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Yamareco

記録ID: 7320386
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

【奥多摩】雲取山・飛龍山(道の駅たばやまより概ね周回・一泊)

2024年10月05日(土) ~ 2024年10月06日(日)
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 東京都 山梨県
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
15:48
距離
36.3km
登り
3,584m
下り
3,593m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:47
休憩
0:40
合計
7:27
距離 19.1km 登り 2,651m 下り 1,454m
9:23
28
9:51
5
9:56
9:58
42
10:40
10:42
45
11:27
11:59
148
14:27
33
15:01
15:05
14
15:19
2日目
山行
7:36
休憩
0:43
合計
8:19
距離 17.2km 登り 932m 下り 2,140m
6:06
29
6:35
6:37
2
6:39
6:45
22
7:07
7:08
37
7:45
7:50
27
8:17
55
9:12
21
9:33
9:39
14
9:53
9:56
2
9:58
9:59
15
10:14
4
10:18
10:26
2
10:28
10:29
30
10:59
11:07
55
12:02
40
12:42
12:43
55
13:38
13:39
23
天候 10/5…雨、10/6…くもり時々雨
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
P : 道の駅たばやま駐車場
コース状況/
危険箇所等
■道の駅たばやま〜サオラ峠
・丹波小〜丹波天平の道は山と高原地図では点線表記だが、良好な整備状況で悪場も特にないとても歩きやすい区間。その先の天平尾根の雰囲気も素敵なので、西側にある実線ルートより登り下り共こちらのコースを選択することをおすすめ(コースタイムもだいたい同じ)
■サオラ峠〜三条の湯
・概ね「登山道以上遊歩道未満」といった高速区間だが、特に3回の顕著な渡渉地点とその前後に桟橋やちょっとした岩場、また足の置き場が極端に狭くなっている部分がある。御岳沢の先にはロープ伝いで崩壊地を通過する箇所もあり、いずれも難所というレベルではないものの、高速区間とは異なる相当程度の緊張感をもって臨む必要がある
■三条の湯〜三条ダルミ
・小屋すぐ裏の三条沢にかかる橋は半壊して斜めっている状態であり、そもそも使ってよいのか謎→「通行禁止」と明示はなかったのでOKだとは思うが、雨で濡れていたこともあり不安だったので飛び石伝いに渡渉した
・やはり小屋を過ぎて間もなく、考え事をしながら歩いていたら工事作業道に迷入してしまい、激しく下っていく事に「変だなあ」と思いながらもそのまま歩き続けると、小屋のすぐ下の後山林道へ続く道の上に降り立った^^;。とても登り返す気にはならない作業道だったので、何食わぬ顔でもう一度小屋前を通過してやり直し
→迷入地点まで戻ってみると、登山道は左にカーブして続いていた。よく見ればそちら方向の木にもピンテが付けられており、いくら雨で視界が悪かったとはいえ99.5%くらいボーッと歩いていた自分のチョンボであるのだが、少し離れて見直してもやはり直進方向の(作業用の)ピンテの方が遥かに目立つため、作業道の入口に「←雲取山」のような表記を仮設するか、工事のない日は入口自体をロープで塞ぐといった措置をしてくれてもいいのではないかと0.5%くらいは思う
・崩壊で通行不能になった旧登山道を、水無尾根を上下して大きく迂回する部分が本区間最大のハードワークポイント
・水を採れそうな小沢を(記憶では)3つ横断したが、いずれも濁っていて実用不適だった。濁りは雨が原因だと思うが、山と高原地図で水場表記のある沢を含めていずれも水量が(今回のような雨天日でも)そもそもあまり多くないように感じたので、水は三条の湯から担いで上がるのが確実なのかもしれない
■三条ダルミ〜飛龍山
・桟道や岩場のアップダウンに富む三ッ山の南側をトラバースする部分を除いて低床の笹原の先へ延びる道をゆるゆると進む、奥秩父主脈縦走路ならではの雰囲気に満ちている区間。なお、トラバース部においては、道幅が狭く笹で足元が見えにくいところもあるため転滑落に注意が必要
■飛龍山〜サオラ峠
・前飛竜までの間にはシャクナゲが煩い部分が所々あるため、その間を抜けていく登山道を見失わないよう注意する。岩岳分岐からの下り始めが距離は短いながらも激しい傾斜で、足場もよくなく鎖やロープといった手がかりの備え付けもない、この区間唯一最大といってよい危険箇所。ここさえ無事通過すれば、辛い登り返しもない尾根伝いの緩やかな道が続く。所々踏み跡が薄く感じる部分があったが、目を凝らせばどこかにピンテか「丹波山村」の表記がある杭を見いだし、コーストレースをすることができた。
その他周辺情報 下山後入浴 : 丹波山温泉のめこい湯(通常900円→15時以降料金600円)
丹波小〜丹波天平間は、別にも書きましたがとてもいい道です
丹波小〜丹波天平間は、別にも書きましたがとてもいい道です
丹波天平を通過
天平尾根の美林。新緑や紅葉期が素晴らしいだろうけど霧の中もなかなか
天平尾根の美林。新緑や紅葉期が素晴らしいだろうけど霧の中もなかなか
サオラ峠まで二時間と少しでした
サオラ峠まで二時間と少しでした
サオラ峠は「竿裏峠」だったとは!。それならば「サヲウラ峠」の方がしっくりくるよな(でもなぜヲなのかの謎は残る^^;)
サオラ峠は「竿裏峠」だったとは!。それならば「サヲウラ峠」の方がしっくりくるよな(でもなぜヲなのかの謎は残る^^;)
三条の湯へ延々と続くトラバース道
三条の湯へ延々と続くトラバース道
御岳沢を通過
権現谷を通過
カンバ谷を通過
で、三条の湯に到着
…ここで案内人山行時用の情報をいくつか仕入れておこうと思い歩いてきたけど、到着時に目が合った従業員(複数名)の態度が不快に感じたためその気は失せ、軒下で小休止したのみで行動再開
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で、三条の湯に到着
…ここで案内人山行時用の情報をいくつか仕入れておこうと思い歩いてきたけど、到着時に目が合った従業員(複数名)の態度が不快に感じたためその気は失せ、軒下で小休止したのみで行動再開
小屋裏の橋。すぐ右隣りの石を渡りました
小屋裏の橋。すぐ右隣りの石を渡りました
別記した、左に続く登山道を離れて直進コースアウトした地点。この写真を見返せば「なんで?」と思うけど、迷入時は全く疑問に思わなかった
別記した、左に続く登山道を離れて直進コースアウトした地点。この写真を見返せば「なんで?」と思うけど、迷入時は全く疑問に思わなかった
三条の湯からの登り中盤の時間帯は道も厳しめだし雨脚も強くなるし、はたまた水も汲めないしで、なかなかストレスフルでした
三条の湯からの登り中盤の時間帯は道も厳しめだし雨脚も強くなるし、はたまた水も汲めないしで、なかなかストレスフルでした
三条ダルミにたどり着きホッと一息
実はここでテン泊する計画だったのですが、まだ時間に余裕があるため雲取山荘まで行くことに決定。勿論なるべく指定地に張るべきという考えもありましたが、何よりも水が足りない!
三条ダルミにたどり着きホッと一息
実はここでテン泊する計画だったのですが、まだ時間に余裕があるため雲取山荘まで行くことに決定。勿論なるべく指定地に張るべきという考えもありましたが、何よりも水が足りない!
山荘へのトラバース道は通行不可なので、仕方なく雲取山頂に向かいます。ヤマレコをはじめ多くの記録に残されているとおり、ここの登りが急で辛かった〜
山荘へのトラバース道は通行不可なので、仕方なく雲取山頂に向かいます。ヤマレコをはじめ多くの記録に残されているとおり、ここの登りが急で辛かった〜
ふ〜、やっと見覚えのある風景が見えてきました。登り始めで撮影した一つ前の写真から30分弱しか経っていないようだけど、優に1Hは格闘した体感
ふ〜、やっと見覚えのある風景が見えてきました。登り始めで撮影した一つ前の写真から30分弱しか経っていないようだけど、優に1Hは格闘した体感
約1年ぶりの山頂は貸し切りでした
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約1年ぶりの山頂は貸し切りでした
そそくさと山荘に到着してテント泊申し込み(1,500円)。この時点で3組目の受付だったそうです
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そそくさと山荘に到着してテント泊申し込み(1,500円)。この時点で3組目の受付だったそうです
テント設営後に再び小屋へ寄って一番搾り(500円)を購入し、お疲れオレ。全身が湿っており、涼しいを通り過ぎて寒かったですが至福の一口でした
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テント設営後に再び小屋へ寄って一番搾り(500円)を購入し、お疲れオレ。全身が湿っており、涼しいを通り過ぎて寒かったですが至福の一口でした
テントにカムバックしてその続きを。このあと夜まで雨は止まず、夜中に一度しぶしぶ用足しに出た以外は幕内に引きこもってました
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テントにカムバックしてその続きを。このあと夜まで雨は止まず、夜中に一度しぶしぶ用足しに出た以外は幕内に引きこもってました
翌朝。雨中の撤収は何とか回避できてラッキーだったな
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翌朝。雨中の撤収は何とか回避できてラッキーだったな
再登頂(今朝も貸し切り)

さて、案内人山行ではこのあと鴨沢方面(所畑)に下るのですが、そっちは今さら下見の必要がないので飛龍山へ向かいます
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再登頂(今朝も貸し切り)

さて、案内人山行ではこのあと鴨沢方面(所畑)に下るのですが、そっちは今さら下見の必要がないので飛龍山へ向かいます
再びの三条ダルミ。このあたりで青空も広がって来たので、もしやと期待していましたが…
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再びの三条ダルミ。このあたりで青空も広がって来たので、もしやと期待していましたが…
ザ★奥秩父。これを歩きに来た^^
ザ★奥秩父。これを歩きに来た^^
狼平。ここで張ったら気持ちいいでしょうね
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狼平。ここで張ったら気持ちいいでしょうね
三ッ山付近は桟道も頻発する険しい区間
三ッ山付近は桟道も頻発する険しい区間
少し広いスペースを見つけて一本入れました
少し広いスペースを見つけて一本入れました
北天のタル。ここに着いた頃には青空は全く消え失せました
北天のタル。ここに着いた頃には青空は全く消え失せました
縦走路を外れて山頂へGO。踏み跡が延びている程度かと思いポイントを見逃さないよう慎重に歩いてきたけど、プレートもピンテもあって拍子抜け
縦走路を外れて山頂へGO。踏み跡が延びている程度かと思いポイントを見逃さないよう慎重に歩いてきたけど、プレートもピンテもあって拍子抜け
飛龍山に初登頂。雲取小屋を出発後ここまで、三条ダルミへの下りで二人パーティとすれ違っただけの静かな行程でした。下山するまでこのままかな…
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飛龍山に初登頂。雲取小屋を出発後ここまで、三条ダルミへの下りで二人パーティとすれ違っただけの静かな行程でした。下山するまでこのままかな…
なんて思っていたら、山頂滞在中に他の登山者とまさかの邂逅。三ノ瀬へピストンされるという静岡からの方と禿岩までご一緒することに

飛龍権現まではこれまでと打って変わってシャクナゲロード
なんて思っていたら、山頂滞在中に他の登山者とまさかの邂逅。三ノ瀬へピストンされるという静岡からの方と禿岩までご一緒することに

飛龍権現まではこれまでと打って変わってシャクナゲロード
禿岩。山はほとんど見えなかったものの白虹を見られたのでまあよし

ここで大きく休むという静岡の方とお別れして行動を再開
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禿岩。山はほとんど見えなかったものの白虹を見られたのでまあよし

ここで大きく休むという静岡の方とお別れして行動を再開
飛龍権現(分岐)を右折します
飛龍権現(分岐)を右折します
う〜ん奥秩父
前飛竜にて
岩岳分岐。岩岳方面にはワイヤーが渡してあるものの、通行禁止というわけではなさそうです
岩岳分岐。岩岳方面にはワイヤーが渡してあるものの、通行禁止というわけではなさそうです
分岐からの下り出しはエグい急斜面ですが、そこを集中してクリアすれば優しげな尾根筋に
分岐からの下り出しはエグい急斜面ですが、そこを集中してクリアすれば優しげな尾根筋に
もうすぐサオラ峠。まだまだ山深い雰囲気だけど、既に下界の音はけっこう聞こえてきています
もうすぐサオラ峠。まだまだ山深い雰囲気だけど、既に下界の音はけっこう聞こえてきています
周回完了。ほんの一日ぶりだけど感慨深かったなあ^^
周回完了。ほんの一日ぶりだけど感慨深かったなあ^^
サオラ峠からの下りは修行のお時間。下見の目的があったので敢えてこちらのコースを選んだけれど、何もなければ迷わず登ってきた道を戻っていました
サオラ峠からの下りは修行のお時間。下見の目的があったので敢えてこちらのコースを選んだけれど、何もなければ迷わず登ってきた道を戻っていました
山王沢。ここから右手の林道に降りても下れるようです
山王沢。ここから右手の林道に降りても下れるようです
獣対策用の柵を2つ越えれば登山道終了。峠から長かったよ…。しかし、その後の舗装路歩きもまあまあ長い
獣対策用の柵を2つ越えれば登山道終了。峠から長かったよ…。しかし、その後の舗装路歩きもまあまあ長い
国道411号に降下しました。村役場の裏に続く新しい階段で最後ちょっぴりショートカットできます
国道411号に降下しました。村役場の裏に続く新しい階段で最後ちょっぴりショートカットできます
温泉後は青梅市街に出て下山めし(味里 青梅新町店)

さて帰るかー
2
温泉後は青梅市街に出て下山めし(味里 青梅新町店)

さて帰るかー

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット 携帯トイレ

感想

jasper00さんと予定していた新潟山行が週末恒例の天候不良により中止となり、ならばと来月に控える案内人山行の下見を強行。「強行」としたのは新潟より太平洋沿岸の秋雨前線にさらに近い山域に突っ込むからで、事実、雲取山頂付近の予報(ウェザーニュース。自宅出発時)を見ても一層NGな模様ではあったんですが
10/5…15時まで雨、以降くもり
10/6…終日くもり
なら、せめてテント設営&撤収時に降られなさそうなのでいいかな、と前向きに考えて出かけた次第です。

で、結果的には予報および予想よりもさらに悪目の空模様に苦労した時間帯も少なくありませんでしたが、本番では許されないレベルのチョンボ(道間違い)を前もってやらかしておくことができたのを始め、下見と割り切ればなかなか有意義な山行ができたのではないか思っています。

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体力レベル
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