別当出会BS→(観光新道)→白山→(加賀禅定道)→一里野温泉BS
- GPS
- 17:46
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,218m
- 下り
- 2,915m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 8:03
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 9:40
天候 | DAY-1: 曇り→晴れ DAY-2: 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
渋谷マークシティ 2245 ↓ 夜行バス 金沢駅 0600 0645 ↓ 路線バス 別当出会 0855 0903 【復路 10/6(TUE)】 一里野温泉 0950 ↓ 直通バス 金沢 1130 1234 ↓ 北陸新幹線 大宮 1503 1512 ↓ 湘南新宿ライン 渋谷 1550 |
感想
10/3 自宅→渋谷駅→
10/4 金沢駅→別当出会BS→観光新道 →室堂センター→御前峰→御池めぐり →室堂センター(泊)
10.3.2245 渋谷マークシティから、夜行バス(\8,000)に乗り金沢駅に向かう。幸い空いていたので、夜行バスにしては割とよく眠れる。 10.4.0600 定刻通りに金沢駅に着く。北陸新幹線の開業で、成田空港のようになってしまい、すっかり昔の情緒は無くなった。パンとコーヒーをコンビニで買って朝食。残念ながら曇りで、雲が厚い。今年は、どうも天気に恵まれない。
0645 別当出会い行きのバス(\2,200)に乗る。これも空いていたので、ゆったりできた。途中、白峰温泉でトイレ休憩し、市ノ瀬でマイカー登山者を乗せる。
別当出会いで水を補給し身支度する。今日は、ガイドブックに、「眺めが良い」とあった観光新道を登る。ほとんど人は砂防新道の方へ行くようだ。始めは、樹林の中を行くが、次第に左手の眺めが良くなって、立派な別山が目立つようになる。市ノ瀬からの道と合流すると、尾根に出て眺めが良くなる。幸い雲も次第に切れてきて、紅葉が陽の光に映えて来る。左手に白山釈迦ヶ岳、右手に別山の姿が良い。
殿ヶ池避難小屋でランチ休憩をしている間に、天気はみるみるよくなり青空が広がって来る。黒ボコ岩で、砂防新道からの道と合流し、さらにひと登りで、広々とした弥陀ヶ原に出る。青空の下、気持ちが良い。正面には、なだらかな白山(御前峰)がたおやかだ。
弥陀ヶ原から、石段の五葉坂をひと登りすると、巨大な室堂センターに着く。宿泊の手続きを済ませ、御前峰を目指す。40分ほどで山頂に着く。白山神社の奥宮がある。その先に、山頂の標識がある。山頂からは、剣・立山、槍・穂高、乗鞍等が雲の上に見え、金沢(福井?)の街らしき広がりの向こうには、日本海と思われる青い広がりが認められる。剣ヶ峰や大汝峰は近くに見え、囲まれるように幾つかの緑の池が点在している。一番目立つのが紺屋ヶ池のようだ。
山頂から、火口に下り御池めぐりをする。雪に覆われた千蛇ヶ池が印象的だ。室堂に帰り、晩御飯を食べ、綺麗な夕焼を見て、眠りに着く。
10/5 室堂センター→大汝峰→七倉の辻 →四塚山→天池→奥長倉山→口長倉山→しかり場→一里野温泉(泊)
今日の行程となる「加賀禅定道」は長いので、綺麗な日の出を見た後、朝食を食べ、すぐに出発する。御前峰の巻道を行き、凍った千蛇ヶ池の脇に出て、大汝峰を目指す。大汝山頂は割と広く、大汝神社がある。山頂から見る御前峰、剣ヶ峰、翠が池は、絵になる景観を作っている。山頂の北には、ハイ松帯の中に、今日の行程となる七倉、四塚山へ続く登山道が延々と伸びているのが見える。気持ちの良さそうな道で嬉しくなる。
山頂からのんびり下り、切れこんだ地獄谷を右手に見て、御手水鉢に至る。登り返した所が七倉の辻だ。振り向くと、もう大汝山があんなに遠い。七倉の辻から、広々とした気持ちの良い道をのんびりと行く。きっと花の季節には、いろいろな花が咲くのだろう。四塚山に登ると、文字通り四つの塚がある。江戸時代からの禅定道なので、きっと何かの伝説もあるのだろう。
四塚山からは、これから経由する奥長倉、口長倉が遠くに見える、のびのびとした登山道が続く。天気が良い、こんな日に、誰もいない広々とした静かな登山道を歩くのは、本当に楽しい。振り返って見える四塚山も、大きな立派な山体だ。緩やかな長い坂の長坂を下り、気持ち良く油池を過ぎ、天池へ至る。右手下方に、百四丈の滝が見えて来る。なかなかの壮観だ。展望台もある。
百四丈の滝展望台から少し行くと、名前の由来が良くわからない美女坂にでる。この辺りから、少しづつ木々の高さが高くなってくる。木々の間に、奥長倉が時折見えるが、登り返しがきつそうだ。
奥長倉、口長倉と、この辺りは紅葉の中のアップダウンを繰り返す。振り返ると四塚山が、かなり遠くに見える。下山口となる白山スーパー林道(ホワイトロードと言う名前に変わったらしい)は、遥かに下だ。口長倉で、やや遅めのランチ休憩を取る。さらに何回かアップダウンを繰り返し、しかり場に着く。ここからハライ谷まで、1000m以上を一気に下る。疲れた足に、この急な下りは、厳しかった。樹林帯で全く面白みがない上に、サルの集団が多く、叫び声をあげたりするので気味が悪い。途中にある檜新宮も、サルの集団が占拠していたのでパスして下りを急ぐ。
車道に出て、スーパー林道に出て、しばらく行くとスキー場がある一里野温泉に着く。今宵の宿、岩間山荘は、幸いすぐに見つかる。この宿の温泉は、気持ちが良く、しかも空いていたので、夜に二回、朝に一回も入ってしまった。夜は、美味しい猪鍋と、畑で採れたいろいろな野菜をいただき、ぐっすり眠る。
10/6 一里野温泉→金沢駅→大宮駅→渋谷駅
一里野温泉から、女将さんに予約してもらったバス(バスの存在を知らなかったので、乗り継いで、鶴来駅にでる計画だった)に乗り、途中道の駅を経由し、金沢駅に出る。金沢には1130頃に着いたが、ちょうど新幹線が出た所で、次の新幹線まで1時間あるのには、(東海道新幹線のイメージしかなかったので)、愕然とする。
新幹線で、道の駅で買った、とちもち(バスの運転手さんのおすすめ)を食べ、大宮で湘南新宿ラインに乗り替え、16時過ぎには家に着く。金沢も随分近くなったものだ。
今回の山歩きは、今年初めて好天に恵まれ、しかも二日目の行程では出会う人もなく、とても静かで、広々とした景色の良い道を歩けたので、とても良かった。
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