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記録ID: 7292709
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ハイキング
札幌近郊

神威岳〜烏帽子岳(木挽沢林道コース)

2024年09月28日(土) [日帰り]
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apukashi その他5人
GPS
--:--
距離
11.8km
登り
982m
下り
982m

コースタイム

日帰り
山行
5:46
休憩
1:07
合計
6:53
9:22
9:26
26
9:52
9:59
31
10:33
10:42
64
11:46
11:53
7
12:00
12:35
47
頂上手前展望地
13:22
22
13:44
13:49
21
14:10
59
15:10
さっぽろ湖第一展望台駐車場
写真の時刻はカメラの調整不良で1時間早くなっている
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道道1号小樽定山渓線のさっぽろ湖第一展望台(トイレあり)入口の真向かいに、登山口となる木挽沢林道のゲートがある。
コース状況/
危険箇所等
林道終点から右に降りた沢筋の道はぬかるんだ箇所や滑りやすい斜面があり、下山時はスリップに要注意。
神威岳頂上分岐〜烏帽子岳間はしっかりとした道がついている。ただ烏帽子岳頂上手前はかなりのヤブ。
その他周辺情報 【下山後の入浴】小金湯温泉 まつの湯
快晴の朝、わが家のベランダから見えるカム・エボ。あの吊り尾根を歩いてみたくなる
2024年09月24日 07:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/24 7:13
快晴の朝、わが家のベランダから見えるカム・エボ。あの吊り尾根を歩いてみたくなる
木挽沢林道のゲート
2024年09月28日 07:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/28 7:16
木挽沢林道のゲート
ゲートの右下斜面にヒルガオの花が咲いていた
2024年09月28日 07:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/28 7:17
ゲートの右下斜面にヒルガオの花が咲いていた
長いこと整備されていないようだが、オフロード車ならまだ入れそう
2024年09月28日 07:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/28 7:23
長いこと整備されていないようだが、オフロード車ならまだ入れそう
この先は車では無理という意味か
2024年09月28日 07:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/28 7:35
この先は車では無理という意味か
のり面の崩落で道が寸断
2024年09月28日 07:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/28 7:56
のり面の崩落で道が寸断
かつては立派な林道だったのだろうが…
2024年09月28日 08:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/28 8:16
かつては立派な林道だったのだろうが…
林道(かつての)終点から沢に降りる。固定ロープが設置されている
2024年09月28日 08:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/28 8:26
林道(かつての)終点から沢に降りる。固定ロープが設置されている
しばらく沢を進んでいく
2024年09月28日 08:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/28 8:42
しばらく沢を進んでいく
神威岳南東コル。広くササが刈られている
2024年09月28日 08:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/28 8:52
神威岳南東コル。広くササが刈られている
南東コルは百松沢林道コースとの合流点だが、そちらのコースはご覧のとおり草が生い茂っている
2024年09月28日 08:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/28 8:53
南東コルは百松沢林道コースとの合流点だが、そちらのコースはご覧のとおり草が生い茂っている
神威岳頂上直下。ここはロープが頼りだが、半分ほど登ると左に巻き道があるので最後まで直登せずともよい
2024年09月28日 09:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/28 9:24
神威岳頂上直下。ここはロープが頼りだが、半分ほど登ると左に巻き道があるので最後まで直登せずともよい
ロープ場を登りきった先は神威岳頂上分岐
2024年09月28日 09:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/28 9:30
ロープ場を登りきった先は神威岳頂上分岐
神威岳983m
2024年09月28日 09:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/28 9:33
神威岳983m
烏帽子岳のガレ場に出ると神威岳が見下ろせる
2024年09月28日 10:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/28 10:31
烏帽子岳のガレ場に出ると神威岳が見下ろせる
烏帽子岳1,110m。山頂標識はつい最近鮮やかなそら色に塗られたばかり
2024年09月28日 10:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/28 10:49
烏帽子岳1,110m。山頂標識はつい最近鮮やかなそら色に塗られたばかり
支笏湖(見えないが)方面。紋別岳、樽前山、風不死岳、右端は空沼岳だろうか。その手前は盤ノ沢山
2024年09月28日 11:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/28 11:15
支笏湖(見えないが)方面。紋別岳、樽前山、風不死岳、右端は空沼岳だろうか。その手前は盤ノ沢山
喜茂別岳(?)、中岳、無意根山。羊蹄山は雲に隠れていた
2024年09月28日 11:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/28 11:33
喜茂別岳(?)、中岳、無意根山。羊蹄山は雲に隠れていた
百松沢山の北峰と南峰
2024年09月28日 11:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/28 11:41
百松沢山の北峰と南峰
下山時に神威岳の岩壁を再び見上げる。この日出会った登山者は1人だけだった
2024年09月28日 12:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/28 12:33
下山時に神威岳の岩壁を再び見上げる。この日出会った登山者は1人だけだった
撮影機器:

感想

10年ぶりのカム・エボ。
以前歩いた百松沢林道コースは、4年前から百松橋の老朽化で車両の通行ができなくなったうえに林道の路体決壊も起き、利用する人がめっきり減って登山道が荒れてしまっているらしい。
近年はもっぱら定山渓ダムの先にある木挽沢林道が利用されているので、今回はこのコースを歩いてみた。

木挽沢林道はさっぽろ湖第一展望台の入口の向かい側に施錠されたゲートがある。
この林道、かなり費用をかけて建設されたようで幅員はけっこうあり、車両すれ違いの待避所も適度に設けられているが、もう長いこと整備が行われていないらしく、草木が伸び放題となり、荒れ果てている。
とはいっても、オフロード車なら走行できなくはない。
しかし、1劼曚品發と道幅いっぱいにピンクテープが張り渡されており、どうやらここから先へは進入するなということのようだ。

踏み跡は先へ延びているので進んでいくと、案の定、切り土ののり面の土砂が崩れ落ちて道の大半が塞がれている場所にぶつかる。
そこを過ぎるとまた車が通れそうな道が続くが、その先も何ヵ所か同じような崩落箇所が出てくる。
どうやら土砂崩れが起きたあと、復旧工事が行われないうちに別の場所でも土砂崩れが次々と発生して復旧させることをあきらめたのではないかと思われる、いわばうち棄てられた林道のようだ。

そのような状態の道を経て神威岳へと延びる木挽沢林道コースだが、地形図には軽車道(林道)が途切れた先に徒歩道の記載がなく、北海道新聞社の「夏山ガイド」でも紹介されていない。
しかしながら、YAMAPにはコースタイム入りの地図が掲載されており、行ってみるとちゃんとした登山コースが現にあった。

このコースの成り立ちについて、私は次のように推測する。
神威岳の登山コースには、古く(まだ定山渓ダムが建設される前)から、木挽沢川を遡行するバリエーションルートがあり、沢登りをする人たちに登られていた(手元にある昭和52年版「アルパインガイド北海道の山(山と渓谷社)」や54年版「北海道の山と谷(北海道撮影社)」で紹介)。
小樽内川をせき止めて定山渓ダムが建設されると、小樽内川に流れ込む木挽沢川の下流域はダム湖(さっぽろ湖)の一部となってしまい、沢の一部は水没してしまった。
一方、定山渓ダムの建設とあわせて木挽沢川に沿って木挽沢林道が開削される。
林道ができてからは林道を終点まで歩き、そこから沢に降りてバリエーションルート上部の水流がなくなる沢をたどって百松沢林道からの登山道に合流する(南東コル)ルートを歩く人たちが現れ、しだいに踏み跡が明瞭になっていった。
百松沢林道コースの利用が規制されるようになってからは、それに代わってこのコースからカム・エボをめざす人が増え、登山コースとして定着するようになった。

それに加えて、このコースを整備する人たちの存在がある。
札幌の登山愛好家で組織するボランティアグループの方たちがササの刈り払いや倒木等の除去、道標の設置などをしてくださっているらしいのだ。心から感謝申し上げます。

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