双石山
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- GPS
- 03:38
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 439m
- 下り
- 473m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
宮崎市近郊において、
登山愛好者に一番愛されている山は、
この「双石山」といっても、
そこんとこに異論は、聞かれないと思う。
「いやいや、釈迦岳でしょ」という声もあるかもしれない。
実は私もどちらかというと釈迦岳かな。
とにかく双石山は人気すぎて、ちょとばかり
反抗したい中学生気分になっちゃうのです。
週末となると、登山口の前は車がギッシリと詰まる。
山中に入れば、多少の悪天候でも、
必ず誰かと行き会い、挨拶を交わせる。
たった500メートルの山ではあるが、
キラキラと沢山の魅力を持った山だ。
用事をすませて、11時と少し遅めに小谷登山口へ着く。
なんとか隅っこに車を置く事ができた。
とはいえ三連休の中日としては、少ないほうだ。
稜線に上がるまでが、この山の醍醐味でもある。
だから私の場合、山頂まで行く事は、めったにしない。
山頂まで、あと10分の山小屋でお昼を食べたら、そのまま下る事もよくある。
たまには山頂の看板にタッチしてこようと、この日は思った。
小谷登山口の入口で、いきなりのキバナノホトトギスの出迎え。
よくもまあ、踏まれずにいるもんです。
ゆっくりゆっくり、針の耳分岐まで来た頃、
後ろからにぎやかな一団の声がする。
四人組の中高年で、スポーティな服装だが、
山登りの服装ではない。
どうやら「ノリ」で来たような雰囲気。
人の装備を、とやかくはいえない私(笑)なので、
別にめくじらたてる気持ちはまったくない。
けれど、このグループ以外にも、何組かの集団は、
なんともあぶなかしいく感じてしまった。
ファミリーのグループは微笑ましくもあるが、
それは子連れ、ジジババ連れの混成軍団でもありますから。
十二分に注意を払わないと、楽しい山が暗黒の山になってしまわないように。
さて、この四人組のグループとは、山頂までの間、
道草を食いながら、何度も抜いたり抜かれたりで、言葉を交わしました。
展望所をすぎて、小屋に着き、小屋裏にあるベストな場所で
ちょっと遅いコンビニ弁当の昼食をとる。
時々ブログを楽しませて頂いているSさんと相席。双石山の偉大な先達です。
沢山の楽しい話を伺う。その中で先月と昨年におきた二つの遭難事故の話があった。
どちらもヘリが飛び、消防隊が入山した事故で、
Sさんは現場におられたとの事で、どう対応したかという事を仔細に伺えた。
自分なら、どう行動したろう?と考えさせられた。
この後、ヤッコソウのかわいい頭を確認しつつ、山頂へと。
前述の四人グループが食事中だ。
少し疲れがある様子で、来た道を戻り下るのは、若干の懸念が伺えた。
さっきまで小屋裏で話していた、遭難事故の件が頭をよぎり、
九平への下りの道を説明して、舗装道路を歩きをすすめて、
どうぞ気をつけてと声をかけ、
自分は、もと来た稜線を、ピストンで下山する事とした。
ゴンゴン下って、一時間後に小谷登山口に着いたその時、
サイレンが鳴り響いて、ヘリの音が聞こえた。
目の前を消防車、救急車、パトカー、地元の消防団が駆け抜けていった。
とっさに、山で何かあったな。と直感。
救急隊の一団は、九平方面に向かっていった。
よもや、さっきの四人グループか?
すぐに車に乗り、後を追いかける。
四人組が何事もなく下っていれば、この舗装道路歩きをしている頃。
つまり途中ですれ違えるはず。そう思いながらアクセルを踏むと、
遠くからボチボチと歩いてくる一団。
ホッとしました。
車の窓から声をかけ、下る時になにか異変はなかったかと聞くと、
何も見てない。何もなかった。と返事が。
だとすると別のグループ。それも通常の下りのコースではなく、
奥の院へ下るコースを取ったグループではないかと。
九平に着くと、鳥居の前の広場で、
緊張した空気の中、沢山の消防関係の隊員が。
うかつに様子を聞けない雰囲気。
野次馬や登山者も何人か集まってきているが、
詳しい状況はわからず。
私の車を含めて、後続車の路駐が増えはじめ、
関係車両や緊急車両が置けなくなってしまうと思い、
気になりつつも、そこを離れました。
詳細はわからないままですが、
大事になっていませんように。
二か月連続での救急隊の出動。
本当に、楽しい楽しい山なのです。
大事になっていませんように。
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