分に渡り、一路祖母山の山懐の登山基地、尾平へと向かう。
 ・この日の宿はネットで探した「青少年旅行村「ほしこが」」。
 どんな宿か少し気になっていたが、部屋数8部屋で、客が多いときは相部屋となる。TVなし、食事つき。風呂あり。といった山の宿であった。宿の窓からは夕方の祖母山の山稜が良く見えた。

9月20日

 ・当初は、祖母山9合目の山小屋に泊まることも考えていたが、前夜、じっくり計画を考えてみると、時間はかかるが尾平から日帰りで十分いけそうなので、軽装での日帰りとした。

6:40 尾平 発
 6時に起きた時にはすでに山稜には日が当たっていた。もっと早く起きて出発しても良かったかも。天気も上々の登山日和だ。少し道をもどって登山口の標識(標高600m、気温16℃)。ここから登山が始まるが、最初は「尾平鉱山」の「鉱石処理場」の脇を行き、登山道らしくない。そこを過ぎると自然林の森となる。

7:10 分岐;吊り橋を渡ると分岐があった。黒金尾根コースとわかれ、宮原(みやのはる)コースをへと足を進める。その後すぐに道は2つに分岐。地図によると途中で再合流するので、尾根コースを進む。

・登山道は結構、登山者が通っているようでまずまず良好、目印のピンクリボンも多いし、標高100mごとに「標高1000m」などと書いた標識があるので解りやすい道だ。ただし急登が続くので汗をかきつつ登る。もう季節は秋なので森の中には花は少ない。写真に写したシソ科らしき花がめだつくらいだった。代わりにキノコが多いがこれまた名前が解らないのが多い。森の木は、標高の低いところは照葉樹のようだったが、標高1000mを越えたあたりから、ツガかな?大木が多くなってきて原生林らしい風景になってきた。

10:00-10 宮原(みやのはる)標高1400m。
 ようやく稜線に到着。すず竹が多くて展望はないが一休みする。ここは3差路になっていて、北東の大障子岩へ向かう稜線も、踏み跡が割とはっきりついていた。標識あり。ここではスマホ(AU)がつうじたので、自宅にメールしておく。取り込み忘れていた地図ロイドの地図データも取り込んで、ようやく地図ロイドが使えるようになった。
 ・ここから祖母山へ向けて稜線歩きとなる。傾斜は緩く歩きやすいし、ところどころ展望もあって気持ちの良い道だ。上空は青空が広がって初秋の日差しが明るく照らしている。
 ・9合目小屋を過ぎると、最後の急登。祖母山名物の粘土質の道で歩きにくし。

11:40-12:20 祖母山山頂(標高 1757m、気温25℃)
 やれやれ、5時間弱の歩きでようやく山頂に到着。
 疲れた代わりに展望はなかなか良く、東にかけて、古祖母山〜本谷山〜傾山の縦走路が一望のもとに見える。あの縦走路をたどったのは1983年なので、もう30年以上前になる。懐かしい思い出がよみがえる感じ。そのほか、北は九重連山があるが今日は雲に隠れて見えず、西は木々の間から阿蘇山が見えた。今日は噴煙は見えなかった。昼時なので休憩している登山者も約20名と多い。自分も昼食休憩とし、少しのんびりくつろいだ。空は相変わらず蒼いが、西から高層雲が出てきている。

・さて、帰路は黒金尾根コースを下る予定なので、まずは祖母山の南面を下る。小さい岩場が連続しているが、それぞれの岩場にはロープやハシゴが設置されているので、それほどのことはなかった。そのあとはのんびりと緩やかなコースを行く。展望も良い。

13:20-30 黒金尾根コース分岐
・天狗岩の少し手前に分岐(標識あり)があった。時間があれば天狗岩も行ってみたいような、鋭い岩峰だ。
 
・ここから黒金尾根の下りが始まる。宮原コースにまして急な傾斜の尾根で、しかも土質が粘土質なので、滑りやすい。慎重に下ったつもりだったが、5〜6回は足を滑らせて尻もちをついた。樹林は上部がブナ+すず竹、すず竹は高さが2〜3mもあって登山道を両脇から囲んでおり展望なし。その後標高1200m付近よりツガ林となり、林床も下草が少なくなる。このコースも標識替わりのピンクテープが多く、迷うような箇所はなかった。こちらも花は少なく、きのこの写真ばかりが増える。

15:40 川上渓谷出合
 ・ここまでで尾根歩きは終わり、川沿いに進む。最初2回、渡渉箇所あり(本流1か所、支流1か所)。1回目の渡渉ではヌルついた岩に足が滑り、片足がずぼっと、膝のあたりまで水の中に浸かってしまった。なんとか脱出して渡渉できたが、少しヒヤッとした。渡渉後に靴下の水を絞ってから歩くが、気持ちは良くない。その後は川を渡る箇所には橋が架かっており問題なし。今はまだ緑色の森だが紅葉の時期だときれいな渓谷だろう。

16:40 尾平(青少年旅行村;ほしこが)着。
 9時間強とみていたが、結局10時間近くかかり、ようやく今日の登山は終了。結構疲れはしたが、晴天の山歩きで、充実感あり。夕食まで少し時間があるが、さっそくビールを頼んで、飲む。疲れが取れるなぁ。

・昨日は部屋に独りだったが、今夜は宿泊客が多いらしく、今日は相部屋。相手はHさんという人、夕食後に話すと、ヤマレコもやっているそうで、山の話が弾んだ。
   
・・・・「大崩山;わく塚コース」につづく・・・・

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2374人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら