屏風岩
- GPS
- 19:40
- 距離
- 35.3km
- 登り
- 6,797m
- 下り
- 6,773m
コースタイム
- 山行
- 3:07
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 4:09
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 3:14
- 合計
- 12:22
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
ルンゼは悪い
穂高屏風岩。ボルトでの登攀に始まり、フリー化への先駆けともなったクラシックな岩壁。
それゆえリングボルトがボロボロ、そもそも欲しいところに打たれてなかったり、かなりランナウトしたりする。というより草付きは支点を打てないし、岩ごと崩れてるのかも。
屏風岩雲稜ルートを目指した。が、昔の本には「岩小屋をすこし登ってアプローチ」と記載があるらしく、ルンゼに突っ込んでしまった。T4取付きは正しくは岩小屋すぐ上部の壁だが、明瞭な支点もないし、「ちょっと」ってどのくらいか判断つかないし、正直朝イチにはツラそうな壁だし、と日和ってしまった。
ルンゼの中は要所に古いリングボルトが打たれており、垂直になる場所にはあったりなかったりした。草付きは岩がもろく抜ける。3ピッチ進んだあたりでだいぶ悪くなるが、濡れや砂もあるからアプローチシューズは脱げない。4ピッチ目私リードはアブミ。6本くらいで抜けた。アブミの最上段に立たないと次をかけられず、よく作ったなぁと感心する。草のバンドと次の壁の境でビレイ。
5ピッチ、右上からフレークをチムニー登り。
以降支点とれないまま草を掴みながら登る。残置のハーケンでビレイ。6ピッチ10mほど登れば緑ルート1ピッチめの終了点。左方、上に登ると11のハング。見るからにやばい。
またいたるところにアブミ用と見られるリングボルトが打たれていた。
ここで懸垂して、やっとT4取付に降りることができた。
結果としてはアプローチミスからのルート復帰まで。グレードより脆い岩と落石、ランナウトに慄きながらのクライミングだった。事前のルート調査、ほかルートの確認は抜かりがあった。
一方で探検的なクライミングができたことは貴重な経験となった。
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