十石山 白骨温泉からー北アルプスの絶景を求めー


- GPS
- 05:10
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,055m
- 下り
- 1,039m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白骨温泉バス停先 松本タクシー営業所過ぎたら右折 林道料金所跡をさらに進み中部電力の無線局近く登山口 「さくらフイルム」の黄色の表札 これには「十石山」と書かれていたのだろうが消えている |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口が分かり難いだけで後は特に問題ない よく整備されていました。 手入れが行き届いた避難小屋(何でもそろっている) |
その他周辺情報 | 白骨温泉 日帰り入浴あり |
写真
感想
2015(平成27年)9月30日(火)
十石山へ
昨日の針ノ木・蓮華岳に続き紅葉をそして北アルプスの絶景を目指して十石山へと向かった。
2度目の十石山になる。前回の山頂からの絶景が忘れられない。
ほとんど遠くの景色を味わうことなく山道を登る。そして山頂に出た途端、北アルプスの穂高・笠ヶ岳がどんと目の前に広がるのだ。
目の前の焼岳も煙を吹いて個性を出している。
この感動は、蝶・常念・燕と同等のものがある。
それでいて、人がほとんどいない。静かな山というのもいい。
今回も一人の方に会っただけだった。
山頂では、独り占めの景色を楽しむことができた。
360度の絶景
富士山をはじめ、北・南・中央アルプスが確認できる。
また遠くの白山、もちろんお隣の乗鞍、焼岳、鉢盛山も。
そして、紅葉も真っ盛りであった。その紅葉も、緑の栂にダケカンバの黄色、ナナカマドの赤が段々を作り、その緑・黄色・赤のコントラストが美しい。
十石峠避難小屋
こんな素晴らしい何でもそろった避難小屋見たことない。
衣食住、すべてがある。それも茶碗。お椀、お皿など宴会ができるほどの数。何も持って行かなくても一晩過ごせてしまう感じがした。
ランプ、食器、飲物そして着るものまである。
きっと管理する山岳会の所持品であると思うのだが、避難小屋として、いざという場合、本当に助かるところだと感じた。
しかし、避難小屋とはいうものの、主に冬の山スキーに使っているのではないかと思った。
すぐ小屋の下は絶好のゲレンデになる。大きな斜面があってどこでも滑れそうだ。山小屋の中には山スキーをやっていた方の新聞記事もあった。
焼岳で滑ることはあっても、ここまで足を延ばすことは今までなかったが、機会があれば十石山でも滑ってみたいものだ。
「さくらフイルム」の標識が4枚
登山口の矢印も「さくらフイルム」と書かれていた。ただし十石山と書かれていただろ文字は消えていたのだが。古い標識なのだろう。
そしてなぜか久しぶりに見た「さくらフイルム」が気になった。
写真を昔やっていた人ならば、フジ、さくら、コダックはフイルムメーカーとして幅を利かしていたことを知っていると思う。
フジはCMでもおなじみ最先端技術でまだ企業として業績を残している。
コダックは当時高価でなかなか手が出なかったフイルムメーカーだ。そのコダックも会社としては縮小して、経営を行っている。
さて「さくらフイルム」またはコニカとも呼ばれていた。全く私の中から消えていたものが、いきなり山を登っていて出てきたのだ。
早速調べてみた。今はすでに会社として存在しないようだ。フジよりも老舗のフイルム会社として存在していた。私も若かりし頃、よく使っていたフイルム。今は「さくらフイルム」ないのですね。
十石山で、「さくらフイルム」の赤っぽいオレンジ色のフイルムの箱?を思い出し、考えさせられました。
「緑の箱はフジ、黄色の箱はコダック、赤ぽい箱がさくら」
三段のコントラストだ。
ぜひこの「さくらフイルム」の標識を見たい方は、十石山へ。
登りがいったん終わり、平坦な登山道が続くところで連続して現れます。
紅葉、眺望も素晴らしかったですが、なぜか昔を思い出させてくれる山でした。
ふるちゃん
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