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Yamareco

記録ID: 7395999
全員に公開
ハイキング
金剛山・岩湧山

秋冷の金剛山/妙見谷〜山頂〜行者杉〜天見駅

2024年10月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
17.1km
登り
939m
下り
1,223m

コースタイム

日帰り
山行
10:30
休憩
0:00
合計
10:30
9:10
160
12:50
10
13:00
10
15:40
50
16:30
20
16:50
120
18:50
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JRと南海電車を乗り継いで河内長野駅へ
河内長野駅前〜金剛登山口:南海バス
南海天見駅〜三国ヶ丘:南海電車、JRを乗り継いで自宅へ
コース状況/
危険箇所等
●妙見ノ滝手前までは、林道と踏み跡がある。妙見ノ滝付近は、大量の倒木に埋もれてしまっている。妙見ノ滝は、左岸に巻き道あり。妙見ノ滝から上流は、沢歩きとなる。標高720m辺りに、大きな滝が2つ連続する。
●2017年の台風による上流部の大崩落によるものか、そこから上流は、大量の倒木、流木、大小の岩、小石や土砂が、あちこちに堆積し、あるいは、表土が洗い流されて、花崗岩が露出し、新たな滝が出現したりしている。
●上流部の標高860m辺りから、倒木と土砂や小石が堆積した上に水が流れる、やや幅の広い、開放的な谷となる。頭上を蔽っていた樹林が、倒されて無くなり、青空が覗き明るい。
●標高920mに、崩落した谷の跡が現れる。雨で表土が洗い流され、流れの中央は、花崗岩の露出する滑滝となっている。水の流れもこちらの方が多く、一見すると、こちらが本流と見まちがいそうだ。しかし、手前にトラロープが張られ、ここから先に行くなと無言の内に警告している。
●このトラロープの右側に、ややか細いながら、水の流れる谷の入口が見える。実は、こちらが本流だ。これを、登っていけば、本来の詰めの谷から、山頂売店や転法輪寺に通ずる広場に出る。
●妙見谷は、途中に土石流の跡らしきものや、上流部の、浮石の多いガレた谷を登らねばならない。大雨の降った翌日などは、崩落の危険があるので注意を要する。
妙見ノ滝・・滝つぼが倒木と土砂に埋もれ、落差6mほどしかない。(写真の時刻は2時間遅くなっています。)
2024年10月20日 11:05撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 11:05
妙見ノ滝・・滝つぼが倒木と土砂に埋もれ、落差6mほどしかない。(写真の時刻は2時間遅くなっています。)
妙見ノ滝上流の、狭く暗い谷・・
2024年10月20日 11:22撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 11:22
妙見ノ滝上流の、狭く暗い谷・・
最初に出遭う、大きな滝4mぐらい・・流れの左の岩に取り付き、這い上がる・・
2024年10月20日 11:37撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 11:37
最初に出遭う、大きな滝4mぐらい・・流れの左の岩に取り付き、這い上がる・・
左の岩に取り付きながら、滝の流れを見下ろす・・
2024年10月20日 11:39撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 11:39
左の岩に取り付きながら、滝の流れを見下ろす・・
滝の落ち口辺りを見上げる・・
2024年10月20日 11:39撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 11:39
滝の落ち口辺りを見上げる・・
4m滝を這い上がると、眼前に姿を現わす7m滝・・妙見谷で最も大きく、美しい滝だ・・
2024年10月20日 11:43撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 11:43
4m滝を這い上がると、眼前に姿を現わす7m滝・・妙見谷で最も大きく、美しい滝だ・・
7m滝の右岸を巻きながら、滝を横から見下ろす・・
2024年10月20日 11:47撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 11:47
7m滝の右岸を巻きながら、滝を横から見下ろす・・
7m滝を這い上がると、すぐ目の前に、姿を現わす崖のような滝5m・・
2024年10月20日 11:49撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 11:49
7m滝を這い上がると、すぐ目の前に、姿を現わす崖のような滝5m・・
左岸を巻いていく・・巻きながら滝を見下ろす・・
2024年10月20日 11:54撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 11:54
左岸を巻いていく・・巻きながら滝を見下ろす・・
滝の落ち口から、2つの滝の下を見下ろす・・かなりの高度感がある・・
2024年10月20日 11:56撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 11:56
滝の落ち口から、2つの滝の下を見下ろす・・かなりの高度感がある・・
さらに50m上流にある滝・・左岸を巻きながら、滝の上流の樹林を見上げる・・
2024年10月20日 12:01撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 12:01
さらに50m上流にある滝・・左岸を巻きながら、滝の上流の樹林を見上げる・・
30m上流の幅広の斜瀑・・流れの中を、乗り越える・・
2024年10月20日 12:07撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 12:07
30m上流の幅広の斜瀑・・流れの中を、乗り越える・・
標高800m、両岸が苔むした岩の、6m斜瀑・・
2024年10月20日 12:25撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 12:25
標高800m、両岸が苔むした岩の、6m斜瀑・・
滝の上段・・滝の落ち口が、横を向いている・・
2024年10月20日 12:26撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 12:26
滝の上段・・滝の落ち口が、横を向いている・・
所どころに散る落ち葉が、いい風情だ・・
2024年10月20日 12:28撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 12:28
所どころに散る落ち葉が、いい風情だ・・
這い上がった滝を、上から見下ろす・・
2024年10月20日 12:30撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 12:30
這い上がった滝を、上から見下ろす・・
渓流の畔に、シラネセンキュウの花・・もう、終盤だ・・
2024年10月20日 12:35撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 12:35
渓流の畔に、シラネセンキュウの花・・もう、終盤だ・・
標高820m、土石流の跡と思われる、大岩の転がる谷を流れ落ちる水・・
2024年10月20日 12:41撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 12:41
標高820m、土石流の跡と思われる、大岩の転がる谷を流れ落ちる水・・
そのすぐ後に、倒木の突き刺さった滝・・
2024年10月20日 12:48撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 12:48
そのすぐ後に、倒木の突き刺さった滝・・
倒木の滝を乗り越えると、谷はなだらかになり、広くゆったりとした渓谷が続く・・
2024年10月20日 13:03撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 13:03
倒木の滝を乗り越えると、谷はなだらかになり、広くゆったりとした渓谷が続く・・
標高900m、7年前の台風による崩落で、樹木が倒れ、頭上に青空の覗く、小石の堆積したガレた谷を溯る・・
2024年10月20日 13:16撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 13:16
標高900m、7年前の台風による崩落で、樹木が倒れ、頭上に青空の覗く、小石の堆積したガレた谷を溯る・・
標高920m、崩落した谷から離れ、右手に入口の見える、本来の詰めの谷へ向かう・・谷を振り返ると、秋空に白い雲、そして遠くの山の稜線が覗く・・
2024年10月20日 13:22撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 13:22
標高920m、崩落した谷から離れ、右手に入口の見える、本来の詰めの谷へ向かう・・谷を振り返ると、秋空に白い雲、そして遠くの山の稜線が覗く・・
詰めの谷を登っていく・・
2024年10月20日 13:24撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 13:24
詰めの谷を登っていく・・
やがて、ブナの美しい森の中へ・・
2024年10月20日 13:42撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 13:42
やがて、ブナの美しい森の中へ・・
昨夜来の雨で、落ち葉に埋もれた地面に、ホコリタケ・・
2024年10月20日 13:47撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 13:47
昨夜来の雨で、落ち葉に埋もれた地面に、ホコリタケ・・
昼食後、ダイトレへ・・大阪府最高点辺りに、奈良県側の景色が覗く・・
2024年10月20日 14:56撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 14:56
昼食後、ダイトレへ・・大阪府最高点辺りに、奈良県側の景色が覗く・・
日当たりのいい道の脇に、センブリの花・・
2024年10月20日 14:58撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 14:58
日当たりのいい道の脇に、センブリの花・・
アキチョウジ・・
2024年10月20日 15:03撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 15:03
アキチョウジ・・
中葛城山、山頂から振り返る青空・・
2024年10月20日 16:01撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 16:01
中葛城山、山頂から振り返る青空・・
樹林の合い間に、奈良県五條市辺りが、眼下に見下ろせる・・そして、遠景の大峰山と透き通るような青空・・
2024年10月20日 16:07撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 16:07
樹林の合い間に、奈良県五條市辺りが、眼下に見下ろせる・・そして、遠景の大峰山と透き通るような青空・・
この日は、ダイトレの縦走大会が行われ、多くの人が私を追い抜いて行った。行者杉から、和歌山県側の景色が覗く・・
2024年10月20日 17:43撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 17:43
この日は、ダイトレの縦走大会が行われ、多くの人が私を追い抜いて行った。行者杉から、和歌山県側の景色が覗く・・
夕方4:24、杉尾峠を過ぎて、タンボ山へ・・
2024年10月20日 18:24撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 18:24
夕方4:24、杉尾峠を過ぎて、タンボ山へ・・
日没30分前、西ノ行者到着。ここで、ヘッドライトを装着。薄暗がりの中、電池を交換すると、ライトが点かない。もしや故障かと焦る・・ふたを開けて調べると、電池の+−を間違えていたことに気付き、ライトが点いてホッとする・・
2024年10月20日 18:44撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 18:44
日没30分前、西ノ行者到着。ここで、ヘッドライトを装着。薄暗がりの中、電池を交換すると、ライトが点かない。もしや故障かと焦る・・ふたを開けて調べると、電池の+−を間違えていたことに気付き、ライトが点いてホッとする・・
鉄塔巡視路の尾根から、タイ谷道へ向かう。日没まで後15分・・電線の向こうには府庁山・・
2024年10月20日 19:05撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 19:05
鉄塔巡視路の尾根から、タイ谷道へ向かう。日没まで後15分・・電線の向こうには府庁山・・
斜面をトラバースする危険な道を、ヘッドライトの明かりを頼りに、ひたすら下った。天見駅到着は、とっぷり日の暮れた夕方6:50だった・・
2024年10月20日 19:27撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
10/20 19:27
斜面をトラバースする危険な道を、ヘッドライトの明かりを頼りに、ひたすら下った。天見駅到着は、とっぷり日の暮れた夕方6:50だった・・
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ ゲイター 軍手

感想

 ようやく秋らしい、冷んやりした冷気に蔽われた日曜日、私の金剛山への登山道は、もう、妙見谷しか考えられない。
 誰一人歩かない静かな谷・・自然林に蔽われた谷の左岸・・標高850mから上は、谷の両岸が美しい自然林となる・・丸滝谷よりもスケールが大きく、広々とした伸びやかで大きな谷・・大阪側の谷の中では、おそらく一番だと思う。この谷の紅葉は、いったいどれだけの色で彩られるのか、見てみたい。
 この日は、ダイトレの縦走大会が催されていた。私を次々と追い抜いていく登山者たち・・気持ちのいい秋の冷気を、もう少し感じていたくて、私も天見駅まで足を延ばした。西ノ行者でヘッドライトを装着。鉄塔巡視路の尾根を下り、危険な谷沿いの斜面をトラバースする道・・日没を迎え、真っ暗な山中を、ヘッドライトの明かりを頼りに、ひたすら歩いた。
 島ノ谷の林道に下山したのが、夕方6:00、天見駅到着が6:50だった。

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コメント

おつかれさまです。
妙見谷ルートを登られるだけでも満腹になるというのに、その後に天見駅まで縦走とは相当あるかれましたね。
比良山系の定番ルートよりも距離は長く高低差は小さめのようですが比較していかがだったでしょうか。
毎年のように出場していたチャレンジ登山大会の金剛山からの後半戦はかなり厳しいものだった記憶しかありません。
近年ではバイパス道路工事の関係もあってか天見駅ゴールから紀見峠駅ゴールに変わってしまいましたので、天見駅へのルートがなつかしいです。
ただ、危険な谷沿いの斜面を歩いた記憶がないので大会とは異なるルートだったのかもしれません。
妙見谷ルートの紅葉がどんな様子なのか私も気になりまして、過去に登った記事を遡ってみましたが、10月や11月には登っていませんでした。
2024/10/25 18:22
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1
 キバラーさん、コメントありがとうございます。
 妙見谷は、キバラーさんが思われるほど、危険でワイルドな道ではありません。滝を巻く場面で、2〜3カ所、慎重に通過しなければならない場所がありますが、それも慣れれば平気になります。谷のほとんどがなだらかで、平坦なルートです。最後の詰めの谷を除けば、歩いていて息が切れるような急登もありません。美しい滝を眺め、頭上を蔽う美しい自然林を見上げながら、私は、のんびり、癒される気持ちで歩いています。ちょうど、キバラーさんが、草原のなだらかな高原を歩かれる時と、同じような気持ちで歩いていると思いますよ(笑)。
 天見駅までのダイトレの尾根道は、久留野峠への下りと中葛城山への登り、千早峠への下りが一番しんどいと思います。千早峠から向こうは、なだらかなアップダウンの続く登山道ばかりで、道もよく整備された快適なルートです。ですから、千早峠まで来てしまえば、もう後は楽ちんだ・・と私は感じます。
 この日のダイトレ縦走大会でも、ゴールは紀見峠駅のようでした。参加者のみなさんは、みな腕にテープを巻いておられました。
 私が下山に使ったルートは、チャレンジ登山大会で歩いておられた「ブンタ谷道」の一つ手前の破線道で、「タイ谷道」といいます。山と高原地図にも載っています。始めはなだらかな尾根道ですが、尾根から谷に下る所で、とんでもない崖をつづら折れにトラバースする危険な道になっています。谷に着地してからも、谷から離れて、右手の尾根の斜面を延々とへつっていく、気の抜けない道です。人がほとんど歩かないのか、私が歩いた時、ヘッドライトに照らされて光る、分厚い蜘蛛の巣が、次々と行く手を遮り、ストックでなぎ払いながら下らなければなりませんでした。
 妙見谷の紅葉・・金剛山は、比良よりも少し遅いかな・・と考え、11月中旬くらいに歩いて確かめたいと思っています。楽しみです(笑)。
2024/10/25 21:36
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プロフィール画像
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