(大分)初秋の祖母山(尾平より周遊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,264m
- 下り
- 1,268m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・尾平登山口に駐車場あり。もみじや旅館が管理している模様。500円。(自分は別の宿泊施設に駐車) |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾平からの宮原コース、黒金尾根コースともよく整備されており、目印のピンクリボンが多い。また登路には標高100mごとに、「標高1000m」といった標識がある。ただしどちらも急登コースなので、下山時は転ばないように要注意。また祖母山南面の岩場はロープ、ハシゴが設置されている。 |
その他周辺情報 | 青少年旅行村「ほしこが」に宿泊した。ほかに尾平にはもみじや旅館がある。「ほしこが」の敷地内で、キャンプも可能のようだった。 【ほしこがHP】 http://sobosan-hoshikoga.jimdo.com/ |
写真
感想
【山行No 454(1) 】
※ 住んでいる四国からみると九州はお隣ではあるし、出身が九州なので、本来はもっと九州の山に登れば良いのだが、ついつい連休になると北アルプスなど本州中部の山に足が向き、九州の山に行くのも1996年以来、約20年ぶりとなる。
今回は、九州でも自然林が多くて印象が深い、祖母山と大崩山の2山をメインとし、移動日を含め、4泊5日で九州山行をすることにした。
移動はすべてクルマ、泊は山の宿、テント、最後はビジネスホテル、という計画で、荷物が多くなった。
9月19日
・この日は移動日。四国から九州へは、距離的には近くても、間に海があるので移動で1日を費やしてしまうのが難点。フェリーを使い大分に渡り、一路祖母山の山懐の登山基地、尾平へと向かう。
・この日の宿はネットで探した「青少年旅行村「ほしこが」」。
どんな宿か少し気になっていたが、部屋数8部屋で、客が多いときは相部屋となる。TVなし、食事つき。風呂あり。といった山の宿であった。宿の窓からは夕方の祖母山の山稜が良く見えた。
9月20日
・当初は、祖母山9合目の山小屋に泊まることも考えていたが、前夜、じっくり計画を考えてみると、時間はかかるが尾平から日帰りで十分いけそうなので、軽装での日帰りとした。
6:40 尾平 発
6時に起きた時にはすでに山稜には日が当たっていた。もっと早く起きて出発しても良かったかも。天気も上々の登山日和だ。少し道をもどって登山口の標識(標高600m、気温16℃)。ここから登山が始まるが、最初は「尾平鉱山」の「鉱石処理場」の脇を行き、登山道らしくない。そこを過ぎると自然林の森となる。
7:10 分岐;吊り橋を渡ると分岐があった。黒金尾根コースとわかれ、宮原(みやのはる)コースをへと足を進める。その後すぐに道は2つに分岐。地図によると途中で再合流するので、尾根コースを進む。
・登山道は結構、登山者が通っているようでまずまず良好、目印のピンクリボンも多いし、標高100mごとに「標高1000m」などと書いた標識があるので解りやすい道だ。ただし急登が続くので汗をかきつつ登る。もう季節は秋なので森の中には花は少ない。写真に写したシソ科らしき花がめだつくらいだった。代わりにキノコが多いがこれまた名前が解らないのが多い。森の木は、標高の低いところは照葉樹のようだったが、標高1000mを越えたあたりから、ツガかな?大木が多くなってきて原生林らしい風景になってきた。
10:00-10 宮原(みやのはる)標高1400m。
ようやく稜線に到着。すず竹が多くて展望はないが一休みする。ここは3差路になっていて、北東の大障子岩へ向かう稜線も、踏み跡が割とはっきりついていた。標識あり。ここではスマホ(AU)がつうじたので、自宅にメールしておく。取り込み忘れていた地図ロイドの地図データも取り込んで、ようやく地図ロイドが使えるようになった。
・ここから祖母山へ向けて稜線歩きとなる。傾斜は緩く歩きやすいし、ところどころ展望もあって気持ちの良い道だ。上空は青空が広がって初秋の日差しが明るく照らしている。
・9合目小屋を過ぎると、最後の急登。祖母山名物の粘土質の道で歩きにくし。
11:40-12:20 祖母山山頂(標高 1757m、気温25℃)
やれやれ、5時間弱の歩きでようやく山頂に到着。
疲れた代わりに展望はなかなか良く、東にかけて、古祖母山〜本谷山〜傾山の縦走路が一望のもとに見える。あの縦走路をたどったのは1983年なので、もう30年以上前になる。懐かしい思い出がよみがえる感じ。そのほか、北は九重連山があるが今日は雲に隠れて見えず、西は木々の間から阿蘇山が見えた。今日は噴煙は見えなかった。昼時なので休憩している登山者も約20名と多い。自分も昼食休憩とし、少しのんびりくつろいだ。空は相変わらず蒼いが、西から高層雲が出てきている。
・さて、帰路は黒金尾根コースを下る予定なので、まずは祖母山の南面を下る。小さい岩場が連続しているが、それぞれの岩場にはロープやハシゴが設置されているので、それほどのことはなかった。そのあとはのんびりと緩やかなコースを行く。展望も良い。
13:20-30 黒金尾根コース分岐
・天狗岩の少し手前に分岐(標識あり)があった。時間があれば天狗岩も行ってみたいような、鋭い岩峰だ。
・ここから黒金尾根の下りが始まる。宮原コースにまして急な傾斜の尾根で、しかも土質が粘土質なので、滑りやすい。慎重に下ったつもりだったが、5〜6回は足を滑らせて尻もちをついた。樹林は上部がブナ+すず竹、すず竹は高さが2〜3mもあって登山道を両脇から囲んでおり展望なし。その後標高1200m付近よりツガ林となり、林床も下草が少なくなる。このコースも標識替わりのピンクテープが多く、迷うような箇所はなかった。こちらも花は少なく、きのこの写真ばかりが増える。
15:40 川上渓谷出合
・ここまでで尾根歩きは終わり、川沿いに進む。最初2回、渡渉箇所あり(本流1か所、支流1か所)。1回目の渡渉ではヌルついた岩に足が滑り、片足がずぼっと、膝のあたりまで水の中に浸かってしまった。なんとか脱出して渡渉できたが、少しヒヤッとした。渡渉後に靴下の水を絞ってから歩くが、気持ちは良くない。その後は川を渡る箇所には橋が架かっており問題なし。今はまだ緑色の森だが紅葉の時期だときれいな渓谷だろう。
16:40 尾平(青少年旅行村;ほしこが)着。
9時間強とみていたが、結局10時間近くかかり、ようやく今日の登山は終了。結構疲れはしたが、晴天の山歩きで、充実感あり。夕食まで少し時間があるが、さっそくビールを頼んで、飲む。疲れが取れるなぁ。
・昨日は部屋に独りだったが、今夜は宿泊客が多いらしく、今日は相部屋。相手はHさんという人、夕食後に話すと、ヤマレコもやっているそうで、山の話が弾んだ。
・・・・「大崩山;わく塚コース」につづく・・・・
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