荒山(赤城山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 797m
- 下り
- 458m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
銚子の伽藍で沢を渡るのは、水量の多い時は危険。流されてゴルジュに落ちたら助からないだろう。 |
写真
感想
姫百合駐車場9:12〜荒山高原10:05/10:12〜荒山11:25/11:41〜小沼・軽井沢峠分岐12:05〜銚子の伽藍12:54/13:10〜小沼14:14〜赤城山ビジターセンター14:50
軽登山靴を新調したので慣らしのための軽めのハイキングとして計画した。
姫百合駐車場に車を置いて出発。最初は薄暗い植林帯。公園になっているため歩道が錯綜し分かりにくい。広葉樹林に変わると、ドングリが落ちるのか、しきりに周りでカサコソ音がするので、熊でも出たかとビクビクしてしまう。稜線に出ると気持ち良い芝生の広場だが、荒山「高原」はいささか大げさだ。南風に乗って、香ばしい?堆肥の匂いが吹き上がってくる。ツツジの目立つ林を登っていくと開けた箇所もあり、榛名山、妙義山、荒船山、上州武尊、谷川岳等々が夏のような暑さに青く霞んでいる。良いコースだが、この日は腰に違和感があり、気持ちが晴れない。
荒山頂上は木が茂っているが、北寄りの岩の上から燧ヶ岳、至仏山が望め、つい先週に反対方向から見たばかりなので嬉しい。自動車にしては大きなゴーゴーという騒音が聞こえるのが気になる。頂上から北東に向かう尾根は、その方向だけ道標がなく、ヤマレコのマップにもタイムが表示されていないが、踏み跡は明瞭だ。急下降を下り切ると地蔵岳を正面に笹原の尾根道となる。最後に少し登った所に「前浅間山」という標識があり、道は右へ直角に曲がって下降する。ここでも騒音が一層大きく、まるで噴気のようだと思っていると、なんと本当に地蔵岳の南麓にヤグラが立っているのが見えた。分岐に突き当たり、(左は小沼へ)右へと辿れば車道に飛び出す。3月にクロカンスキーで来たばかりの場所だ。
牛石なる岩を見て、いよいよ銚子の伽藍への下りだ。尾根状の道を急下降していくと、水音が聞こえてきて対岸に立派な岩壁が聳えている。カルデラに溜まった水が永い年月をかけて削り出した出口だと思うと興味深い。沢の流れが見えると踏み跡は二分する。左は溝状を下降していく。右が元の道と踏んで進むと落ち口の真上に出た。沢水は深くえぐれたゴルジュに流れ込んでいくが、下は曲がっていて定かには見えない。威圧される光景だ。
さてどう渡るかだ。傾斜60度くらいありそうな壁をロープを頼りに沢床に降り立ち、両ストックを支えに転石を伝い渡った。反対岸は平らで、上流には穏やかな源流の眺めが広がっている。先ほど左に分かれた踏跡が10mほど上流の対岸に下っているが、そちらも降り口は急斜面でロープもなく難儀しそうだ。赤城の秘境のような場所だが、一人でゆっくり味わう度胸がなく落ち着かない。小沼への直登ルートは敬遠し、粘土質の急坂をあえぎ登って、ようやく尾根上のハイキングコースに復帰する。
ここからは左側に「オトギの森」なる、白樺やナラ類の樹林を見ながらダラダラと登りが続く。疲れが出たか、夏場の運動不足のためか心臓が苦しく、セーブして歩くがとても長く感じた。茶の木畑峠を過ぎ、オトギの森分岐に着き、ここまでは冬に来たことがあるのでホッとした。再びダラダラ登りを経て、馴染みの小沼水門に出たが、バスの時刻が気になり休む間もなく湖岸を辿る。鳥居峠を回る予定だったが、やむなく車道をビジターセンターまで歩く。バスで姫百合駐車場(バス停は「箕輪」)に戻って、決して軽くはなかったハイキングを終了した。変化のある面白いコースだったが、体調がいまひとつで、今後を思うと気分が冴えない山行だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する