記録ID: 73936
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無雪期ピークハント/縦走
道南
熊と藪と狩場山
2010年08月13日(金) [日帰り]
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- GPS
- 06:29
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,327m
- 下り
- 1,327m
コースタイム
茂津多登山口8:05-11:33山頂11:40-茂津多登山口14:34
天候 | 曇りのち晴れ やや風あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
狩場山を登るもっともポピュラーな賀老ノ滝からのコースは先月末の大雨で林道が崩壊、今年の開通の見込みは厳しいとの事。 次に短い(登山道は往復16km)真駒内コースも途中、土砂崩れのため林道は通行止め(8月20日復旧の予定) 最後に西側から登る茂津多コースのみ現在登山可能。 日本一高い場所にある灯台を目指す途中に登山口がある。 しかし「このルート大変です」 ポストの名簿を拝見。 GWは4時間の道迷い、7月は藪が酷くて3km地点で引き返したとの事。 散々な目にあっているではありませんか。 思わず「え!」と声を出した。 しかもポストに来る前、林道にていきなり熊と遭遇。 登山道往復20kmとロング(アップダウンあります) コースタイム10時間、累計標高差1400mとなかなかのルートです。 しかし後には引き返せず気合を入れてスタートした。 登山口から2,5kmまでは普通の道。 2,5km〜7;5kmまでは整備されていない藪道を進む。 山頂までの2,5kmも藪とアップダウンと思ったよりタイトです。 なんといっても熊の糞が多く鈴を2個、途中見通しが悪い場所、アプダウン等は手を叩いたり、声を出したりして慎重に進んだ。 元は一般道なのでルートファインディングまでは、いかなくともそれなりの経験が必要とされる。 いつもより足を高く上げたりしての行動は結構な運動でした。 |
写真
感想
登山口前の林道で熊を見た。
まだこちらに気づいていないようでしたが、直ぐに振り向いた。
首輪をしているようにも見えた、あまり大きくない熊でした。
写真を撮ろうと少し近づくとあわてて逃げ出した。
減速もせず、ワイヤーロープの下をくぐってあっという間に崖下に逃げた。
グリーンベレーも真っ青の離れ業でした。
それを見て、「熊って足が速い」とか「運動神経がいいんだなぁー」とか「体が柔軟」だなと感心してた。
この時、怖さは不思議と無かったが、やがて、じわりじわりとその恐怖心&不安感が沸いてきたのは言うまでも無い。
それなりの対策をしてきたが、やはり熊は遭いたくない。
林道で熊を見たので山に入ったら一体どうなってしまうのか・・・まさに前途多難!?
登山道は、茂津多(もった)コース。
藪、往復20KM、累計標高差1400M、熊のこと等等。
また直ぐ近くにある海は最後の西山から先しか見えませんでしたが(途中ガス画が掛かっていた為)、自然の奥深さを終始味わえながら登ることが出来ました。
深く、不便、遠いとは素晴らしい事だと改めて思った山行でした。
途中からの景色は言葉では言い表せなかった。
何処と無く白神岳を髣髴とさせた。
精神的にも体力的にも、ややきつかったが、思い出の山行になりました。
こう言った時の無事下山は達成感で満ち溢れている。
明日は白金温泉からオプタテシケを登る。
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コメント
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狩場山、お疲れ様でした。
熊との遭遇、北海道だからヒグマですよね。
私ならその時点で怖くて引き返します
一人で熊の気配と藪と長い距離、
気力を持ち続けないと
くじけてしまいそう。
Sakusakuさん。
こんにちは!
当日は何とか集中力を維持しながら登れました。
ギリギリだったかな、、、。
Sakusaku さんの体調は?いかがですか?
明日も続きます!\(^o^)/
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