平ヶ岳 遥かな百名山を訪ねて(高崎起点、レンタカー利用)
- GPS
- 10:51
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,735m
- 下り
- 1,738m
コースタイム
- 山行
- 9:35
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 10:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
横浜5:25(上野東京ライン高崎行) → 7:49高崎 高崎駅西口ニッポンレンタカーでレンタカー借りる(営業8:00〜20:00) 高崎駅西口からは関越道(前橋I.C.→小出I.C.)利用、魚沼から奥只見シルバーラインを利用し、目的地の清四郎小屋まで約3時間40分 翌日9/24は清四郎小屋から鷹ノ巣登山口まで約1.0km、駐車場20台(トイレあり) 【帰り】9/24 清四郎小屋から高崎駅まで約3時間40分 途中の銀山平温泉で入浴 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 鷹巣登山口にポストの設置あり 【コース状況】 すべて一般登山道。 地図上の危険個所にはなっていませんが、何カ所かお助けロープ設置個所もあり。 足場の砂地が浸食されて、もろい箇所もあるので崩れ落ちないよう注意しましょう。 【水場】 地図上での水場表示は4カ所あり。 途中の「台倉清水」と「白沢清水」は場所こそ視認していませんが、麓近くと山頂部ではいずれも沢から直接取水します。 水の携行量は3Lで、使用したのは2Lほどでした。 |
その他周辺情報 | 食料や物資の確保は魚沼市内にて。 ◆清四郎小屋(キャンプ指定地あり) https://www.seisirou.com/ 〒946-0000 新潟県魚沼市鷹ノ巣(奥銀山) 電話 090−2558−0028 ※降雨後で流しの蛇口からの水が濁っていましたが、水を細く出すことで綺麗な状態の水を得られました ◆銀山平温泉「白銀の湯」 https://www.city.uonuma.lg.jp/page/2385.html 山行計画 https://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-4647153.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
半袖シャツ
インナーシャツ
アウター
タイツ
長ズボン
半ズボン
靴下
グローブ
予備グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
替え肌着
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック(山行当日用)
行動食(2日分)
非常食(2回分)
ウォーターボトル(1.5L〜)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット(包帯)
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー(トイレキット)
保険証
スマホ
モバイルバッテリー(2日間分)
時計
サングラス
タオル(手ぬぐい)
ツェルト(サバイバルシート)
ストック
ナイフ
カメラ
シュラフ
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共同装備 |
登山計画書
テント一式(ステラ3型)
グラウンドシート
テント内シート
カメラ三脚
ガスカートリッジ(250缶×2)
コンロ
コッヘル
食器
調理用食材(現地調達品)
調味料
シュラフ#3
シュラフ#7+シュラフカバー
クローズドセルマット×2
|
感想
今回は1泊2日で平ヶ岳へ。
当初は4日間を使い、北アルプスの槍ヶ岳と北穂高を結ぶ大キレットへ行く予定を組んでいました。しかし、直前までこのエリアの天気予報が安定しなかったので、思い切って他のエリアへの山行を検討したとき、真っ先に思い浮かんだのが「鳥海山」「飯豊山」そして「平ヶ岳」でした。
どの山も私の住んでいる地域からはアクセスが容易ではなく、なかなか日数が確保できていないと行けないためです。
パートナーのyutaクンにも相談したところ、彼も平ヶ岳には行ってみたいということだったので行先決定。6月の越後駒ケ岳山行に続き、奥只見エリアを訪ねることとなりました。
平ヶ岳登山口は国道352号沿いにあります。そのためアクセスとしては、尾瀬のある福島県桧枝岐(ひのえまた)側から、もしくは新潟県魚沼市側からシルバーラインを経由していく方法があります。私が住んでいる横浜からは乗り換えなしの普通列車で群馬県の高崎駅まで行けるため、高崎でレンタカーを借り、関越道で北上し魚沼経由で行くことにしました。
分かってはいたけど、平ヶ岳は登山口までもアクセスが大変…
特にシルバーラインを越えた銀山平から登山口までは、奥只見湖沿いのカーブ連続の山道が続きます。野営地の清四郎小屋に着いたのはすでに午後3時過ぎで、翌日の山行に向けてすぐに夕食の準備に取り掛かりました。
私たちのほかには1名テントの方がいましたが、おそらく登山目的ではなかったようで、早発ち登山者の多くは、駐車場で車中泊をしていた方がほとんどだったようです。
登山ルートもなかなか体力を要する内容です。
高低差は1700メートル、往復の距離にして約20km、標準コースタイムでも11時間と、日帰り登山としてはなかなかハードな分類です。
朝5時に登山口をスタート、東側のルートなので、すぐにヘッドライトの灯りは不要となります。すぐに尾瀬の燧ケ岳が見えるようになり、あとはひたすら樹林帯を登ります。下台倉山からは、視界のいい平坦なトラバースが続きます。
次の台倉山からは再び登りが始まりますが、地面が大きくえぐれた箇所も多く、通行には時間を要しました。
道中は全般的にササ藪が多いですが、狩り払いされていたおかげでかなり歩きやすくはなっておりました、感謝!
また、上部のコースは湿っている箇所も多く、木道が整備されていました。ただ、濡れた木道はとても滑りやすく、そこそこ緊張を強いられる部分もありましたね…
白沢清水から池ノ岳までは最後の急登をこなします。
たどり着いた池ノ岳は「山上の楽園」という形容がピッタリ。
点在する池塘には空の青が映り込み、草モミジの色づきが始まったばかりの高層湿原は、夏から秋へと季節の移り変わりを感じるには十分でした。
平ヶ岳はその名の通り、山頂周囲がなだらかで、決して山岳という荒々しさや派手さはありませんが、周囲に向けての展望の良さや、何よりアクセスが容易でないという山深さも相まって、とっても味わいのある山でした。
時期としてはこれから紅葉が進んでくる時期なので、登山者も増えて来るかと思いますが、行程が長いだけにしっかりとした計画と体力が必要ですが、山が好きな人なら一度は登っておく価値がある、立派な山だなぁと思いました。
※日本百名山としては78座目
天候も良くて、写真最高ですね! 行った気になります。
関東周辺では体力的な難易度が高い百名山ですよね。お疲れ様でした。私は数年前に銀山平に泊まって送迎付きの最短ルートで往復したので、このルートを日帰りする方には拍手しかありません。
私も渓流シーズンが終了した(禁漁になった)ので、日帰りのトレッキング復帰予定です(^_^)
メッセージありがとうございます。
平ヶ岳、アクセスも登りも大変な分、心に残る山になりました。
自宅に帰ってから、深田久弥さんの「日本百名山」を読み返しましたが、当時から「そんな山どこにあるの?」と書かれており、今と昔が交錯するような不思議な感覚になりました。
奥只見はいつか尾瀬側からも繋いでみたいルートのひとつですね!
k2sakaさんにとってはこれからが登山シーズンですね!
今年は夏が長かった分、秋冬の山が余計に恋しいですね。
落ち葉や冬枯れの稜線を、私も早く歩きたいです。
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