平ヶ岳(鷹ノ巣)
- GPS
- 10:57
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,788m
- 下り
- 1,790m
コースタイム
天候 | 曇り時々雨一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自宅7:32発→岐阜各務原IC → 豊田飯山IC → 道の駅 野沢温泉(昼食) → 六日町IC→ 小出IC → 鷹ノ巣登山口 → 清四郎小屋(10000円、夕食+弁当+缶ビール2本)15:20着【475.4km】(高速道路料金7250円+640円) 9/22(日) 清四郎小屋5:11発 → 鷹ノ巣登山口5:15着【1.0km】 《平ヶ岳登山》 鷹ノ巣登山口16:57発 → 清四郎小屋17:00着・17:35発→ 魚沼基幹病院19:10着・22:58発→大和スマートIC → 上越高田IC → 上越妙高駅前ホテル24:30着【196.7km】(高速道路料金2350円) 9/23(月) 上越妙高駅前ホテル9:10発 → 上越高田IC → ひるがの高原SA(給油) → 関SA(昼食) → 岐阜各務原IC → 自宅13:32着【342.8km】(高速道路料金7360円) 【総距離1015.9km】 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下台倉山までの標高差800mの第1の急登と池ノ岳までの標高差300mの第2の急登があります。特に第1の急登はかなり斜度があるので、登るのが大変です。それよりも第1と第2の急登の間の木道は雨で濡れているとかなり滑りやすいです。他の登山者の方にも山頂でお聞きしたところ、皆さん転んだと言っておられました。私も慎重にゆっくり歩きましたが、下山時に転んで左手に大ケガをしてしまいました。 池ノ岳から平ヶ岳までは湿原がある所で癒されます。 |
その他周辺情報 | 銀山平の白銀の湯に立ち寄ろうと思いましたが、ケガをしたので行けませんでした。 鷹ノ巣登山口から約1kmの所にある清四郎小屋は、89歳のご主人と奥さんが経営されていて、いつ小屋を閉めるかわからないそうです。設備は整っている状況とは言えませんが、アットホームで楽しい時間を過ごすことができました。ちなみに携帯電話は、auのみ電波が届きます。 【清四郎小屋】 個室あり(部屋には扇風機と蚊取り線香、ロープがあり洗濯物を干せる。テレビはなし) 洗面所(蛇口4つ、ドライヤー2台) お風呂(シャンプーとボディソープあり、蛇口が壊れているため、お湯を手桶ですくう。) 食堂(ご主人作成の台で、十数人は一度に食事ができる。) トイレ(男子トイレ2基、男女兼用2室) ビール350ml 500円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ(予備)
Tシャツ(予備)
ズボン
靴下(予備)
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
買い物袋
飲料
ボトルホルダー
携帯浄水器(カタダインBeFree)
ハイドレーション
計画書
ヘッドランプ
ミニランタン
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯電話
時計(ガーミン)
サングラス
タオル
トレッキングポール
トレールクッション
エマージェンシーシート
熊鈴
ビニール袋
洗面道具
日焼け止め
財布
鍵
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感想
○平ヶ岳(2141m)
今回は日帰り最難関と言われる平ヶ岳にのぼってきました。一昨年から銀山平の宿からプリンスルートで行こうと試みましたが、なかなかお一人様は予約できなかったので、鷹ノ巣登山口から登ることにしました。
○清四郎小屋
数ヶ月前からこの三連休の土曜日に宿泊の予約をしていましたが、日曜日の天気が良くない予報でしたので、木曜日(2日前)に変更しました。ちょっと行き違いがありましたが、宿泊することができました。小屋のご主人は89歳ということでいつ閉めるかわからないとのことで宿泊できて良かったです。4代前の御先祖が開いたこの清四郎小屋は、ご主人が元奥只見の船乗りを退職後、奥さんが一人で切り盛りしていたこの小屋を手伝うようになったそうです。奥只見湖でクマが泳いでいたのを追いかけたとか、現天皇陛下(当時は浩宮様)がプリンスルートから鷹ノ巣登山口まで登られた話、平ヶ岳の話、この辺りは星さんや平野さん、たちばなさんの3性のみだった話などいろいろ話してくれました。
下山後、ケガをしている私に親身に応対していただき、とてもうれしかったです。ありがとうございました。
○ケガ
行きの登りでも木道で何度も滑りましたが、転ばなかったので、平ヶ岳山頂では他の登山者から転ばないコツなど聞かれました。帰りの下りも木道は滑りましたので、ゆっくり慎重に歩きましたが、最後の木道で転んでしまいました。起き上がり左手をよく見ると血が大量に出ていて、親指の付け根がかなり切れて、内部の肉まで見えていました。これはヤバいと思いましたが、何ともしようがなく、ハイドレーションに入っていた水を全て使い切り患部を洗い流しました。まだ下山まで4時間程度はかかるので、かなり不安になりましたが、途中、清四郎小屋で泊まられた方と合流し、一緒に歩いてくれると言っていただきましたので、不安が少し解消されました。ロープがある岩場などをゆっくり慎重に下って、時間をかけて登山口までたどり着きました。下山後、同行していただいた方をクルマに乗せて清四郎小屋まで行きました。清四郎小屋に到着後、小屋のご主人や奥さんが心配して救急セットから包帯やガーゼを提供していただき、同行していただいた方に着けてもらいました。奥さんからトマトをいただき、さらにおにぎりまで作ると言っていただきましたが、これ以上ご迷惑をかけてはいけないと思い、トマトだけいただきました。救急病院として魚沼市立病院を紹介いただき、電話をかけましたが、ケガの対応はできないということなので、そこで魚沼基幹病院を紹介してもらい、電話をかけたら受けていただきました。
清四郎小屋から魚沼基幹病院まではクルマでヘアピンカーブが続く樹海ラインや奇妙なトンネルが続く奥只見シルバーラインを走り、午後7時9分、1時間34分で病院にたどり着きました。病院では診察まで2時間20分ほど待ち、異物が入っていないかレントゲンで確認後、7針縫ってもらいました。ケガの患部周辺に麻酔の注射を10本以上打ちましたが、痛みの部分に針を打つので、死にそうなほど激痛が走りました。麻酔が効いてから縫ってもらいましたが、麻酔が効いていない部分が1箇所あり、そこも激痛でした。
ようやく治療も終わり、午後10時51分に病院を出て、上越妙高駅前のホテルには午前0時30分に到着しました。就寝したのは午前2時過ぎとなりました。
〇翌日の予定
平ヶ岳登山後、翌日に体調が良ければ妙高山や高妻山などに登る予定でしたが、こんなケガをしてしまったので取りやめました。体調が悪くても日本スキー発祥の地の金谷山(143m)登山か、上越市(旧高田市)を観光しようと思いましたが、それも止めました。
○今後の予定
来週末に大朝日岳と蔵王山に登る予定で宿泊先やレンタカー、新幹線など予約していましたが、やむを得ず全てキャンセルしました。来年以降に持ち越しです。
ケガの完治もいつになるかわからないので、残念ながら百名山登山も今シーズンは終了する予定です。
○樹海ライン(国道352号線)
奥只見湖に入り組んでいる道を走る樹海ライン(国道352号線)は、舗装状況は想像以上にいいですが、ヘアピンカーブが連続する険しい道です。「酷道」と呼ばれるだけはあります。特に行きは狭い道で何度も対向車とすれ違い、かなり危険でした。沢から道に水が流れている箇所もたくさんあります。帰りは暗闇で対向車と2台しかすれ違わず、特に危険を感じませんでした。鹿若しくはカモシカらしき動物がクルマの前を横切り、ちょっとびっくりしました。
天候は暑くなくて良かったようですが、手の怪我の件、心配です。
病院で直ぐに縫って貰ったようですが、痛みや出血などさぞ大変だったことでしょう。
妙高山などへの予定はキャンセルされたようですが、賢明な判断です。
金谷山などは中学校や高校の時にスキー授業を受けた場所で、懐かしい地名です。
妙高山は地元の山なのにまだ一度しか登って居らず、また登らねばと思っています。
先ずは手のケガを十分に回復させてから山歩きを再開されてください。
仕事に支障が無ければ良いのですがと心配です。お大事にされてください。
怪我をするまで順調な登山だっただけに最後に残念な結果となってしまいました。24cさんの故郷の上越市でゆっくりして、翌日は妙高山や高妻山などに登れればと思っていましたが、上越妙高駅前で宿泊後、地元の病院に行くために自宅へ直行しました。
翌週末も大朝日岳と蔵王山に登るため、新幹線やホテル、レンタカーなどを予約していましたが、全てキャンセルしました。こちらも楽しみにしていただけにとても残念です。
不幸中の幸いで利き手でない左手なので、まだ助かっています。病院は2日に一度通っており、来週末か再来週に抜糸する予定です。手にばい菌などが入らないように安静にしていないと傷口が戻らないので、登山どころか仕事や日常生活にまで支障を来たしています。
今シーズンは怪我が完治するまで当面は登山を中止し、少し足踏みしますが、百名山登山も来シーズンまでしばらくお預けです。
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