【施食作戦】白沢登山口〜餓鬼岳〜白沢登山口【甲48.0】
- GPS
- 08:04
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,333m
- 下り
- 2,331m
コースタイム
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:49
天候 | 晴れ 雲やや多し。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白沢沿いの道は濡れた岩場や桟道が連続する。 餓鬼岳直前の百曲りの急登は歩き応え十分。 |
写真
感想
アルプスの無雪期山行ができるのもあと僅か。上信越から足を伸ばして餓鬼岳を歩くこととした。
西穂高稜線での大渋滞に辟易としながらも、これだけ人を集めるのはそれだけ美しい所であるということでもあり、やはり北アルプスは見ておきたいと、比較的混まないであろう外縁部の山々を歩くこととする。
浅間山から下り、温泉に浸かってさっぱりした後、白沢登山口へ。車坂峠は寒かったが、白沢は標高も低いから大丈夫だろうと思っていたが、それでも10℃くらいにはなったようだ。道は最後には車1台分の幅となり、その先に3箇所くらいに別れて駐車スペースがある。私が着いた頃には意外と車が停まっており、外縁の山でも侮るべからずと思わしめた。
暗いうちから出発しようかとも思ったのだが、暗くては滝を楽しめないだろうと日の出少し前に出発する。いよいよ入山となった時に俄然藪の中が騒がしくなり、かつての船形山の再現かと身を固くするも落ち着いて耳をすませば猿の群れのようだ。いずれにせよ、さっさと過ぎ去った方が良いだろう。急いで先へ進む。
そこから先は、凄まじい水量の沢滝の連続。橋を渡り、滝沿いの岩を梯子で昇り、斜面を流れ落ちてくる沢水を横目に歩幅の狭いトラバースを慎重に渡り、沢から上がってはまた沢に下るの繰り返しで、緊張を要しつつも変化に富んでなかなか楽しい。是非とも夏場に訪れたい名所だ。
沢を離れていよいよ本格的な登りに入る。やはり前日にあちこち歩いたせいか、結構きつい。大凪山で引き返そうか・・・などと心が弱くなってくる。大凪山を過ぎれば餓鬼岳の稜線が見えてくるのだが、その立ちはだかる山肌はさながら屏風のようである。こんなところ果たして登っていけるのだろうか・・・などと考えてもしょうがないので、ただひたすら歩くことに集中する。百曲りほどのジグザグの急登だって足を動かしていればいつかは登り切れる。
沢の流れの美しさに何度も立ち止まったのと、大凪山で結構休んだこともあって予定より時間がかかったが、何とか10時前に山頂に到達。
やはり何だかんだ言っても北アルプスは良い。まず目に飛び込んでくるのは富士山と同じく一目でわかる槍ヶ岳。そろそろ行っておきたいところ。その奥には穂高の峰々。西には富山長野県境の山々。頑張って来て良かった。先行していた男性と暫し山頂で憩いの時間を過ごす。
さて、この先どうするか。疲労蓄積の具合からもとより唐沢岳は難しいと思っていたが、展望台くらいまでならどうだろう。いろいろ考えてみたが、平前日で東京まで帰ることも考えると、あまり深入りするのもよろしくない。大人しく下山することとした。
百曲りで往路に追い越した人達と擦れ違いつつ、雲は増えたが晴れやかな気持ちで下る。上り時に、下る時には注意せねばと思った急なザレ場も何とかクリアし、最後は悠々と沢沿い散歩を楽しむ。
結局、当初予定よりかなり早く下山することになり、一風呂浴びようとも思ったのだが、ここは北信地域。東京への道は遠い。道路の渋滞を考えればさっさと帰るに如くは無しと高速をひた走りに走る。案の定、事故渋滞で到着が当初表示の予定時刻から2時間以上ビハインド。東京から車で行くとなかなか山行後に落ち着けない。
何はともあれ、餓鬼岳は素敵な所だった。また訪れる機会もあると思われる。その際は、東京への戻り時間を気にせず戦果を拡大していけるよう措置したい。
〜おしまい〜
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する